有価証券報告書-第66期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/29 15:00
【資料】
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【項目】
148項目
(企業結合等関係)
(取得による企業結合)
1.企業結合の概要
(1)被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称:大崎エンジニアリング株式会社
事業の内容:センサーデバイス・高機能デバイス関連装置、エネルギー・照明関連装置他、FPD関連装置、その他各種製造装置の開発・製造・販売

(2)企業結合を行った主な理由
当社は、創業当時から「創造と挑戦」を経営理念に掲げ、エレクトロニクス分野に軸足を置き、自動車産業をはじめとする製造業を中心に、各業界に最適なソリューションを提供してまいりました。2022 年3月期からスタートしております中期経営計画「Make New Value 2023」におきましては、「新高付加価値事業創出」を重点施策の一つとし、その実行に向けてエンジニアリングビジネスの強化に取り組んでおります。また、当社のソリューション事業におきましては、「ものづくりを支えるエンジニアリングパートナー」としてDXファクトリー統合サービス市場での価値提供を目指しております。大崎エンジニアリングは、「創造し成長する」をモットーに、高度な最先端技術を有するエンジニアリング集団として、ファインピッチ接合技術をコアとした効率的な生産ラインを具現化する生産システム構築技術やお客様の多彩なニーズに対してスピーディーにお応えするカスタム化技術に強みをもっております。当社のソリューション事業の強みである計測ソリューションに大崎エンジニアリングの生産ライン構築技術を加えることによって、当社の注力する自動車関連企業向けFAソリューション領域において当社グループ内での一貫対応が可能となり、お客様のニーズに対して、よりきめ細かく、スピーディーなサービスの提供が実現できると考えております。また、当社と大崎エンジニアリング双方の販路を有効活用することによる、両社における顧客基盤の拡大にも期待しております。このようにソリューション、販路の両面で高いシナジーを発揮することができ、当社グループの企業価値の向上につながるものと考えております。
(3)企業結合日
2022年9月30日
(4)企業結合の法的形式
現金及び債務の引受けを対価とする株式の取得
(5)結合後企業の名称
萩原エンジニアリング株式会社
(6)取得した議決権比率
100%
(7)取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が現金及び債務の引受けを対価として株式を取得したためであります。
2.連結財務諸表に含まれている被取得企業の業績の期間
2022年10月1日から2023年3月31日まで
3.被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価現金1,260百万円
債務の引受け500百万円
取得原価1,760百万円

(注) 大崎電気工業株式会社の大崎エンジニアリング株式会社に対する借入金(500百万円)について当社が債務の引受けをしたことにより、大崎電気工業株式会社への支払額は1,260百万円となります。
4.主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザーに対する報酬・手数料等 34百万円
5.負ののれん発生益の金額及び発生原因
(1)負ののれん発生益の金額
670百万円
なお、第2四半期連結会計期間及び第3四半期連結会計期間においては四半期連結財務諸表作成時点における入手可能な合理的情報に基づき、取得原価の配分については暫定的な会計処理を行っておりましたが、当第4四半期連結会計期間において確定したことにより、当初の暫定的な金額を修正しております。主に固定資産が減少し、当初の暫定的に算定された負ののれん発生益の金額882百万円は211百万円減少しております。
(2)発生原因
取得原価が受け入れた資産及び負債に配分された純額を下回ったため、その差額を負ののれん発生益として認識しております。
6.企業結合日に受け入れた資産及び引き受けた負債の額並びにその主な内訳
流動資産1,485百万円
固定資産1,528百万円
資産合計3,014百万円
流動負債454百万円
固定負債128百万円
負債合計583百万円

7.企業結合が連結会計年度の開始の日に完了したと仮定した場合の当連結会計年度の連結損益計算書に及ぼす影響の概算額及びその算定方法
重要性が乏しいため記載を省略しております。