有価証券報告書-第60期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/24 9:37
【資料】
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【項目】
145項目

(1)経営方針
当社グループは、包装用品とこれに関連する事業を通じて快適な社会づくりに貢献する事を基本理念としております。最大の特徴は、商品の企画開発・製造・卸・小売・物流までを手掛ける総合力と、自社オリジナルブランド「HEIKO(ヘイコー)」を有している事です。
販売先としては流通業界を中心としつつ、更に最近ではオフィス、飲食、通信販売、工場、物流など、あらゆる業界で使用される商品やサービスを一括して提供できる体制の確立に努めております。今後も、たえず経営の合理化と積極販売を図り、常に変化し続けるお客様のニーズに適時、的確にお答えし、創意工夫による市場の拡大に努め、事業の発展を図ってまいります。
また、現在の新型コロナウイルス感染禍にあって医療従事者支援の観点から当社取扱い商品の一つである衛生用品を提供するなど具体的に社会への貢献を継続致します。
(2)経営戦略等
当社グループは、事業の拡大、経営基盤及び経営体制の強化を中長期方針としております。
事業の拡大につきましては、当社ブランドのオリジナル商品開発やお客様の仕様に合わせた特注品の受注獲得強化、セグメンテーション(市場細分化)に基づくニッチトップ戦略の推進等により、包装資材業界でのシェアの拡大を図ってまいります。また、従来の柱である営業販売、店舗販売に加えて各種のEC(電子商取引)を拡充し、各販売チャネルを有機的に連携させる「シモジマ型オムニチャネル政策」を推進することで、販売機会の拡大と顧客満足度の向上に努めます。さらに、一般消費者向け包装資材の開発や用途拡大に取り組み、既存事業における商品やサービス領域の拡大を図るとともに、市場の拡大と新規市場の開拓に取り組んでまいります。
経営基盤の強化につきましては、確固たる物流体制の確立や子会社とのコラボレーションを推進し、グループ内のサプライチェーンマネジメント(SCM)の進化を図るとともに、仕入調達力の増強を図ってまいります。
経営体制の強化につきましては、コーポレートガバナンス体制を拡充し、企業としての社会的責任(CSR)を果たし、SDGsを念頭に持続可能な社会の発展に向けて取り組んでまいります。さらに、企業の礎となる人材育成を図ってまいります。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
成熟化した市場環境のもと当社グループはさらなる事業の拡大を目指してまいります。
我が国においては、新型コロナウイルス感染症の鎮静化に時間が掛かるものと推察され、景気の本格的な回復は見通せない状況にあります。国内では医療従事者、高齢者からワクチン接種が始まり、収束の期待を抱かせる一方、変異株の感染拡大など依然として先行きは不透明な状況が続いています。当社の経営環境については、個人消費の冷え込みや、企業活動の制限による需要の減退などにより不透明感が拭えませんが、新たな需要の創出も起きており、今後もニューノーマル時代ならではのニーズは増加すると予想されます。
そのような環境の中で、当社グループは「シモジマ型オムニチャネル政策」を最重要テーマとして推し進めてまいります。その一つのチャネルである「シモジマオンラインショップ」は2018年7月にオープンして以来、年々その認知度を高めてまいりました。コロナ禍前から拡大していたEC取引ですが、外出自粛の影響による巣ごもり需要もあり、さらに成長を続けております。今後もお客様のご期待に応える努力を続けます。
当社グループは多様な取扱商品を有しています。得意先の営業時間の短縮やイベントの自粛などによる消費低迷が起きていますが、マスクや消毒液に代表される衛生用品の需要は日本社会に定着し、またテイクアウト・デリバリーの関連資材や巣ごもり需要といった現象も発生しています。今後もニューノーマル時代に沿った商品開発、仕入れを行ってまいります。
これらの取り組みの精度を上げるために、DX(デジタルトランスフォーメーション)による「販売戦略」、「生産性向上戦略」と「仕入・商品開発戦略」の計画を社内で共有し促進致します。
[販売戦略]
当社グループの事業領域は販売戦略として「通信販売」、「店舗販売」と「営業販売」の3つに分ける事が出来ます。
通信販売においては、会員数をこれまで以上に増加させるため、当社直営店及び全都道府県に出店しているパッケージプラザの店舗での商品引き取りを当期に可能にしましたが、今後はこの機能の認知度を高め、お客様にとってのさらなる利便性向上を図ってまいります。また異業種とのEC連携の構築などを見据えた取り組みも行ってまいります。
店舗販売においては、、コロナ禍を意識した売り場作りを継続します。来店頂くお客様のご質問に丁寧にお答えする接客を通して、お客様の困りごとを解決する、いわば「かけ込み寺」としての当社の位置づけを念頭に置いた提案や、商品開発に繋げて行きます。コロナ禍によりテイクアウト・デリバリーを新たに始められるお客様が増加している現状に対応すべく、リアル店舗ならではの強みを発揮してまいります。
営業販売においては、Web受発注システム(i-Orderシステム)を刷新し、これまでに増して利便性が向上してまいりました。このシステムを最大限活用し、新規顧客の開拓と既存顧客の取引拡大を更に促進いたします。また、重点業界を設定して営業に注力する「重点業界営業政策」では新たな業界の開拓を進め、売上及び事業領域の拡大と業界内でのシェアアップを図ります。当社グループのミタチパッケージ㈱や朝日樹脂工業㈱との工業系分野におけるコラボレーションを本格化させ、これまでに提案しきれていないニッチな商品の販売などで売上拡大を目指します。またこれまでの物販に加え、サービス事業、動画コンテンツ事業などへの新規事業参入も模索してまいります。
[生産性向上戦略]
生産性向上戦略としては、コロナ禍を見据え承認フローの簡素化やペーパーレスなども促進し、顧客、商品、価格、在庫などのデータベースを再構築し、推進して行きます。また、新規の物流会社との取り組みなどにより、効率的な物流体制の構築も研究致します。
[仕入・商品開発戦略]
仕入・商品開発戦略としては、販売商品については、レジ袋有料化をはじめとした脱プラスチックに対応した自社オリジナルブランド「HEIKO(ヘイコー)」においてバイオマス、生分解性素材などを活用し新商品開発を促進する事で、環境問題に取り組んでまいります。またアフターコロナでの需要も視野に入れた商品の研究、開発を促進いたします。
仕入面では国内外を含めた調達チャネルの多様化に取り組み、コストダウン及び安定供給に努めます。
[経営管理]
経営管理面では、コーポレートガバナンス体制を充実して企業としての社会的責任を果たし、SDGsを念頭に、持続可能な社会の発展に向けて取り組んでまいります。それに加えて、企業の礎であり最も重要な資源である人材の育成に力を入れ、各階層別の研修やジョブローテーションを積極化させて多様な人材の能力が最大限に発揮される様な環境を構築します。
以上のような活動により、社会からの期待と信頼にお応えできるよう、経営体制をつくってまいります。
(4)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、収益性及び企業価値向上の観点から中長期的には、売上高経常利益率8.0%、自己資本利益率
(ROE)5.0%を目標としております。

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