有価証券報告書-第90期(平成30年3月1日-平成31年2月28日)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における国内経済は、国の各種政策の効果もあり、雇用・所得環境や企業収益に改善傾向がみられるなど、景気は緩やかな回復基調が続きましたが、海外経済の動向と政策に関する不確実性や金融市場変動の影響への懸念があり、景気は下振れするリスクを抱えたまま推移いたしました。
百貨店業界におきましては、都市圏では好調なインバウンド購買の恩恵もあり、引き続き売上が回復基調となっておりますが、地方圏はインバウンドの恩恵もほとんどなく、豪雨や台風等の深刻な影響を受けるなど、依然として厳しい商況が続いております。
このような状況の中、当社グループは中期3ヶ年経営計画の2年目を迎え、そのビジョンに掲げる「日本一生き生きとした百貨店」の実現に向け、各種営業施策について、取り組みを一層強化してまいりました。
営業面では、播磨地域において揺るぎない地位を確立し、お客さまから末永くご支持いただける店舗づくりをめざすべく、引き続き、商品力の強化と店舗環境の整備に注力してまいりました。具体的な取り組みといたしましては、紳士服売場に、ラグジュアリーな素材と細部にまでこだわった上質で洗練された紳士服を展開する「ランバンコレクション」を、婦人服売場には「モラビト」や「ピンクハウス」、「ブルーレーベル・クレストブリッジ」等の人気ショップを、また、食料品売場に近江の老舗創作和菓子店「叶匠壽庵」や洋菓子店「シーキューブ」、さらに、和惣菜店「日本のさらだいとはん」をそれぞれ新たに導入し、姫路商圏随一の品揃え強化に努めました。催し会場におきましては、開店65周年特別企画として、全国有数の刺しゅう愛好者団体による「戸塚刺しゅう展」や、女優・日本画家として幅広く活躍する「あいはら友子赤富士絵画展」をそれぞれ初開催し多数のお客さまにご来場いただきました。また、美術催事といたしましては、華やかな黄金の名品を展観した「山陽の黄金展」や、日本藝術院会員画家「西田俊英日本画展」の初個展に加え、世界的に活躍する現代アーティスト小松美羽ライブペインティングなど、いずれも多くのお客さまから好評を得ることができました。そのほか、店外催事におきましては、普段取り扱いのないラグジュアリーブランドの特別販売会を実施するなど、姫路地区における絶対的優位性の確立に努めました。
以上のような取り組みの結果、当連結会計年度の売上高は、20,277百万円(前年同期比5.7%増)となり、営業利益294百万円(前年同期比289.3%増)、経常利益360百万円(前年同期比161.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益261百万円(前年同期比147.4%増)と、いずれも前年を大きく上回る結果となりました。
財政状態に関する状況について、当連結会計年度末の資産は、主に有形固定資産の減少、現金及び預金の増加により、前連結会計年度末に比べ6百万円増加し、13,979百万円となりました。負債は、主に借入金の返済による減少により、前連結会計年度末に比べ243百万円減少し、11,863百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ249百万円増加し、2,115百万円となりました。以上の結果、自己資本比率は15.1%となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ257百万円増加し、2,355百万円(前年同期比12.3%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,038百万円(前年同期比51.0%増)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益348百万円、減価償却費327百万円、前受金の増加227百万円等による収入によるものであり、前連結会計年度に比べ351百万円の収入増となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は113百万円(前年同期比121.7%増)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出107百万円等によるものであり、前連結会計年度に比べ62百万円支出増となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は668百万円(前年同期比88.3%増)となりました。これは主として、長期借入金の借入700百万円による収入に対し、長期借入金の返済1,360百万円等による支出によるものであり、前連結会計年度に比べ313百万円支出増となりました。
③生産、受注及び販売の実績
(1)当社グループでは、百貨店業を行っており、生産及び受注について該当事項はありません。
(2)販売の実績
当社グループは百貨店業の単一セグメントのため、セグメントに代え品名別に記載しております。
(注)1.販売高は、連結会社間相互の内部販売高を控除しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当連結会計年度より売上高の表示方法の変更を行っており、前期比につきましては、前連結会計年度の遡及修正後の数値にて比較しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。
重要な会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績の分析
当社グループは、2017年度からスタートした中期経営計画において、「利益率向上」「接客の質の向上」「私のお客さまづくり推進」の3点を重点課題として取り組んでおります。
(1)売上高及び売上総利益率
当連結会計年度の売上高は、永年に亘り、苦戦が続く地方百貨店の中にあって、豪雨や台風による営業時間の短縮や臨時休業による営業機会の損失もありましたが、化粧品や婦人・紳士衣料が年間を通じて好調に推移したこと、さらにシーズンギフトが大幅に伸張したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,092百万円(5.7%)増の20,277百万円となりました。売上総利益は、前連結会計年度に比べ235百万円(5.8%)増の4,283百万円となり、売上総利益率は、21.1%(前連結会計年度は21.1%)となりました。
(2)営業利益及び売上高営業利益率
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、広告宣伝費の効率的な運用に加え、引き続き水道光熱費や販売・事務用品費の低減を図り、又、限られた経営資源のなかで効率的な運用に努めることにより、前連結会計年度に比べ16百万円(0.4%)増の3,988百万円となりました。
上記の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ218百万円(289.3%)増の294百万円となり、売上高営業利益率は、1.5%(前連結会計年度は0.4%)となりました。
(3)経常利益及び売上高経常利益率
当連結会計年度の経常利益は、営業外収益については、前連結会計年度に比べ2百万円(1.5%)減の164百万円となり、営業外費用については、前連結会計年度に比べ6百万円(6.1%)減の98百万円となりました。
上記の結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ222百万円(161.5%)増の360百万円となり、売上高経常利益率は、1.8%(前連結会計年度は0.7%)となりました。
(4)親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度において特別利益の計上はありません。特別損失は、固定資産除却損により11百万円となりました。
上記の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ155百万円(147.4%)増の261百万円となりました。
③資本の財源及び資金の流動性の分析
当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用及び店舗改装、設備更新等によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローでの充当を基本とし、必要に応じて主として金融機関からの借入金により資金調達しております。
資金の流動性の分析については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」に記載しております。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における国内経済は、国の各種政策の効果もあり、雇用・所得環境や企業収益に改善傾向がみられるなど、景気は緩やかな回復基調が続きましたが、海外経済の動向と政策に関する不確実性や金融市場変動の影響への懸念があり、景気は下振れするリスクを抱えたまま推移いたしました。
百貨店業界におきましては、都市圏では好調なインバウンド購買の恩恵もあり、引き続き売上が回復基調となっておりますが、地方圏はインバウンドの恩恵もほとんどなく、豪雨や台風等の深刻な影響を受けるなど、依然として厳しい商況が続いております。
このような状況の中、当社グループは中期3ヶ年経営計画の2年目を迎え、そのビジョンに掲げる「日本一生き生きとした百貨店」の実現に向け、各種営業施策について、取り組みを一層強化してまいりました。
営業面では、播磨地域において揺るぎない地位を確立し、お客さまから末永くご支持いただける店舗づくりをめざすべく、引き続き、商品力の強化と店舗環境の整備に注力してまいりました。具体的な取り組みといたしましては、紳士服売場に、ラグジュアリーな素材と細部にまでこだわった上質で洗練された紳士服を展開する「ランバンコレクション」を、婦人服売場には「モラビト」や「ピンクハウス」、「ブルーレーベル・クレストブリッジ」等の人気ショップを、また、食料品売場に近江の老舗創作和菓子店「叶匠壽庵」や洋菓子店「シーキューブ」、さらに、和惣菜店「日本のさらだいとはん」をそれぞれ新たに導入し、姫路商圏随一の品揃え強化に努めました。催し会場におきましては、開店65周年特別企画として、全国有数の刺しゅう愛好者団体による「戸塚刺しゅう展」や、女優・日本画家として幅広く活躍する「あいはら友子赤富士絵画展」をそれぞれ初開催し多数のお客さまにご来場いただきました。また、美術催事といたしましては、華やかな黄金の名品を展観した「山陽の黄金展」や、日本藝術院会員画家「西田俊英日本画展」の初個展に加え、世界的に活躍する現代アーティスト小松美羽ライブペインティングなど、いずれも多くのお客さまから好評を得ることができました。そのほか、店外催事におきましては、普段取り扱いのないラグジュアリーブランドの特別販売会を実施するなど、姫路地区における絶対的優位性の確立に努めました。
以上のような取り組みの結果、当連結会計年度の売上高は、20,277百万円(前年同期比5.7%増)となり、営業利益294百万円(前年同期比289.3%増)、経常利益360百万円(前年同期比161.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益261百万円(前年同期比147.4%増)と、いずれも前年を大きく上回る結果となりました。
財政状態に関する状況について、当連結会計年度末の資産は、主に有形固定資産の減少、現金及び預金の増加により、前連結会計年度末に比べ6百万円増加し、13,979百万円となりました。負債は、主に借入金の返済による減少により、前連結会計年度末に比べ243百万円減少し、11,863百万円となりました。純資産は、主に利益剰余金の増加により、前連結会計年度末に比べ249百万円増加し、2,115百万円となりました。以上の結果、自己資本比率は15.1%となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ257百万円増加し、2,355百万円(前年同期比12.3%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は1,038百万円(前年同期比51.0%増)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益348百万円、減価償却費327百万円、前受金の増加227百万円等による収入によるものであり、前連結会計年度に比べ351百万円の収入増となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は113百万円(前年同期比121.7%増)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出107百万円等によるものであり、前連結会計年度に比べ62百万円支出増となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は668百万円(前年同期比88.3%増)となりました。これは主として、長期借入金の借入700百万円による収入に対し、長期借入金の返済1,360百万円等による支出によるものであり、前連結会計年度に比べ313百万円支出増となりました。
③生産、受注及び販売の実績
(1)当社グループでは、百貨店業を行っており、生産及び受注について該当事項はありません。
(2)販売の実績
当社グループは百貨店業の単一セグメントのため、セグメントに代え品名別に記載しております。
| 品名 | 販売高(千円) | 前期比(%) |
| 衣料品 | 6,609,944 | 105.4 |
| 身回品 | 1,316,733 | 100.3 |
| 家庭用品 | 905,655 | 105.9 |
| 食料品 | 6,763,939 | 105.1 |
| 雑貨 | 3,611,781 | 108.8 |
| その他 | 1,069,891 | 107.3 |
| 合計 | 20,277,943 | 105.7 |
(注)1.販売高は、連結会社間相互の内部販売高を控除しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.当連結会計年度より売上高の表示方法の変更を行っており、前期比につきましては、前連結会計年度の遡及修正後の数値にて比較しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、見積りによる不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。
重要な会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績の分析
当社グループは、2017年度からスタートした中期経営計画において、「利益率向上」「接客の質の向上」「私のお客さまづくり推進」の3点を重点課題として取り組んでおります。
(1)売上高及び売上総利益率
当連結会計年度の売上高は、永年に亘り、苦戦が続く地方百貨店の中にあって、豪雨や台風による営業時間の短縮や臨時休業による営業機会の損失もありましたが、化粧品や婦人・紳士衣料が年間を通じて好調に推移したこと、さらにシーズンギフトが大幅に伸張したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,092百万円(5.7%)増の20,277百万円となりました。売上総利益は、前連結会計年度に比べ235百万円(5.8%)増の4,283百万円となり、売上総利益率は、21.1%(前連結会計年度は21.1%)となりました。
(2)営業利益及び売上高営業利益率
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、広告宣伝費の効率的な運用に加え、引き続き水道光熱費や販売・事務用品費の低減を図り、又、限られた経営資源のなかで効率的な運用に努めることにより、前連結会計年度に比べ16百万円(0.4%)増の3,988百万円となりました。
上記の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度に比べ218百万円(289.3%)増の294百万円となり、売上高営業利益率は、1.5%(前連結会計年度は0.4%)となりました。
(3)経常利益及び売上高経常利益率
当連結会計年度の経常利益は、営業外収益については、前連結会計年度に比べ2百万円(1.5%)減の164百万円となり、営業外費用については、前連結会計年度に比べ6百万円(6.1%)減の98百万円となりました。
上記の結果、当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度に比べ222百万円(161.5%)増の360百万円となり、売上高経常利益率は、1.8%(前連結会計年度は0.7%)となりました。
(4)親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度において特別利益の計上はありません。特別損失は、固定資産除却損により11百万円となりました。
上記の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ155百万円(147.4%)増の261百万円となりました。
③資本の財源及び資金の流動性の分析
当社グループの資金需要の主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用及び店舗改装、設備更新等によるものであり、営業活動によるキャッシュ・フローでの充当を基本とし、必要に応じて主として金融機関からの借入金により資金調達しております。
資金の流動性の分析については、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フロー」に記載しております。