有価証券報告書-第151期(平成31年3月1日-令和2年2月29日)

【提出】
2020/05/29 11:35
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【項目】
150項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。なお、当連結会計年度より報告セグメント区分を変更しており、「輸入商品販売業」につきましては、重要性が乏しくなった為、記載を省略しております。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、現政権下での経済対策および日銀による金融政策を背景に、景気は一部に弱さが見られるも、緩やかな回復基調のうちに推移いたしました。しかしながら、米中貿易摩擦による海外経済の下振れや不確実性の高まり、また金融資本市場の変動の影響、さらには、相次ぐ自然災害や新型コロナウイルスの感染拡大の影響等もあり先行きの不透明感が払拭できない状況が続きました。
百貨店業界におきましては、消費税率引上げに伴う駆け込み需要とその反動の影響に加え、訪日外国人による買上動向の変化もあり、東京地区百貨店売上高は前年実績を下回りました。
このような状況の中、当社グループでは、前3ヵ年計画の反省と成果を踏まえつつ、2019年11月に創業150周年を迎えた本3ヵ年は、「中期経営計画『デザインの松屋』(2019~2021年度)」において、当社が世の中に対して実現したいことを「デザインによる、豊かな生活。」であると定め、その実現に向けた重点施策に取り組み、業績の向上を目指してまいりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態および経営成績は以下のとおりとなりました。
イ 財政状態
当連結会計年度末の財政状態は、前連結会計年度末に比べ総資産は2,089百万円減少し、57,823百万円となりました。資産の減少要因としては、主に受取手形及び売掛金1,465百万円の減少、投資有価証券1,494百万円の減少等によるものであります。負債は1,316百万円減少し、36,925百万円となりました。負債の減少要因としては、主に支払手形及び買掛金1,746百万円の減少等によるものであります。純資産は772百万円減少し、20,897百万円となりました。純資産の減少要因としては、主にその他有価証券評価差額金1,153百万円の減少等によるものであります。
ロ 経営成績
当連結会計年度の売上高は89,859百万円と前連結会計年度に比べ2,671百万円(△2.9%)の減収となり、営業利益は963百万円と前連結会計年度に比べ878百万円(△47.7%)の減益、経常利益は995百万円と前連結会計年度に比べ830百万円(△45.5%)の減益、親会社株主に帰属する当期純利益は856百万円と前連結会計年度に比べ518百万円(△37.7%)の減益となりました。
(売上高の状況)
売上高は前連結会計年度に比べ、2,671百万円(△2.9%)減収の89,859百万円となりました。これは、主に百貨店業において暖冬による婦人衣料品の不振に加え、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動、また相次ぐ自然災害や新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けたこと等によるものです。
(販売費及び一般管理費、営業利益の状況)
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ、470百万円(△2.3%)減少し、19,662百万円となりました。これは主に百貨店業における人件費の減少等によるものです。販売費及び一般管理費は減少したものの、売上高が減少したこと等により営業利益は963百万円となり、前連結会計年度に比べ、878百万円(△47.7%)の減益となりました。
(営業外損益、経常利益の状況)
営業外収益は前連結会計年度に比べ、23百万円(△5.4%)減少の416百万円、営業外費用は72百万円(△15.8%)減少の384百万円となりました。この結果、経常利益は995百万円と前連結会計年度に比べ、830百万円(△45.5%)の減益となりました。
(特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益の状況)
特別利益は前連結会計年度に比べ95百万円(+219.2%)増加の139百万円となりました。特別損失は前連結会計年度に比べ、9百万円(+6.8%)増加の147百万円となりました。特別利益は主に㈱松屋における投資有価証券売却益、特別損失は主に㈱松屋における固定資産除却損であります。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は856百万円と前連結会計年度に比べ、518百万円(△37.7%)の減益となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<百貨店業>主力となる百貨店業の銀座店におきましては、中期経営計画の重点施策の下、個性的な百貨店「GINZA スペシャリティストア」のさらなる進化を推進すべく、銀座店を象徴するインターナショナルブティックの一部を改装し、ファッション性の高い銀座に相応しい海外ブランドを拡充する等、引き続き、他フロアとの品揃えのグレードとテイストの統一と、さらなる利便性と買廻り性の向上に尽力してまいりました。
また、創業150周年記念事業として、創業記念日である11月3日を挟んだ3日間においては、「創業150周年記念 GINZA ANNIVERSARY 松屋の文化祭」を開催し、日頃のご愛顧に感謝を込め、松屋ならではの各種イベントや限定商品を提供することで、売上の向上と来店の促進に尽力してまいりました。
さらには、「デザイン」を通してさらに松屋への理解を深めていただくため、東京ミッドタウン・ガーデン内「21_21 DESIGN SIGHT」における「㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画」の会場において、「DESIGN COLLECTION by MATSUYA GINZA」が期間限定でオープンいたしました。1955年、日本のグッドデザインのパイオニアとしてスタートした銀座店7階デザインコレクションでは、日本デザインコミッティーのメンバーによってセレクトされた、世界中の優れたデザイングッズ・コレクションを販売しておりますが、松屋とデザインコレクションの活動の紹介とともに、そのコレクションの中から、厳選したアイテムを展示販売した本イベントは、各方面で大きな話題となりました。
一方、2019年の訪日外国人客数が過去最多となる3,200万人に迫り、さらなる市場の拡大が見込まれる中、アジアからのお客様に偏ることなく、欧米豪圏や宗教・慣習上に制約があるムスリムのお客様等、全ての海外からのお客様の趣味・嗜好やライフスタイルに幅広く着目した品揃えと利便性向上の取組みを強化することで、さらなる売上の向上と再来店の促進を目指してまいりました。
催事におきましては、「講談社創業110周年記念/松屋創業150年記念 大人の流儀 伊集院静展」や「誕生80周年 トムとジェリー展 カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ」を開催する等、独自性と話題性のある企画によって集客力を高め、売上の向上に努めてまいりました。
浅草店におきましては、入居する商業施設「EKIMISE」との相乗効果の発揮に取り組み、施設内を買い廻るお客様の需要を取り込むプロモーションの強化や、浅草を訪れる国内外のお客様への積極的な商品提案に加え、開店88周年を切り口とした各種施策により、業績の向上に尽力してまいりました。
以上の結果、百貨店業の売上高は81,650百万円(うち外部顧客に対する売上高81,372百万円)と前連結会計年度に比べ2,160百万円(△2.6%)の減収となり、営業利益は1,013百万円と前連結会計年度に比べ1,068百万円(△51.3%)の減益となりました。
<飲食業>飲食業のアターブル松屋グループにおきましては、グループを挙げて婚礼組数の獲得に取り組みましたが、売上高は減収となりました。なお、営業費用の圧縮にも取り組んだ結果、営業損失は縮小いたしました。
以上の結果、飲食業の売上高は5,090百万円(うち外部顧客に対する売上高4,878百万円)と前連結会計年度に比べ111百万円(△2.1%)の減収となり、営業損失は124百万円と前連結会計年度に比べ24百万円の改善となりました。
<ビル総合サービス及び広告業>ビル総合サービス及び広告業の㈱シービーケーにおきましては、主として建装部門およびビルメンテナンス部門における受注が好調に推移したことにより、売上高は増収となりましたが、原価や人件費の高騰もあり、営業利益は前年を下回りました。
以上の結果、ビル総合サービス及び広告業の売上高は5,439百万円(うち外部顧客に対する売上高2,897百万円)と前連結会計年度に比べ255百万円(+4.9%)の増収となり、営業利益は60百万円と前連結会計年度に比べ9百万円(△13.6%)の減益となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、税金等調整前当期純利益988百万円、減価償却費1,501百万円等により1,536百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ1,282百万円の減少となりました。
「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、主に有形固定資産の取得による支出△2,706百万円、無形固定資産の取得による支出△207百万円等により2,743百万円の支出となり、前連結会計年度に比べ2,011百万円の減少となりました。
「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、借入金の増加1,953百万円等により705百万円の収入となり、前連結会計年度に比べ3,391百万円の増加となりました。
この結果、当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は501百万円減少し、2,164百万円となりました。
(生産、受注及び販売の状況)
(1) 生産実績
当社及び当社の関係会社において、該当事項はありません。
(2) 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称前連結会計年度当連結会計年度
金額(百万円)受注残高(百万円)金額(百万円)受注残高(百万円)
ビル総合サービス及び広告業1,05891,59515

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前連結会計年度比(%)
百貨店業81,37297.3
飲食業4,87898.4
ビル総合サービス及び広告業2,897105.1
その他71061.4
合計89,85997.1

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

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