有価証券報告書-第155期(2023/03/01-2024/02/29)
②戦略
当社グループは、気候変動が当社にもたらす影響を考察するため、長期的に気温が上昇した2つの世界を想定し、想定した世界における2030年時点の主なリスクと機会を特定しました。分析にあたっては、複数の既存シナリオ(※)を参照し、分析の対象は当社グループの主力である百貨店業といたしました。
特定したリスクと機会が当社グループの主力である百貨店業に与える影響は、以下のとおりであると考えております。なお、影響の大きさは矢印で定性的に示しております。
特定したリスクの低減に努め、機会を活かすことによって事業活動を通じた持続的な成長を目指してまいります。
(※)当社は、以下のシナリオを参照しております。
<2℃未満の世界>・IEA(国際エネルギー機関)発行のWEO(世界エネルギー展望)
SDS(Sustainable Development Scenario)とNZE(Net Zero Emission by2050 Scenario)
・IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の RCP(代表濃度経路シナリオ)8.5
<4℃の世界>・IEA発行のWEO STEPS(The Stated Policies Scenario)
・IPCCのRCP2.6
[1]移行リスク:気候変動を緩和することを目的とした低炭素社会への移行に伴うリスク
[2]物理リスク:気候変動に伴う災害等により顕在化するリスク
当社グループは、気候変動が当社にもたらす影響を考察するため、長期的に気温が上昇した2つの世界を想定し、想定した世界における2030年時点の主なリスクと機会を特定しました。分析にあたっては、複数の既存シナリオ(※)を参照し、分析の対象は当社グループの主力である百貨店業といたしました。
特定したリスクと機会が当社グループの主力である百貨店業に与える影響は、以下のとおりであると考えております。なお、影響の大きさは矢印で定性的に示しております。
特定したリスクの低減に努め、機会を活かすことによって事業活動を通じた持続的な成長を目指してまいります。
| 想定する世界 | 想定する主な影響 | |
| 2℃未満 | 世界の平均気温の上昇を産業革命前から2℃未満に抑えることを達成する世界(2015年に国際社会が「パリ協定」で合意した世界共通の長期目標) | □気候変動対応に向けた厳しい法規制 □温暖化抑止に向けて進む技術革新 □高まる消費者の環境意識 □環境への取組みが企業価値へ影響 |
| 4℃ | 主に現行の政策・制度が継続することによって温室効果ガスの排出量が増加し、世界の平均気温が産業革命前に比べ、4℃前後上昇する世界 | □進展する温暖化 □甚大な被害をもたらす自然災害の多発 □自然災害等による顧客の来店機会、購買マインドの変化 |
(※)当社は、以下のシナリオを参照しております。
<2℃未満の世界>・IEA(国際エネルギー機関)発行のWEO(世界エネルギー展望)
SDS(Sustainable Development Scenario)とNZE(Net Zero Emission by2050 Scenario)
・IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の RCP(代表濃度経路シナリオ)8.5
<4℃の世界>・IEA発行のWEO STEPS(The Stated Policies Scenario)
・IPCCのRCP2.6
![]() | :影響が大きくなることが想定される |
![]() | :影響がやや大きくなることが想定される |
![]() | :影響が軽微であることが想定される |
| 分類 | 特定した事項 | 影響度 | |||
| 2℃未満の世界 | 4℃ の世界 | ||||
| リスク | 移行 リスク [1] | 政策・ 法規制 | □ 炭素税の導入、温室効果ガス排出削減に向けたエネルギー調達等に伴うコストの増加 □ 法規制導入等による設備投資コストの増加、オペレーションコストの増加 | ![]() | ![]() |
| 市場 | □ 環境課題への対応等の遅れによる企業価値の毀損、信用失墜、顧客の離反に伴う売上の減少 | ![]() | ![]() | ||
| □ 平均気温の上昇に伴う消費者の外出減、来店客の減少 | ![]() | ![]() | |||
| □ 異常気象による商品価格の上昇に伴う顧客層の縮小、売上の減少 | ![]() | ![]() | |||
| 物理リスク[2] | □ 大規模自然災害の発生に伴う店舗閉鎖、サプライチェーンへの影響等による売上の減少 □ 自然災害の強度の増大による設備保全コストや、店舗被害・商品損害等の復元にかかるコストの増加 | ![]() | ![]() | ||
| 機会 | エネルギー源 | □ 省エネルギー技術の普及に伴う電力使用量の減少によるコストの削減 | ![]() | ![]() | |
| 商品・サービス | □ 環境配慮型消費への関心の高まりに対応した商品の販売・サービスの提案等による売上の拡大 | ![]() | ![]() | ||
| 市場 | □ 環境課題の解決に向けた事業活動を通じた、ステークホルダーからの評判向上による来店客の増加 | ![]() | ![]() | ||
[1]移行リスク:気候変動を緩和することを目的とした低炭素社会への移行に伴うリスク
[2]物理リスク:気候変動に伴う災害等により顕在化するリスク


