有価証券報告書-第67期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
(経営成績等の状況の概要)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業集団が判断したものであります。
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症拡大のため、二度に亘り政府より緊急事態宣言が発出され、社会・経済活動が停止し国内消費は大きく落ち込みました。同宣言が解除されると段階的に社会・経済活動が再開され景気に改善の兆しも見られましたが、再度のリバウンドが懸念され同感染症の収束が見通せないなど、不透明な状況が続いております。
ステンレス鋼業界におきましては、新型ウイルス感染症拡大の影響により各分野において設備投資の延期や中止が見られ、需給は大幅に悪化しました。ニッケル価格の上昇により年明け以降複数の品種において値上げの動きが見られたものの、全般的にステンレス鋼市況は軟調な展開となり、国内流通マーケットは厳しい環境となりました。その結果、令和2年暦年のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、前年比18.6%減の217.2万トンと大幅に前年を下回りました。
このような状況のなか、当社企業集団の連結業績は、主力事業であるステンレス鋼その他金属材料の販売事業において、引き続き在庫販売に重点をおいた営業活動を推進するとともに、加工品を中心とした高付加価値商品やチタンの販売にも積極的に取り組みましたが、営業活動が制限される中、需要の減退により販売数量が大幅に減少したことから、売上高は前連結会計年度に比べ12.5%減少の49,379,392千円となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費の削減に努めたものの売上高の低迷により、前連結会計年度に比べ59.8%減少の446,899千円、経常利益は54.7%減少の501,544千円、親会社株主に帰属する当期純利益は68.2%減少の220,559千円となりました。
ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
UEX単体のステンレス鋼の販売について、前連結会計年度に比べ販売価格が2.0%上昇したものの販売数量は18.8%減少しました。また、連結子会社においても店売り販売が低調に推移したこと等により、売上高は前連結会計年度に比べ12.8%減少の47,559,166千円となりました。営業利益は、感染症拡大の影響から営業活動に制約を受けたこと等により販売費及び一般管理費は減少したものの、販売数量が大幅に減少したため、前連結会計年度に比べ71.1%減少の247,042千円となりました。
当事業におきましては、引き続き在庫販売に重点をおいた営業活動を進めてまいりますとともに、加工品分野を中心に付加価値を高める提案営業をさらに充実させてまいります。加えて、チタン販売及び建材の拡販にも注力してまいります。一方で、コストと収益性を重視した販売を進めていくことにより収益力の向上に取り組んでまいります。
ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
国内建築分野のステンレス加工品販売事業及び中国における造管事業ともに新型ウイルス感染症拡大の影響を受けたことから低調に推移し、売上高は前連結会計年度に比べ5.5%減少の1,045,880千円となりました。営業利益は、売上高の減少に加え、国内工場において修繕費の計上があったこと等により売上総利益率が低下したため、前連結会計年度に比べ32.4%減少の121,503千円を計上しました。
中国造管事業におきましては、引き続き新規需要家の開拓が課題と認識しております。既存顧客の深掘りに加え中国に進出している日系企業を中心に営業活動を展開し、確固たる収益基盤を構築してまいります。
機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業
化学及び食品関連向けに設備工事の受注があり、売上高は前連結会計年度に比べ2.7%減少となったものの774,347千円を確保しました。営業利益は、物件工事における購買努力に加え販売費及び一般管理費が減少した結果、前連結会計年度に比べ4.3%増加の77,125千円となりました。
当事業におきましては、顧客基盤の拡大が課題と認識しております。そのため、機械商社や機器メーカーとの連携強化等により顧客開拓に全力を尽くしてまいります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動により1,218,638千円の収入、投資活動により439,729千円の支出、財務活動により498,020千円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物は換算差額も含め295,609千円の増加となり、期末残高は前連結会計年度末に比べ6.3%増加し、4,952,324千円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上490,109千円、たな卸資産の減少1,411,823千円などにより、1,218,638千円の収入となりました。(前連結会計年度は2,314千円の収入) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出373,124千円などにより、439,729千円の支出となりました。(前連結会計年度は2,786,139千円の支出) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出468,466千円などにより、498,020千円の支出となりました。(前連結会計年度は4,080,782千円の収入)
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しておりません。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しておりません。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社企業集団の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業集団が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における経営成績の状況の分析につきましては、本項目の「(業績等の概要)(1)業績」に記載しております。
当社企業集団はステンレス鋼の販売を事業の中核としており、ステンレス鋼価格の動向が当社企業集団の経営成績に重要な影響を与える要因であります。
ステンレス鋼価格は、国内外の需要動向や原料のニッケル及びフェロクロム価格の動向等により変動します。
(2) 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容
①資産
資産合計は、商品及び製品等の流動資産の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,744,823千円減少し、39,437,481千円となりました。
②負債
負債合計は、支払手形及び買掛金の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,842,051千円減少し、26,606,152千円となりました。
③純資産
純資産合計は、剰余金の配当264,467千円がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上220,559千円、その他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末に比べ97,228千円増加し、12,831,329千円となりました。以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ2.2%増加し、31.1%となりました。
セグメントごとの資産は、次のとおりであります。
(ステンレス鋼その他金属材料の販売事業)
当連結会計年度末におけるステンレス鋼その他金属材料の販売事業における資産は、前連結会計年度末に比べ2,766,377千円減少し、38,965,687千円となりました。
(ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業)
当連結会計年度末におけるステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業における資産は、前連結会計年度末に比べ46,023千円増加し、941,123千円となりました。
(機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業)
当連結会計年度末における機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業における資産は、前連結会計年度末に比べ120,274千円減少し、470,290千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
①資金配分方針
資金配分方針については、適正な手許現金及び現金同等物の水準を定め、企業価値向上に資する資金の配分に努めており、それを超える部分については成長投資、株主還元等への原資と致します。株主還元については経営における重要課題の一つと考えており、連結配当性向30%の維持を目標としております。
②資金需要
毎期経常的な資金需要といたしまして、運転資金、設備投資、借入金の返済、配当等に資金を充当しております。
③資金の源泉
資金需要を満たすための資金は、原則として、営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、必要に応じて、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性の確保及び財務の健全性・安定性を維持するため、銀行等から借入等を行う方針です。資金調達を行う際は、期間や国内外の市場金利動向等、また自己資本比率、DEレシオ(負債資本倍率)やROEといった財務指標への影響度等を総合的に勘案しながら、最適な資金調達を実施しております。
④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、経営成績と同様、本項目の「(業績等の概要)(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが1,218,638千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが439,729千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが498,020千円の支出となった結果、当連結会計年度末は前連結会計年度末に比べ295,609千円増加し4,952,324千円となりました。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社企業集団の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
①繰延税金資産の回収可能性
繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。具体
的には、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対し
て評価性引当額を計上しています。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタック
ス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計
上しております。
当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連
結会計年度の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能
性があります。
②退職給付債務の算定
当社企業集団には、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連す
る勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数
理計算上の仮定には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率等の様々な計算基礎があります。
当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。
なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)(9)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。
③のれんの評価
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に
記載しております。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業集団が判断したものであります。
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型ウイルス感染症拡大のため、二度に亘り政府より緊急事態宣言が発出され、社会・経済活動が停止し国内消費は大きく落ち込みました。同宣言が解除されると段階的に社会・経済活動が再開され景気に改善の兆しも見られましたが、再度のリバウンドが懸念され同感染症の収束が見通せないなど、不透明な状況が続いております。
ステンレス鋼業界におきましては、新型ウイルス感染症拡大の影響により各分野において設備投資の延期や中止が見られ、需給は大幅に悪化しました。ニッケル価格の上昇により年明け以降複数の品種において値上げの動きが見られたものの、全般的にステンレス鋼市況は軟調な展開となり、国内流通マーケットは厳しい環境となりました。その結果、令和2年暦年のステンレス鋼生産量(熱間圧延鋼材ベース)は、前年比18.6%減の217.2万トンと大幅に前年を下回りました。
このような状況のなか、当社企業集団の連結業績は、主力事業であるステンレス鋼その他金属材料の販売事業において、引き続き在庫販売に重点をおいた営業活動を推進するとともに、加工品を中心とした高付加価値商品やチタンの販売にも積極的に取り組みましたが、営業活動が制限される中、需要の減退により販売数量が大幅に減少したことから、売上高は前連結会計年度に比べ12.5%減少の49,379,392千円となりました。営業利益は、販売費及び一般管理費の削減に努めたものの売上高の低迷により、前連結会計年度に比べ59.8%減少の446,899千円、経常利益は54.7%減少の501,544千円、親会社株主に帰属する当期純利益は68.2%減少の220,559千円となりました。
ステンレス鋼その他金属材料の販売事業
UEX単体のステンレス鋼の販売について、前連結会計年度に比べ販売価格が2.0%上昇したものの販売数量は18.8%減少しました。また、連結子会社においても店売り販売が低調に推移したこと等により、売上高は前連結会計年度に比べ12.8%減少の47,559,166千円となりました。営業利益は、感染症拡大の影響から営業活動に制約を受けたこと等により販売費及び一般管理費は減少したものの、販売数量が大幅に減少したため、前連結会計年度に比べ71.1%減少の247,042千円となりました。
当事業におきましては、引き続き在庫販売に重点をおいた営業活動を進めてまいりますとともに、加工品分野を中心に付加価値を高める提案営業をさらに充実させてまいります。加えて、チタン販売及び建材の拡販にも注力してまいります。一方で、コストと収益性を重視した販売を進めていくことにより収益力の向上に取り組んでまいります。
ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業
国内建築分野のステンレス加工品販売事業及び中国における造管事業ともに新型ウイルス感染症拡大の影響を受けたことから低調に推移し、売上高は前連結会計年度に比べ5.5%減少の1,045,880千円となりました。営業利益は、売上高の減少に加え、国内工場において修繕費の計上があったこと等により売上総利益率が低下したため、前連結会計年度に比べ32.4%減少の121,503千円を計上しました。
中国造管事業におきましては、引き続き新規需要家の開拓が課題と認識しております。既存顧客の深掘りに加え中国に進出している日系企業を中心に営業活動を展開し、確固たる収益基盤を構築してまいります。
機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業
化学及び食品関連向けに設備工事の受注があり、売上高は前連結会計年度に比べ2.7%減少となったものの774,347千円を確保しました。営業利益は、物件工事における購買努力に加え販売費及び一般管理費が減少した結果、前連結会計年度に比べ4.3%増加の77,125千円となりました。
当事業におきましては、顧客基盤の拡大が課題と認識しております。そのため、機械商社や機器メーカーとの連携強化等により顧客開拓に全力を尽くしてまいります。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のキャッシュ・フローは、営業活動により1,218,638千円の収入、投資活動により439,729千円の支出、財務活動により498,020千円の支出となりました。この結果、現金及び現金同等物は換算差額も含め295,609千円の増加となり、期末残高は前連結会計年度末に比べ6.3%増加し、4,952,324千円となりました。 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の計上490,109千円、たな卸資産の減少1,411,823千円などにより、1,218,638千円の収入となりました。(前連結会計年度は2,314千円の収入) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出373,124千円などにより、439,729千円の支出となりました。(前連結会計年度は2,786,139千円の支出) 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出468,466千円などにより、498,020千円の支出となりました。(前連結会計年度は4,080,782千円の収入)
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業 | 1,133,642 | △9.8 |
| 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業 | 774,592 | △2.6 |
| 合計 | 1,908,233 | △7.0 |
(注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間取引については、相殺消去しておりません。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(千円) | 前期比(%) | 受注残高(千円) | 前期比(%) |
| ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業 | 1,126,874 | △10.2 | 41,312 | △13.8 |
| 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業 | 592,890 | △40.3 | 240,669 | △43.0 |
| 合計 | 1,719,763 | △23.5 | 281,981 | △40.0 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しておりません。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前期比(%) |
| ステンレス鋼その他金属材料の販売事業 | 47,559,166 | △12.8 |
| ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業 | 1,045,880 | △5.5 |
| 機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業 | 774,347 | △2.7 |
| 合計 | 49,379,392 | △12.5 |
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
経営者の視点による当社企業集団の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社企業集団が判断したものであります。
(1) 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度における経営成績の状況の分析につきましては、本項目の「(業績等の概要)(1)業績」に記載しております。
当社企業集団はステンレス鋼の販売を事業の中核としており、ステンレス鋼価格の動向が当社企業集団の経営成績に重要な影響を与える要因であります。
ステンレス鋼価格は、国内外の需要動向や原料のニッケル及びフェロクロム価格の動向等により変動します。
(2) 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容
①資産
資産合計は、商品及び製品等の流動資産の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,744,823千円減少し、39,437,481千円となりました。
②負債
負債合計は、支払手形及び買掛金の減少等により、前連結会計年度末に比べ2,842,051千円減少し、26,606,152千円となりました。
③純資産
純資産合計は、剰余金の配当264,467千円がありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益の計上220,559千円、その他有価証券評価差額金の増加等により、前連結会計年度末に比べ97,228千円増加し、12,831,329千円となりました。以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ2.2%増加し、31.1%となりました。
セグメントごとの資産は、次のとおりであります。
(ステンレス鋼その他金属材料の販売事業)
当連結会計年度末におけるステンレス鋼その他金属材料の販売事業における資産は、前連結会計年度末に比べ2,766,377千円減少し、38,965,687千円となりました。
(ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業)
当連結会計年度末におけるステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業における資産は、前連結会計年度末に比べ46,023千円増加し、941,123千円となりました。
(機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業)
当連結会計年度末における機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業における資産は、前連結会計年度末に比べ120,274千円減少し、470,290千円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
①資金配分方針
資金配分方針については、適正な手許現金及び現金同等物の水準を定め、企業価値向上に資する資金の配分に努めており、それを超える部分については成長投資、株主還元等への原資と致します。株主還元については経営における重要課題の一つと考えており、連結配当性向30%の維持を目標としております。
②資金需要
毎期経常的な資金需要といたしまして、運転資金、設備投資、借入金の返済、配当等に資金を充当しております。
③資金の源泉
資金需要を満たすための資金は、原則として、営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、必要に応じて、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性の確保及び財務の健全性・安定性を維持するため、銀行等から借入等を行う方針です。資金調達を行う際は、期間や国内外の市場金利動向等、また自己資本比率、DEレシオ(負債資本倍率)やROEといった財務指標への影響度等を総合的に勘案しながら、最適な資金調達を実施しております。
④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況の分析につきましては、経営成績と同様、本項目の「(業績等の概要)(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フローが1,218,638千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが439,729千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが498,020千円の支出となった結果、当連結会計年度末は前連結会計年度末に比べ295,609千円増加し4,952,324千円となりました。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社企業集団の連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
①繰延税金資産の回収可能性
繰延税金資産の回収可能性は、将来の税金負担額を軽減する効果を有するかどうかで判断しております。具体
的には、繰延税金資産について定期的に回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる部分に対し
て評価性引当額を計上しています。回収可能性の判断においては、将来の課税所得見込額と実行可能なタック
ス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計
上しております。
当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連
結会計年度の連結財務諸表において認識する繰延税金資産及び法人税等調整額の金額に重要な影響を与える可能
性があります。
②退職給付債務の算定
当社企業集団には、確定給付制度を採用している会社が存在します。確定給付制度の退職給付債務及び関連す
る勤務費用は、数理計算上の仮定を用いて退職給付見込額を見積り、割り引くことにより算定しております。数
理計算上の仮定には、割引率、年金資産の長期期待運用収益率等の様々な計算基礎があります。
当該見積り及び当該仮定について、将来の不確実な経済条件の変動等により見直しが必要となった場合、翌連結会計年度の連結財務諸表において認識する退職給付に係る負債及び退職給付費用の金額に重要な影響を与える可能性があります。
なお、当連結会計年度末の退職給付債務の算定に用いた主要な数理計算上の仮定は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (退職給付関係)(9)数理計算上の計算基礎に関する事項」に記載のとおりであります。
③のれんの評価
「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に
記載しております。