有価証券報告書-第80期(2025/04/01-2026/03/31)
② 戦略
人材戦略は中期経営計画「For your next heartbeat ~未来に向けた鼓動を創ろう~」の骨子に基づき、「人材の確保」「リスキリング」「ダイバーシティ&インクルージョン」「ウェルビーイング」「エンゲージメント」の5つのアプローチを通じて、人材の活性化および人材ポートフォリオの充実を推進してきました。
次期中期経営計画では「Change makes Challenge(環境の変化を成長のチャンスと捉え、積極的に挑戦し続ける) Challenge makes Change(その挑戦が、スズケングループの未来を切り拓く)」をスローガンに掲げ、これまで進めてきた5つのアプローチを継続・発展させるとともに、とりわけリスキリングについては、DXリスキリングからAXリスキリングへと進化させ、お得意さま向けサービスへのAI活用に加え、社内の生産性向上においてもAIを最大限活用していきます。
a リスキリングの推進
(ア)求める人材像
社員に求める3つのコンピテンスを定め、人材育成における基本的な考え方と位置付け、育成施策の立案および推進を行っています。
・Connect ~つなぐ~
お得意さまと「価値」を、デジタルとリアルでつなぎ、なくてはならない存在となる
・Agile ~小さく早く動く~
他より先に考え、勇気を持って早く動く
・Collaborate ~ともに考え・創る~
グループ内外のつながりを構築し、一緒になって考え、新たな価値を創造する
(イ)人材育成
人材育成においては、「自ら気付く、学ぶ」「自ら考える」「自ら行動する」「自ら拡げる」の4つのステップを通じて、主体的に学び、考え、行動する「自律型人材」の育成を基本方針としています。
・AX人材の育成
これまで推進してきたDX人材育成を基盤に、研修やEラーニングなど、あらゆる学習機会において生成AIに関する知識や活用事例を習得できるカリキュラムを提供し、一人ひとりの着実な学びを支援するとともに、実際の業務への活用を促進します。
また、各職場に生成AIの推進担当者を配置し、日常業務の中で生成AIの活用を支援・助言する体制を構築します。
・次世代リーダーの育成
「次世代卸」への進化に向け、既存事業の変革や新規事業の創出に挑戦できる人材を育成するため、次世代経営者育成プランを推進しています。
マネジメント研修や各種プロジェクト、ミーティングなどを通じて人材を選抜し、将来有望な人材に対して「試練の場」となる学習機会を提供します。
さらに、研修にとどまらず、他部門の責任者やグループ会社、提携会社との人材交流を組み合わせることで、実戦を通じた次世代リーダーの育成を推進します。
b ダイバーシティ&インクルージョン
(ア)女性活躍の推進
当社グループでは、女性社員を積極的に採用するとともに、役職や新規プロジェクトへの登用を進めるなど、能力を最大限に発揮できる環境の整備に努めています。その結果、当社およびグループ各社において、女性の取締役が8名(社外取締役を含む)、執行役員が2名就任しています。
また、女性社員が、結婚、出産、育児などのライフイベントを経ても長期的に就業を継続できるよう、各種休暇制度や柔軟な勤務制度の整備を進めています。
<女性管理職の状況>
当社グループでは、女性活躍推進法に基づく取組みを通じて女性社員の活躍推進を図っており、その結果、当社を含むグループ会社3社が、女性の活躍推進に関する取組状況が優良な事業主として、厚生労働省より「えるぼし認定」を取得しています。
具体的には、当社および㈱翔薬が、3段階ある認定区分のうち2段階目の認定を受けており、㈱エス・ディ・ロジは3段階目の認定を取得しています。
(イ)障害者雇用の促進
当社では2013年12月に特例子会社である㈱スズケンジョイナスを設立し、障害のある求職者の積極的な採用を進めるとともに、一人ひとりの障害特性を踏まえた職務開発に取り組んでいます。その結果、2025年6月1日現在の障害者雇用率は2.59%となっており、法定雇用率である2.5%を上回っております。
(ウ)シニア世代の活躍推進
定年前後の世代が70歳まで働くことができる環境づくりを進め、専門性や豊富な経験、人脈を有する人材については、その強みを活かし、可能な限り長期にわたって活躍できる機会を提供しています。
(エ)次世代育成支援
当社グループでは、ワーク・ライフ・バランスの重要性が高まる中、社員がライフイベントを経ながらも継続して働くことができる仕組みの整備およびその浸透に取り組んでいます。次世代育成支援対策推進法に基づき、育児支援に関する各種制度の充実を図っており、その結果、当社を含むグループ会社7社が、子育てサポート企業として厚生労働省より「くるみん認定」を取得しています。今後は「男女を問わず育児ができる社会」の実現を目指す改正育児・介護休業法の趣旨を踏まえ、男性社員の育児休業取得についても、さらなる促進を図っていきます。
<男性育児休業取得の状況>
c ウェルビーイング
(ア)健康経営宣言
私たち一人ひとりが、“いきいきと明るく健やかでいること”を目指し、「からだ」と「こころ」の健康の維持・増進に取り組むことが、患者さま、お得意さま、そして株主さまの「笑顔」につながっていくと考えています。このような考えのもと、「健康経営宣言」を掲げ、従業員およびその家族の健康維持・増進に向けた取り組みを継続的に推進しています。
(イ)健康経営優良法人の認定
㈱スズケン、㈱サンキ、㈱アスティス、㈱翔薬、㈱スズケン岩手、㈱エス・ディ・ロジ、㈱三和化学研究所、㈱スズケンビジネスアソシエ、スズケン健康保険組合、㈱スズケン沖縄薬品ならびにナカノ薬品㈱は、優良な「健康経営」を実践している法人を顕彰する「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」および「健康経営優良法人2026(中小規模法人部門)」の認定をそれぞれ受けています。
当社グループでは、すべての人々の健康で豊かな生活に貢献し続けることを使命としており、この使命を果たすためには、従業員およびその家族の心身の健康を維持・増進していくことが重要であると考えています。今後も、グループ各社における健康経営の取組みを推進し、認定取得の拡大に努めていきます。
(ウ)健康推進体制
健康管理の専門組織として、保健師が常駐する「健康相談室」を設置しています。健康相談室は、保健師が主体となり、定期健康診断の結果に基づいて、再検査が必要な社員に対する個別フォローを実施し、確実な再受診を促進しています。また、関連部署や産業医、健康保険組合と連携しながら、心身の健康管理および健康増進に関する各種取り組みや相談対応を行っています。
d エンゲージメント
(ア)グループコミュニケーションの強化
当社グループでは、グループ合同での研修やミーティングを実施することにより、グループ会社間および経営層とのコミュニケーションの場を増やしています。
(イ)グループ提案制度「チエノワ活動」の推進
グループ全社員の知恵を集結し、お得意さまの多様なニーズにお応えする新たなグループ文化を醸成する取り組みとして、2022年4月よりグループ提案制度「チエノワ」を開始しました。業務改善や新規事業に関するアイデアの募集をはじめ、社員からの提案をきっかけとしたプロジェクトの組成や、新たなアイデアの提案を募るイベントの実施などを行っています。また、事業計画の立案に向けた研修や勉強会も実施しています。「チエノワ」の推進を通じて、「全員経営」の意識醸成を図るとともに、新たな領域へ果敢にチャレンジする人材の育成・発掘、ならびに社内コミュニケーションの活性化を推進しています。
(ウ)従業員エンゲージメント
当社グループでは、スズケングループ労働組合連合会の組合員(約1万人)を対象とした意識・満足度調査を実施しています。本調査を通じて、労使が一体となり、仕事や職場に対する意識の動向および満足度を定期的に把握・分析しています。
調査結果については、経営幹部や各組織の責任者と共有し、組織運営や制度設計、職場風土の改善に活用するとともに、今後の人材育成に生かしています。これらの取組みを通じて、働きやすく、働きがいのある職場づくりに取り組んでいます。
人材戦略は中期経営計画「For your next heartbeat ~未来に向けた鼓動を創ろう~」の骨子に基づき、「人材の確保」「リスキリング」「ダイバーシティ&インクルージョン」「ウェルビーイング」「エンゲージメント」の5つのアプローチを通じて、人材の活性化および人材ポートフォリオの充実を推進してきました。
次期中期経営計画では「Change makes Challenge(環境の変化を成長のチャンスと捉え、積極的に挑戦し続ける) Challenge makes Change(その挑戦が、スズケングループの未来を切り拓く)」をスローガンに掲げ、これまで進めてきた5つのアプローチを継続・発展させるとともに、とりわけリスキリングについては、DXリスキリングからAXリスキリングへと進化させ、お得意さま向けサービスへのAI活用に加え、社内の生産性向上においてもAIを最大限活用していきます。
a リスキリングの推進
(ア)求める人材像
社員に求める3つのコンピテンスを定め、人材育成における基本的な考え方と位置付け、育成施策の立案および推進を行っています。
・Connect ~つなぐ~
お得意さまと「価値」を、デジタルとリアルでつなぎ、なくてはならない存在となる
・Agile ~小さく早く動く~
他より先に考え、勇気を持って早く動く
・Collaborate ~ともに考え・創る~
グループ内外のつながりを構築し、一緒になって考え、新たな価値を創造する
(イ)人材育成
人材育成においては、「自ら気付く、学ぶ」「自ら考える」「自ら行動する」「自ら拡げる」の4つのステップを通じて、主体的に学び、考え、行動する「自律型人材」の育成を基本方針としています。
・AX人材の育成
これまで推進してきたDX人材育成を基盤に、研修やEラーニングなど、あらゆる学習機会において生成AIに関する知識や活用事例を習得できるカリキュラムを提供し、一人ひとりの着実な学びを支援するとともに、実際の業務への活用を促進します。
また、各職場に生成AIの推進担当者を配置し、日常業務の中で生成AIの活用を支援・助言する体制を構築します。
・次世代リーダーの育成
「次世代卸」への進化に向け、既存事業の変革や新規事業の創出に挑戦できる人材を育成するため、次世代経営者育成プランを推進しています。
マネジメント研修や各種プロジェクト、ミーティングなどを通じて人材を選抜し、将来有望な人材に対して「試練の場」となる学習機会を提供します。
さらに、研修にとどまらず、他部門の責任者やグループ会社、提携会社との人材交流を組み合わせることで、実戦を通じた次世代リーダーの育成を推進します。
b ダイバーシティ&インクルージョン
(ア)女性活躍の推進
当社グループでは、女性社員を積極的に採用するとともに、役職や新規プロジェクトへの登用を進めるなど、能力を最大限に発揮できる環境の整備に努めています。その結果、当社およびグループ各社において、女性の取締役が8名(社外取締役を含む)、執行役員が2名就任しています。
また、女性社員が、結婚、出産、育児などのライフイベントを経ても長期的に就業を継続できるよう、各種休暇制度や柔軟な勤務制度の整備を進めています。
<女性管理職の状況>
| 項目 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
| 男性管理職数 | 2,029人 | 2,000人 | 2,006人 |
| 女性管理職数 | 336人 | 356人 | 360人 |
| 女性管理職比率 | 14.2% | 15.1% | 15.2% |
当社グループでは、女性活躍推進法に基づく取組みを通じて女性社員の活躍推進を図っており、その結果、当社を含むグループ会社3社が、女性の活躍推進に関する取組状況が優良な事業主として、厚生労働省より「えるぼし認定」を取得しています。
具体的には、当社および㈱翔薬が、3段階ある認定区分のうち2段階目の認定を受けており、㈱エス・ディ・ロジは3段階目の認定を取得しています。
(イ)障害者雇用の促進
当社では2013年12月に特例子会社である㈱スズケンジョイナスを設立し、障害のある求職者の積極的な採用を進めるとともに、一人ひとりの障害特性を踏まえた職務開発に取り組んでいます。その結果、2025年6月1日現在の障害者雇用率は2.59%となっており、法定雇用率である2.5%を上回っております。
(ウ)シニア世代の活躍推進
定年前後の世代が70歳まで働くことができる環境づくりを進め、専門性や豊富な経験、人脈を有する人材については、その強みを活かし、可能な限り長期にわたって活躍できる機会を提供しています。
(エ)次世代育成支援
当社グループでは、ワーク・ライフ・バランスの重要性が高まる中、社員がライフイベントを経ながらも継続して働くことができる仕組みの整備およびその浸透に取り組んでいます。次世代育成支援対策推進法に基づき、育児支援に関する各種制度の充実を図っており、その結果、当社を含むグループ会社7社が、子育てサポート企業として厚生労働省より「くるみん認定」を取得しています。今後は「男女を問わず育児ができる社会」の実現を目指す改正育児・介護休業法の趣旨を踏まえ、男性社員の育児休業取得についても、さらなる促進を図っていきます。
<男性育児休業取得の状況>
| 項目 | 2023年度 | 2024年度 | 2025年度 |
| 配偶者出産数 | 158人 | 138人 | 121人 |
| 男性育児休業取得者数 | 116人 | 125人 | 121人 |
| 取得率 | 73.4% | 90.6% | 100.0% |
c ウェルビーイング
(ア)健康経営宣言
私たち一人ひとりが、“いきいきと明るく健やかでいること”を目指し、「からだ」と「こころ」の健康の維持・増進に取り組むことが、患者さま、お得意さま、そして株主さまの「笑顔」につながっていくと考えています。このような考えのもと、「健康経営宣言」を掲げ、従業員およびその家族の健康維持・増進に向けた取り組みを継続的に推進しています。
(イ)健康経営優良法人の認定
㈱スズケン、㈱サンキ、㈱アスティス、㈱翔薬、㈱スズケン岩手、㈱エス・ディ・ロジ、㈱三和化学研究所、㈱スズケンビジネスアソシエ、スズケン健康保険組合、㈱スズケン沖縄薬品ならびにナカノ薬品㈱は、優良な「健康経営」を実践している法人を顕彰する「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」および「健康経営優良法人2026(中小規模法人部門)」の認定をそれぞれ受けています。
当社グループでは、すべての人々の健康で豊かな生活に貢献し続けることを使命としており、この使命を果たすためには、従業員およびその家族の心身の健康を維持・増進していくことが重要であると考えています。今後も、グループ各社における健康経営の取組みを推進し、認定取得の拡大に努めていきます。
(ウ)健康推進体制
健康管理の専門組織として、保健師が常駐する「健康相談室」を設置しています。健康相談室は、保健師が主体となり、定期健康診断の結果に基づいて、再検査が必要な社員に対する個別フォローを実施し、確実な再受診を促進しています。また、関連部署や産業医、健康保険組合と連携しながら、心身の健康管理および健康増進に関する各種取り組みや相談対応を行っています。
d エンゲージメント
(ア)グループコミュニケーションの強化
当社グループでは、グループ合同での研修やミーティングを実施することにより、グループ会社間および経営層とのコミュニケーションの場を増やしています。
(イ)グループ提案制度「チエノワ活動」の推進
グループ全社員の知恵を集結し、お得意さまの多様なニーズにお応えする新たなグループ文化を醸成する取り組みとして、2022年4月よりグループ提案制度「チエノワ」を開始しました。業務改善や新規事業に関するアイデアの募集をはじめ、社員からの提案をきっかけとしたプロジェクトの組成や、新たなアイデアの提案を募るイベントの実施などを行っています。また、事業計画の立案に向けた研修や勉強会も実施しています。「チエノワ」の推進を通じて、「全員経営」の意識醸成を図るとともに、新たな領域へ果敢にチャレンジする人材の育成・発掘、ならびに社内コミュニケーションの活性化を推進しています。
(ウ)従業員エンゲージメント
当社グループでは、スズケングループ労働組合連合会の組合員(約1万人)を対象とした意識・満足度調査を実施しています。本調査を通じて、労使が一体となり、仕事や職場に対する意識の動向および満足度を定期的に把握・分析しています。
調査結果については、経営幹部や各組織の責任者と共有し、組織運営や制度設計、職場風土の改善に活用するとともに、今後の人材育成に生かしています。これらの取組みを通じて、働きやすく、働きがいのある職場づくりに取り組んでいます。