有価証券報告書-第34期(2022/03/01-2023/02/28)

【提出】
2023/05/26 9:29
【資料】
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【項目】
107項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)会社の経営方針・経営戦略等
当社として以下の企業理念および経営方針を定めております。
(企業理念)
「世界の人々を笑顔にする “もの創り” 」
企業理念に込められている意味
“開拓精神”“貢献”“笑顔”は、当社が最も大切にしているテーマであること
また、「当社製品を使用して頂き、人々を笑顔にする」という意味を込めております。
(経営理念)
1.価値ある製品を提供します。
2.常に開拓精神を持ち続けチャレンジします。
3.もの創りを通して創造力豊かな人材を育てます。
4.持続可能な企業活動により社会・株主に貢献します。
企業活動を通じて、営業基盤の拡充、コスト競争力の強化、永続的な収益力の向上を図ることで、株主様、取引先様、従業員などすべての利害関係者の信頼にお応えできるよう邁進してまいります。
(2)会社の経営環境
国内の経営環境は、新型コロナウイルス感染症の感染対策が緩和されたことにより、経済活動は正常化に向かいつつあります。しかし、海外の経営環境は、米中貿易摩擦の長期化やロシア・ウクライナ情勢を背景とした資源価格の上昇など、経済情勢は先行き不透明な状況が残っております。
こうした外的環境ではありますが、ゴルフ業界につきましては、密を避けたレジャーとして国内外ともに高い需要が継続し、市場全体が好調に推移しております。
このような状況の中、当社は(5)の優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題を推進してまいります。
(3)目標とする経営指標
当社としては、売上・利益の成長、生産体制の改善等に取組みながら、収益力の強化を図り、企業価値の向上や体質の強化に努めております。
経営指標目標としては、「営業利益率」の成長を掲げております。
経営目標は、将来の業績の実現を保証するものではなく、不確実性やリスク要因が含まれているため、実際の業績は今後様々な要因によって異なる結果となる可能性があります。
(4)中長期的な会社の経営戦略
新たな事業展開を推進し、経営基盤の確立に邁進する所存であります。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症対策による緩和等はあるものの、依然として先行き不透明な状況が続いております。このことから、以下の課題に対し優先的かつ重点的に取り組んでまいります。また、新型コロナウイルス感染症による影響の長期化に備えるため、資金調達については継続して取引金融機関と協議を行ってまいります。
① 事業基盤の強化と拡充
当社は、主力製品であるゴルフシャフト製造販売において日本市場及び海外市場向けの各メーカー製品のコンセプトに合った製品提供を図ることを基本としております。
ゴルフシャフト製造販売については、安定した受注獲得の強化と増産体制の構築に努め、収益の安定化を目指すよう取り組んでおります。
② 多角化事業基盤の強化等
当社は、ゴルフシャフト製造販売が主力であり、売上高及び利益ともに大部分を占めております。そのため、第2の事業基盤の確立が課題だと認識しております。このことから、炭素繊維積層技術を活かし、コンポジット関連製品のコンセプトを活かした製品造りを繰り返しながら、着実に事業化できるよう努めております。