四半期報告書-第43期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)

【提出】
2022/08/10 15:03
【資料】
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【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間末現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
(経営環境について)
当第1四半期連結累計期間は、2022年4月に保険償還価格の改定が行われたことにより、販売単価は多くの品目で前年同期と比べ下落しました。特に、リズムディバイスやEP/アブレーションの一部品目における保険償還価格の引き下げ幅は大きく、売上高及び売上総利益率に対して一定のマイナスの影響がありました。
新型コロナウイルスについては、2022年3月下旬にまん延防止等重点措置が解除され、当第1四半期連結累計期間においては、新規感染者数は減少傾向で推移しました。これを受け、病院の外来患者数が大幅に増加したことや、感染拡大期に先送りされていた症例が実施されたこと等から、当社の取扱製品に関する症例数も増加しました。特に、心房細動(AF)のアブレーション治療の症例数は、想定を上回って推移しました。
為替相場は対米ドルで大幅な円安となりましたが、当社の商品仕入の約70%が円建て仕入であることから、為替相場の変動が損益に与える影響は僅少です。
(業績について)
当第1四半期の業績は以下のとおりです。
(単位:百万円)
区分前第1四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日
至 2021年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年6月30日)
増減増減率
(%)
金額構成比
(%)
金額構成比
(%)
① 売上高12,612100.012,969100.03562.8
② 売上総利益7,28057.77,45857.51782.5
③ 営業利益2,31918.42,70720.938716.7
④ 経常利益2,41719.22,67420.625610.6
⑤ 親会社株主に帰属する
四半期純利益
1,70213.51,94615.024314.3

① 売上高
前年同期と比べ、356百万円増収の12,969百万円となりました。詳細は下段の「品目別売上高」に記載しております。
② 売上総利益
前年同期と比べ、178百万円増加の7,458百万円となりました。保険償還価格の改定の影響を受けたものの、自社製品比率が前年同期に比べ3.2pt上昇し、54.6%となりました。これにより、売上総利益率は、前年同期に比べ0.2pt低い57.5%となりました。
③ 営業利益
前年同期と比べ、387百万円増加の2,707百万円となりました。販売費及び一般管理費は、研究開発費の増加に加え、新型コロナウイルスの感染状況の沈静化に伴う営業活動の増加により、広告宣伝費や旅費交通費等の営業関連費用が前期に比べ増加傾向となったものの、前年同期に一時的な費用として治験関連費用が290百万円発生していること等により、前年同期を下回りました。これにより、営業利益率は前年同期と比べ2.5pt上昇し、20.9%となりました。
④ 経常利益
前年同期と比べ、256百万円増加の2,674百万円となりました。営業外損益の内容としては、営業外収益として受取利息や受取配当金等で72百万円、営業外費用として取引先への債権に関する貸倒引当金繰入や自己株式の取得に伴う支払手数料等で105百万円をそれぞれ計上しております。
⑤ 親会社株主に帰属する四半期純利益
前年同期と比べ、243百万円増加の1,946百万円となりました。税額控除の影響により、税負担率が前年同期と比べ2.5pt低下し、27.1%となりました。
(品目別売上高)
(単位:百万円)
区分前第1四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日
至 2021年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年6月30日)
増減増減率
(%)
リズムディバイス3,3203,094△225△6.8
EP/アブレーション6,2116,6624517.3
外科関連2,1902,53534515.8
消化器/PI890676△214△24.0
合計12,61212,9693562.8

※各品目区分に分類される主たる商品は以下のとおりです。
リズムディバイス心臓ペースメーカ、T-ICD(経静脈植込み型除細動器)、S-ICD(完全皮下植込み型除細動器)、CRT-P(両心室ペースメーカ)、CRT-D(除細動機能付き両心室ペースメーカ)、AED(自動体外式除細動器)、舌下神経電気刺激装置
EP/アブレーションEP(電気生理用)カテーテル、アブレーションカテーテル、内視鏡レーザーアブレーションカテーテル、心腔内除細動カテーテル、食道温モニタリングカテーテル、高周波心房中隔穿刺針
外科関連人工血管、オープンステントグラフト、ステントグラフト、塞栓用コイル
消化器/PI大腸ステント、胃・十二指腸ステント、肝癌治療用ラジオ波焼灼電極針、バルーンカテーテル、ガイドワイヤー、心房中隔欠損閉鎖器具、薬剤溶出型冠動脈ステント、血管内圧測定用センサ付ガイドワイヤー

① リズムディバイス
ペースメーカ関連は、競合他社の新製品や低価格戦略等の影響を受け、引き続き厳しい状況で推移しました。市場全体は数量ベースで緩やかな増加傾向となりましたが、当社の販売数量は前年同期並みにとどまりました。また、当社のペースメーカの主要モデルにおける保険償還価格の引き下げ幅が大きかったことを受け、販売単価が下落したため、売上高は前年同期と比べ減少しました。なお、計画上は保険償還価格の改定による影響を一定程度を織り込んでいることから、売上高はほぼ計画通りの進捗となりました。
ICD関連は、T-ICDで交換症例におけるシェアを伸ばし、販売が好調に推移したことで、やや軟調に推移したS-ICDの影響をカバーし、前年同期と比べ増収となりました。オンリーワン商品であるS-ICDについては、第2四半期以降も合併症リスクを低減できるメリット等を訴求して、販売を強化してまいります。
以上により、リズムディバイスの売上高は、3,094百万円(前年同期比6.8%減)となりました。
② EP/アブレーション
EPカテーテルは、AF症例数の増加を受け、心腔内除細動カテーテル「BeeAT(ビート)」、EPカテーテル「EP Star(イーピースター)」、食道温モニタリングカテーテル「Esophastar(エソファスター)」等の自社製品の販売が好調に推移しました。EPカテーテルの各品目においても、保険償還価格の改定に伴い販売単価が下落しましたが、販売数量が大幅に増加にしたことで、前年同期と比べ大幅な増収となりました。症例数の増加傾向は当第1四半期連結累計期間の後半にかけて加速しており、特に、2022年6月は、AF関連の各品目の単月の販売数量が過去最高を更新するなど、強い伸びとなりました。
アブレーションカテーテルは、高周波を用いるアブレーションカテーテルの販売数量は前年同期並みとなったものの、保険償還価格の改定の影響により減収となりました。内視鏡レーザーアブレーションカテーテルは、次世代品である「HeartLight X3(ハートライト X3)」を導入した効果で、大幅な増収となりましたが、世界的な原材料不足の影響から商品供給が遅延しており、計画に対する進捗はやや遅れております。
その他については、高周波心房中隔穿刺針「RF Needle(アールエフニードル)」が、2013年に販売を開始して以来、長らくオンリーワン商品として販売しておりましたものの、前期に競合製品が発売されました。この影響により、「RF Needle」の販売数量は前年同期と比べ減少し、価格競争もあったことから、減収となりました。一方、スティーラブルシースの自社製品「Leftee(レフティー)」は、高い操作性を訴求したことにより、シェアが拡大し、大幅な増収となりました。
以上により、EP/アブレーションの売上高は、6,662百万円(前年同期比7.3%増)となりました。
③ 外科関連
人工血管関連は、自社製品の人工血管「J Graft(ジェイグラフト)」の販売が堅調に推移したほか、オンリーワン製品であるオープンステントグラフト「FROZENIX(フローゼニクス)」も、緊急症例の増加等を背景に大幅な増収となりました。仕入商品である腹部用ステントグラフト「AFX2(エーエフエックスツー)」も、国内の大学病院で実施した臨床研究の結果が好感されたこと等を受け、大幅な増収となりました。また、前期に発売した腹部用ステントグラフトの新商品「Alto(アルト)」は、市販後調査(PMS)が順調に進捗していることから、売上高は計画を上回りました。
その他については、前期に発売した塞栓用コイル「Avenir(アベニア)」の売上高は計画を上回りました。同商品は、発売当初は腹部領域向けに限定して販売しておりましたが、2022年4月より、脳血管領域向けにも販売を開始しております。当社は脳血管領域を次の重要な事業領域と位置付けており、今後、取扱商品のラインナップをさらに拡充し、同領域に注力してまいります。
以上により、外科関連の売上高は、2,535百万円(前年同期比15.8%増)となりました。
④ 消化器/PI
消化器関連は、大腸ステント及び前期に発売した胃・十二指腸ステント「Jentlly Neo Duodenal Stent(ジェントリー・ネオ・デュオディナルステント)」の販売が預託施設を拡大させたことを背景に好調に推移しました。さらに、肝癌治療用ラジオ波焼灼電極針「arfa(アルファ)」も好調に推移しました。この結果、消化器関連は前年同期に比べ大幅な増収となりました。なお、当社は2023年3月期の下期に複数の胆膵関連の自社製品を発売する予定であり、現在準備を進めております。
PI(経皮的インターベンション)関連は、症例数の回復ペースが依然として鈍く、さらに保険償還価格の改定により販売単価が下落する等、非常に厳しい事業環境となっております。当社は、2022年6月に薬剤溶出型冠動脈ステント「Orsiro(オシロ)」の独占販売契約を早期終了しており、終了後は施設を限定して在庫の販売を継続しております。この結果、「Orsiro」は前年同期に比べ大幅な減収となりました。また、ガイドワイヤー及びバルーンカテーテルも、前年同期に比べ減収となりました。
以上により、消化器/PIの売上高は、676百万円(前年同期比24.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(四半期連結貸借対照表に関する分析)
① 資産
当第1四半期連結会計期間末の資産につきましては、流動資産が前連結会計年度末に比べ4,671百万円減少し、40,481百万円となりました。これは主として、受取手形及び売掛金が694百万円増加した一方で、配当金の支払い及び自己株式の取得等により現金及び預金が4,828百万円減少したことに加え、棚卸資産が648百万円減少したことによるものであります。
また、固定資産は前連結会計年度末に比べ404百万円増加し、28,449百万円となりました。これは主として、長期貸付金が354百万円、無形固定資産が253百万円増加した一方で、投資その他の資産のうちその他に含まれている繰延税金資産が310百万円減少したことによるものであります。
以上の結果、資産合計は前連結会計年度末から4,266百万円減少し、68,930百万円となりました。
② 負債
当第1四半期連結会計期間末の負債につきましては、流動負債が前連結会計年度末に比べ1,240百万円減少し、12,970百万円となりました。これは主として、未払法人税等が1,021百万円、賞与引当金が673百万円、短期借入金が300百万円減少した一方で、その他のうち預り源泉税が397百万円、同じくその他のうち未払消費税等が366百万円増加したことなどによるものであります。
また、固定負債は前連結会計年度末に比べ117百万円減少し、4,301百万円となりました。これは主として、退職給付に係る負債が118百万円増加した一方で、長期借入金が217百万円減少したことによるものであります。
以上の結果、負債合計は前連結会計年度末から1,357百万円減少し、17,272百万円となりました。
③ 純資産
当第1四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,908百万円減少し、51,658百万円となりました。これは主として、剰余金の配当を3,041百万円実施したことに加え、自己株式が1,905百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益を1,946百万円計上したことによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、547百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい変動はありません。
(8)生産、受注及び販売の実績
① 生産実績
当第1四半期連結累計期間における生産実績を区分別に示すと次のとおりであり、著しい変動はありません。
(単位:百万円)
区分前第1四半期連結累計期間
(自 2021年4月1日
至 2021年6月30日)
当第1四半期連結累計期間
(自 2022年4月1日
至 2022年6月30日)
増減率
リズムディバイス3545.6%
EP/アブレーション1,1281,37221.6%
外科関連339292△13.8%
消化器/PI8983△7.1%
合計1,5611,75312.3%

(注) 金額は製造原価によっております。
② 受注実績
当社グループの事業形態は、原則として受注残高が発生しないため、記載を省略しております。
③ 販売実績
販売実績につきましては、「2経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の分析」をご覧ください。
(9)主要な設備
当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動又は前連結会計年度末において計画中であったものの著しい変更はありません。

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