有価証券報告書-第34期(平成30年7月1日-令和1年6月30日)
金融商品関係
(金融商品関係)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、余資については安全性の高い短期的な預金等によることとしております。資
金調達については自己資本、銀行借入によることとしております。なお、デリバティブ取引は、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
現金及び預金の一部は外貨預金であり、為替変動リスクに晒されております。
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、外貨建ての営業債権は、為替の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、すべて短期間で決済されています。一部外貨建営業債務については、為替の変動リスクに晒されております。
借入金は、主に設備投資及び開発活動を目的とした資金調達であり、このうち一部は金利の変動リスクに晒されております。
デリバティブ取引は、借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジを目的とした金利ス
ワップ取引であります。ヘッジの有効性の評価方法は、金利スワップの特例処理の要件を満たし
ているため、その判定をもって有効性の評価を省略しております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社グループは、営業債権について、各担当部門が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
当社グループの売上高の大半は欧米のOEM先向けのものであり、その取引価格は、ユーロ建、ドル建、円建のものが混在しております。現地生産・販売を実施している製品を除き、価格に
対する為替変動の影響については、概ねその為替差損益について両社で折半し、取引価格に加
減算する契約となっておりますが、いずれにせよ為替変動の影響を受けるものとなっておりま
す。なお、為替に係るデリバティブは利用しておりません。
変動金利による借入金については、借入時に市場動向を考慮し、担当役員の承認のもと実施
しております。金利スワップ取引の執行・管理については、取引権限を定めた社内規程に従っ
て行っております。
投資有価証券については、定期的に発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係等を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社グループは、営業取引等に基づく資金の収支及び設備投資予定に基づく支出予定を勘案して、担当部門が適時に資金繰計画を作成・更新し、手元資金に不足が生じないよう管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
(5)信用リスクの集中
当連結会計年度の連結決算日現在における営業債権のうち86.6%が特定の大口顧客に対するものであります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
前連結会計年度(2018年6月30日)
(*1)受取手形及び売掛金に対応する一般貸倒引当金を控除しております。
(*2)長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金を含めて記載しております。
当連結会計年度(2019年6月30日)
(*1)受取手形及び売掛金に対応する一般貸倒引当金を控除しております。
(*2)長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金を含めて記載しております。
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資産
(1) 現金及び預金、(2) 受取手形及び売掛金
これらは、短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
負債
(1) 支払手形及び買掛金、(2) 未払法人税等、(3) 短期借入金
これらは、短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(4) 長期借入金
これらの時価は、元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で
割り引いた現在価値により算定しております。なお、変動金利による長期借入金のうち
金利スワップの特例処理の対象とされるものは、当該金利スワップがヘッジ対象とされ
ている長期借入金と一体として処理されるため、その時価は長期借入金の時価に含めて
記載しております。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
(*)これらについては、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積もることができず、時価を把握することが極めて困難と認められることから、金融商品の時価等に関する事項には含めておりません。
3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2018年6月30日)
当連結会計年度(2019年6月30日)
4.短期借入金及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2018年6月30日)
当連結会計年度(2019年6月30日)
1.金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、余資については安全性の高い短期的な預金等によることとしております。資
金調達については自己資本、銀行借入によることとしております。なお、デリバティブ取引は、後述するリスクを回避するために利用しており、投機的な取引は行わない方針であります。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
現金及び預金の一部は外貨預金であり、為替変動リスクに晒されております。
営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。また、外貨建ての営業債権は、為替の変動リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、すべて短期間で決済されています。一部外貨建営業債務については、為替の変動リスクに晒されております。
借入金は、主に設備投資及び開発活動を目的とした資金調達であり、このうち一部は金利の変動リスクに晒されております。
デリバティブ取引は、借入金に係る支払金利の変動リスクに対するヘッジを目的とした金利ス
ワップ取引であります。ヘッジの有効性の評価方法は、金利スワップの特例処理の要件を満たし
ているため、その判定をもって有効性の評価を省略しております。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
① 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理
当社グループは、営業債権について、各担当部門が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。
② 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理
当社グループの売上高の大半は欧米のOEM先向けのものであり、その取引価格は、ユーロ建、ドル建、円建のものが混在しております。現地生産・販売を実施している製品を除き、価格に
対する為替変動の影響については、概ねその為替差損益について両社で折半し、取引価格に加
減算する契約となっておりますが、いずれにせよ為替変動の影響を受けるものとなっておりま
す。なお、為替に係るデリバティブは利用しておりません。
変動金利による借入金については、借入時に市場動向を考慮し、担当役員の承認のもと実施
しております。金利スワップ取引の執行・管理については、取引権限を定めた社内規程に従っ
て行っております。
投資有価証券については、定期的に発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係等を勘案して保有状況を継続的に見直しております。
③ 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理
当社グループは、営業取引等に基づく資金の収支及び設備投資予定に基づく支出予定を勘案して、担当部門が適時に資金繰計画を作成・更新し、手元資金に不足が生じないよう管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。
(5)信用リスクの集中
当連結会計年度の連結決算日現在における営業債権のうち86.6%が特定の大口顧客に対するものであります。
2.金融商品の時価等に関する事項
連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握することが極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。
前連結会計年度(2018年6月30日)
連結貸借対照表計上額(千円) | 時価(千円) | 差額(千円) | |
(1)現金及び預金 | 2,056,170 | 2,056,170 | - |
(2)受取手形及び売掛金 | 932,046 | ||
貸倒引当金(*1) | △2,045 | ||
930,000 | 930,000 | - | |
資産計 | 2,986,171 | 2,986,171 | - |
(1)支払手形及び買掛金 | 354,632 | 354,632 | - |
(2)未払法人税等 | 22,058 | 22,058 | - |
(3)短期借入金 | 500,000 | 500,000 | - |
(4)長期借入金(*2) | 714,465 | 711,238 | △3,226 |
負債計 | 1,591,156 | 1,587,929 | △3,226 |
(*1)受取手形及び売掛金に対応する一般貸倒引当金を控除しております。
(*2)長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金を含めて記載しております。
当連結会計年度(2019年6月30日)
連結貸借対照表計上額(千円) | 時価(千円) | 差額(千円) | |
(1)現金及び預金 | 1,845,417 | 1,845,417 | - |
(2)受取手形及び売掛金 | 1,200,341 | ||
貸倒引当金(*1) | △1,890 | ||
1,198,450 | 1,198,450 | - | |
資産計 | 3,043,868 | 3,043,868 | - |
(1)支払手形及び買掛金 | 369,409 | 369,409 | - |
(2)未払法人税等 | 30,367 | 30,367 | - |
(3)短期借入金 | 480,000 | 480,000 | - |
(4)長期借入金(*2) | 480,515 | 474,729 | △5,785 |
負債計 | 1,360,292 | 1,354,506 | △5,785 |
(*1)受取手形及び売掛金に対応する一般貸倒引当金を控除しております。
(*2)長期借入金には、1年内返済予定の長期借入金を含めて記載しております。
(注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項
資産
(1) 現金及び預金、(2) 受取手形及び売掛金
これらは、短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
負債
(1) 支払手形及び買掛金、(2) 未払法人税等、(3) 短期借入金
これらは、短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。
(4) 長期借入金
これらの時価は、元利金の合計額を、同様の新規借入を行った場合に想定される利率で
割り引いた現在価値により算定しております。なお、変動金利による長期借入金のうち
金利スワップの特例処理の対象とされるものは、当該金利スワップがヘッジ対象とされ
ている長期借入金と一体として処理されるため、その時価は長期借入金の時価に含めて
記載しております。
2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品
(単位:千円) |
区分 | 前連結会計年度 (2018年6月30日) | 当連結会計年度 (2019年6月30日) |
非上場株式(*) | 37,440 | 37,440 |
(*)これらについては、市場価格がなく、かつ将来キャッシュ・フローを見積もることができず、時価を把握することが極めて困難と認められることから、金融商品の時価等に関する事項には含めておりません。
3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2018年6月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 5年以内 (千円) | 5年超 10年以内 (千円) | 10年超 (千円) | |
現金及び預金 | 2,056,170 | - | - | - |
受取手形及び売掛金 | 932,046 | - | - | - |
合計 | 2,988,216 | - | - | - |
当連結会計年度(2019年6月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 5年以内 (千円) | 5年超 10年以内 (千円) | 10年超 (千円) | |
現金及び預金 | 1,845,417 | - | - | - |
受取手形及び売掛金 | 1,200,341 | - | - | - |
合計 | 3,045,758 | - | - | - |
4.短期借入金及び長期借入金の連結決算日後の返済予定額
前連結会計年度(2018年6月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 2年以内 (千円) | 2年超 3年以内 (千円) | 3年超 4年以内 (千円) | 4年超 5年以内 (千円) | 5年超 (千円) | |
短期借入金 | 500,000 | - | - | - | - | - |
長期借入金 | 328,950 | 227,483 | 106,746 | 47,844 | 3,442 | - |
合計 | 828,950 | 227,483 | 106,746 | 47,844 | 3,442 | - |
当連結会計年度(2019年6月30日)
1年以内 (千円) | 1年超 2年以内 (千円) | 2年超 3年以内 (千円) | 3年超 4年以内 (千円) | 4年超 5年以内 (千円) | 5年超 (千円) | |
短期借入金 | 480,000 | - | - | - | - | - |
長期借入金 | 247,483 | 126,746 | 67,844 | 23,442 | 15,000 | - |
合計 | 727,483 | 126,746 | 67,844 | 23,442 | 15,000 | - |