そのような環境下、当社の特徴である“定番強し”の玩具部門が後半盛り返し、下降した自転車部門を補った事から、国内販売が底堅く前年実績を押し上げ、その上に海外販売の好調が重なり、当37期総売上高は32億60百万円と前年同期間対比14.3%の増収となりました。
海外販売ではタイの洪水から正常化した生産により米国向け輸出が順調に推移した事に加え、また、ドル高が売上増につながりました。しかし一方で、期初からの円安による原価圧迫を軽減する対策に奔走する1年となりました。売上総利益の圧縮幅を抑える為、一部商品をベトナムへ生産移転、一部商品の仕様合理化や市場販売価格の値上げをほぼ同時に行いました。又、為替予約を適宜行って仕入決済に充当したことにより、営業利益は減少したものの(前期比19.6%減)営業外収益が増加し、経常利益段階では増収分に見合う1億98百万円、前期比23.5%の増益につなげました。
玩具業界誌は、玩具市場の厳しさについて、“消費者の財布のひもが堅い”のではなく、“消費者の選択肢が増えた”と認識を持つべきだと報道しました。消費マインドが不透明なまま、求める選択肢は加速度的に増え、複数のメーカーが流行の目玉を競い、高額なタブレット式やスマートフォン型の電子玩具で年末需要をリードした一方、当社では、3歳未満の基礎的玩具で10年以上にわたり消費者を惹きつけ評判を作ってきた定番商品が業績を支えました。
2014/04/16 10:29