訂正有価証券報告書-第87期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2017/08/31 16:11
【資料】
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【項目】
129項目

対処すべき課題

今後の見通しにつきましては、米国経済は改善傾向が続くと予想されるものの、新興国の景気下振れや原油価格下落を受けた産油国の動向、世界各地で頻発するテロの発生など海外発のリスク要因は少なからずあり、予断を許さない厳しい経営環境にあると思われます。
このような状況のなか当企業集団は「工夫しよう丁寧な仕事と効率化 活用しようグループ力」の行動指針のもと、引き続きカンボジア、ミャンマー、フィリピンなどの新興国での拠点設立に向けた準備を行うとともに、欧米市場に強みを持つSCS社とのシナジーを発揮し、地域的な補完性も含めてグローバル市場で一段と地位を固め、パリレンコーティング事業の底上げを図ってまいります。さらにバイオや医療品分野への新ビジネス展開を推進しKISCOの付加価値を取引先や社会に提供することにより企業として持続可能な社会の構築に貢献できるよう努めてまいります。
また、企業の社会的信頼を確保するため、内部統制システムの運用強化やコンプライアンスの徹底に向けた真摯な取り組みを継続することにより、当社グループの企業価値向上に努めるとともに風通しの良い社内風土を定着させ、自由闊達な社風の構築に努めてまいります。