有価証券報告書-第28期(令和2年10月1日-令和3年9月30日)

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2021/12/27 11:56
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42.初度適用
(1) IFRSに基づく財務報告への移行
当連結会計年度からIFRSに準拠した連結財務諸表を開示しております。日本基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2020年9月30日に終了する連結会計年度に関するものであり、IFRSへの移行日は2019年10月1日です。
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社(以下「初度適用企業」という。)に対して、原則として、IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めております。但し、「IFRS第1号」では、IFRSで要求される基準の一部について強制的に免除規定を適用しなければならないものと任意に免除規定を適用するものを定めております。これらの規定の適用に基づく影響は、移行日において利益剰余金、又はその他の資本の構成要素で調整しております。当社グループが日本基準からIFRSへ移行するにあたり、採用した免除規定は次のとおりです。
① 企業結合
初度適用企業は、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」(以下「IFRS第3号」という。)を遡及適用しないことを選択することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日前に行われた企業結合について、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しております。この結果、移行日前の企業結合から生じたのれんについては、日本基準に基づく移行日時点での帳簿価額によっております。
なお、のれんについては、減損の兆候の有無に関わらず、移行日時点での減損テストを実施しております。
② 株式に基づく報酬
IFRS第1号では、2002年11月7日以後に付与され、移行日又は2005年1月1日のいずれか遅い日より前に権利確定した株式報酬に対して、IFRS第2号「株式に基づく報酬」を適用しないことを選択することができます。当社グループは、移行日より前に権利確定した株式報酬に対しては、IFRS第2号を適用しないことを選択しております。
③ 移行日前に認識した金融商品の指定
IFRS第1号では、IFRS第9号における分類について、当初認識時点で存在する事実及び状況ではなく、移行日時点の事実及び状況に基づき判断することができます。また、移行日時点に存在する事実及び状況に基づき資本性金融商品の公正価値の変動を、純損益を通じて測定する金融資産及びその他の包括利益を通じて測定する金融資産として指定することができます。当社は、IFRS第9号における分類について、移行日時点で存在する事実及び状況に基づき判断を行っており、全ての資本性金融商品について、純損益を通じて測定する金融資産及びその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定しております。
④ 収益認識
IFRS第15号では、初度適用企業に対して、最初の報告期間の期首現在で完了している契約及び期首より前に条件変更された契約については修正再表示しないことが認められております。当社グループは、当該実務上の便法を適用し、最初の報告期間の期首である2019年10月1日現在完了している契約及び同日よりも前に条件変更された契約については修正再表示を行っておりません。なお、当該便法の適用による連結財政状態計算書及び連結損益計算書に与える影響に重要性はありません。
⑤ 借手のリース
IFRS第1号では、初度適用企業は、移行日時点で存在する契約にリースが含まれているかどうかを、移行日時点で存在する事実及び状況に基づいて判定することが認められております。
また、借手のリースにおけるリース負債及び使用権資産を認識する際に、全てのリースについてリース負債及び使用権資産を移行日現在で測定することが認められており、リース負債については、残りのリース料を移行日現在の借手の追加借入利率で割り引いた現在価値で測定し、使用権資産については、リース負債と同額とすることが認められております。リース期間が移行日から12ヶ月以内に終了するリース及び原資産が少額であるリースについて、費用として認識することが認められております。
IFRSによる連結財務諸表を作成するにあたり、既に開示された日本基準による連結財務諸表に対して必要な調整を加えております。
調整表上の「表示組替」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、「認識及び測定の差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しております。
(2) 資本に対する調整
移行日(2019年10月1日)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金2,219,877△113,5702,106,307現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金2,323,698373,1292,696,828営業債権及びその他の
債権
商品及び製品747,46813,378△1,263759,583棚卸資産
仕掛品8,165△8,165
原材料及び貯蔵品5,213△5,213
前払費用51,083△51,083
未収入金392,481△392,481
その他262,97833,118296,097その他の流動資産
117,871117,871有価証券及びその他の
金融資産
貸倒引当金△17,75533,015△15,260
流動資産合計5,993,212△16,5245,976,688流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産157,260△5,96127,716179,016F有形固定資産
6,079494,675500,754G使用権資産
無形固定資産
のれん2,825,382△267,509△762,6741,795,199Bのれん
267,509267,509顧客関連資産
ソフトウェア33,641△33,6475
その他74133,52934,270その他の無形資産
投資その他の資産
投資有価証券62,281△58,355△3,926
長期貸付金748△748
敷金46,327△47,7841,457
差入保証金144,053△144,053
保険積立金126,292△143,45517,162
繰延税金資産248,58843,026291,614E繰延税金資産
その他134,689△83,71350,976その他の非流動資産
461,005461,005C有価証券及びその他の
金融資産
貸倒引当金△17,10517,105
固定資産合計3,762,902△182,5563,580,346非流動資産合計
繰延資産21,446△21,446
資産合計9,777,561△220,5279,557,034資産合計


日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
買掛金1,006,835460,949△8941,466,889営業債務及びその他の
債務
短期借入金1,020,306347,4441,367,750借入金
1年内返済予定の
長期借入金
347,444△347,444
未払金403,413△403,413
未払費用54,193△54,193
未払法人税等131,958△19,328112,629未払法人所得税
預り金154,856△154,856
未払消費税等34,556△34,556
賞与引当金44,821△44,821
受注損失引当金99,213△99,213A
その他113,28010,758214,172338,210Dその他の流動負債
112,695112,695Gリース負債
239,162239,162契約負債
流動負債合計3,410,879△299226,7593,637,339流動負債合計
固定負債非流動負債
転換社債型新株予約権付
社債
1,000,0001,000,000転換社債型新株予約権付
社債
長期借入金1,008,9391,008,939借入金
6,437393,835400,272Gリース負債
長期預り金118,604△118,604
資産除去債務17,346△26,4269,079
26,42626,426引当金
その他20,439112,166132,606その他の非流動負債
2995,9316,231E繰延税金負債
固定負債合計2,165,330299408,8462,574,476非流動負債合計
負債合計5,576,209635,6056,211,815負債合計
純資産の部資本
資本金1,814,6471,814,647資本金
資本剰余金1,758,98821,5001,780,488資本剰余金
利益剰余金125,141△847,035△721,894A、B、C、D、E、F、
G、H
利益剰余金
自己株式△845△845自己株式
為替換算調整勘定△71,76479,960△8,196
新株予約権21,500△21,500
△79,960△901△80,861Hその他の資本の構成要素
3,647,668△856,1332,791,535親会社の所有者に帰属
する持分
非支配株主持分553,683553,683非支配持分
純資産合計4,201,351△856,1333,345,218資本合計
負債純資産合計9,777,561△220,5279,557,034負債及び資本合計


前連結会計年度(2020年9月30日)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金3,478,027△114,0633,363,963現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金1,921,864271,4662,193,331営業債権及びその他の
債権
商品及び製品766,1328,719△2,088772,763棚卸資産
仕掛品4,530△4,530
原材料及び貯蔵品4,188△4,188
前払費用79,559△79,559
未収入金224,460△224,460
その他354,740△2,154352,586その他の流動資産
117,871117,871有価証券及びその他の
金融資産
貸倒引当金△28,41230,899△2,487
流動資産合計6,805,091△4,5766,800,515流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産101,912△37820,978122,512F有形固定資産
437427,903428,341G使用権資産
無形固定資産
のれん2,215,397△751,3491,464,048Bのれん
220,116220,116顧客関連資産
ソフトウェア33,282△33,474191
その他220,857△186,64234,215その他の無形資産
投資その他の資産
投資有価証券69,705△64,605△5,100
長期貸付金6,799△6,799
敷金47,980△50,3572,376
差入保証金111,584△111,584
保険積立金101,732△116,54614,814
繰延税金資産144,30341,828186,131E繰延税金資産
その他60,927△41,102△5,25414,571その他の非流動資産
371,493371,493C有価証券及びその他の
金融資産
貸倒引当金△19,44119,441
固定資産合計3,095,041△253,6102,841,430非流動資産合計
繰延資産10,815△10,815
資産合計9,910,948△269,0029,641,945資産合計


日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
買掛金912,920415,327△1,4691,326,778営業債務及びその他の
債務
短期借入金710,563424,8281,135,391借入金
1年内返済予定の
長期借入金
424,828△424,828
未払金382,951△382,951
未払費用25,614△25,614
未払法人税等427,054△1,721425,332未払法人所得税
預り金129,079△129,079
未払消費税等11,940△11,940
賞与引当金29,405△29,405
受注損失引当金98,836△98,836
その他126,152△100,124213,755239,783A、Dその他の流動負債
116,641116,641Gリース負債
265,508265,508契約負債
流動負債合計3,279,345230,0903,509,435流動負債合計
固定負債非流動負債
長期借入金1,037,1601,037,160借入金
322,942322,941Gリース負債
長期預り金181,478△181,478
資産除去債務5,443△19,45714,014
19,45719,457引当金
その他181,478181,478その他の非流動負債
繰延税金負債11,18610,08521,272E繰延税金負債
固定負債合計1,235,269347,0411,582,310非流動負債合計
負債合計4,514,614577,1325,091,746負債合計
純資産の部資本
資本金2,437,9142,437,914資本金
資本剰余金2,382,25417,1112,399,366資本剰余金
利益剰余金239,797△809,667△569,869A、B、C、D、E、F、
G、H
利益剰余金
自己株式△84,427△84,427自己株式
その他有価証券評価差額金30,206909△31,116
為替換算調整勘定△66,79572,085△5,290
新株予約権17,111△17,111
△72,995△60△73,056Hその他の資本の構成要素
4,956,062△846,1344,109,927親会社の所有者に帰属
する持分
非支配株主持分440,271440,271非支配持分
純資産合計5,396,333△846,1344,550,199資本合計
負債純資産合計9,910,948△269,0029,641,945負債及び資本合計


(3) 包括利益に対する調整
前連結会計年度(自 2019年10月1日 至 2020年9月30日)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び測定の差異IFRS注記IFRS表示科目
千円千円千円千円
売上高8,739,202△1,595,7323,7407,147,210A売上収益
売上原価6,064,556△1,051,424△15,3704,997,761A売上原価
売上総利益2,674,646△544,30719,1102,149,449売上総利益
115,639△45,87769,761その他の収益
販売費及び一般管理費3,019,904△597,228△294,2522,128,423B、D、F、G販売費及び一般管理費
△84234,785234,700Fその他の費用
営業損失(△)△345,258168,64532,700△143,913営業利益(△損失)
営業外収益208,222△208,222
営業外費用107,698△107,698
特別利益1,187,983△1,187,983
特別損失137,970△137,970
1,223,10843,4501,266,558C金融収益
22,68020,15542,836G金融費用
税金等調整前当期純利益805,277218,53655,9941,079,808継続事業からの
税引前利益
法人税等合計549,0864,66718,626572,380E法人所得税費用
当期純利益256,191213,86837,368507,427継続事業からの当期利益
△213,868△213,868非継続事業からの当期損失(△)
256,19137,368293,559当期利益
親会社株主に帰属する当期利益327,06137,368364,429親会社の所有者持分に帰属する当期利益
非支配株主に帰属する当期純損失(△)△70,869△70,869非支配持分に帰属する当期損失(△)
その他の包括利益その他の包括利益
その他有価証券
評価差額金
30,206△30,275△69その他の包括利益を通じて測定する金融資産の公正価値の変動額
為替換算調整勘定△1,9172,906988在外営業活動体の
換算差額
その他の包括利益合計28,289△27,369919その他の包括利益合計
包括利益284,4809,998294,478包括利益
親会社株主に係る
包括利益
362,2369,998372,234親会社の所有者持分
非支配株主に係る
包括利益
△77,756△77,756非支配持分


(4) 表示の組替に関する注記
以下の項目については、IFRSの規定に準拠するための表示の組替であり、利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼしません。
a.日本基準において区分掲記していた「受取手形及び売掛金」、「未収入金」、「貸倒引当金」及び流動資産の「その他」に含めていた仮払金及び立替金は、IFRSでは「営業債権及びその他の債権」として表示しております。
b.日本基準において区分掲記していた「買掛金」、「未払金」、「未払費用」及び流動負債の「その他」に含めていた未払配当金は、IFRSでは「営業債務及びその他の債務」として表示しております。
c.日本基準において区分掲記していた「短期借入金」及び「1年内返済予定の長期借入金」は、IFRSでは流動負債の「借入金」として表示しております。
d.日本基準において区分掲記していた「資産除去債務」は、IFRSでは「引当金」として表示しております。
e.日本基準において区分掲記していた「為替換算調整勘定」、「その他有価証券評価差額金」及び「新株予約権」は、IFRSでは「その他の資本の構成要素」として表示しております。
f.IFRS適用において、当事者として関与している取引は売上収益及び売上原価を総額表示し、代理人として関与している取引は純額表示しております。
g.日本基準において営業外収益、営業外費用、特別利益及び特別損失として表示していた金額のうち、支払利息などの金融関連項目については、IFRSでは「金融収益」及び「金融費用」、固定資産の除売却損益や減損損失などについては、IFRSでは「販売費及び一般管理費」、「その他の収益」及び「その他の費用」として表示しております。
h.非継続事業に分類した事業に係る損益は、連結損益計算書において継続事業からの当期利益の後に法人所得税費用控除後の金額で区分表示しております。
ⅰ.その他IFRS科目に合わせて集約・別掲の表記をしております。
(5) 連結範囲の差異に関する注記
該当事項はありません。
(6) 認識及び測定の差異に関する注記
利益剰余金に関する差異調整の主な項目は、次のとおりです。
(単位:千円)
移行日
2019年10月1日
前連結会計年度
2020年9月30日
日本基準の利益剰余金125,141239,797
認識及び測定の差異
A.収益認識△80,610△77,245
B.のれん△762,674△751,349
C.金融商品△3,02426,076
D.従業員給付△34,349△37,673
E.繰延税金資産及び繰延税金負債37,09431,742
F.有形固定資産19,37214,297
G.リース負債△11,854△11,679
H.換算差額9,0916,760
その他△20,080△10,595
認識及び測定の差異合計△847,035△809,667
IFRSの利益剰余金△721,894△569,869


主要な差異の内容は、次のとおりです。
A.収益認識
日本基準ではデジタル複合機等の機器販売と保守サービスの複合契約について機器の販売時に一括して収益を認識し、保守サービス契約の履行に伴う費用見積額を受注損失引当金に計上しておりましたが、IFRSではそれぞれ別個の履行義務として機器販売等は販売時に保守サービスは保守契約期間にわたって収益を認識しております。
B.のれん
日本基準では効果が発現すると合理的に見積られる期間(10年間)にわたって規則的にのれんを償却しておりましたが、IFRSではのれんを償却しておりません。
また、IFRSでは、すべての事業において各社特有の事業環境があること等を考慮して、原則として各社を資金生成単位又は資金生成単位グループとして毎期減損テストを実施しております。減損テストにより、資金生成単位又は資金生成単位グループの回収可能価額が帳簿価額を下回った場合には、のれんの減損損失を認識しております。
C.金融商品
日本基準において取得価額を基礎として評価し、必要に応じて減損していた非上場株式について、IFRSでは純損益又はその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として公正価値に基づき測定しております。
D.従業員給付
IFRS適用にあたり、未消化の有給休暇を負債として認識しております。
E.繰延税金資産及び繰延税金負債
日本基準からIFRSへの調整に伴い一時差異が発生したこと等により、繰延税金資産及び繰延税金負債の金額を調整しております。
F.有形固定資産
IFRSの適用にあたり減価償却方法を定率法から定額法に変更しており、有形固定資産の帳簿価額が増加しております。
G.リース負債
日本基準では、借手のリースについてファイナンス・リースとオペレーティング・リースに分類し、オペレーティング・リースについては通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理を行っておりました。IFRSでは、借手のリースについてファイナンス・リース又はオペレーティング・リースに分類することはないため、リース取引についてリース資産(使用権資産)及びリース負債を両建て計上しております。
H.換算差額
日本基準では、在外連結子会社の資産、負債、収益及び費用は、決算日の直物為替相場により円貨に換算しておりました。IFRSでは、在外連結子会社の資産および負債は決算日の直物為替相場により、収益及び費用については期中平均為替相場により円貨に換算しております。
(7)キャッシュ・フローに対する調整
オペレーティング・リースによるリース料の支払いを、日本基準では営業活動によるキャッシュ・フローに区分しておりますが、IFRSでは長期有利子負債の支出として財務活動によるキャッシュ・フローに区分しております。
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