有価証券報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/16 11:38
【資料】
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【項目】
190項目
(1)【人材戦略に関する基本方針等】
①人事戦略
当社グループが2030年に目指す姿である「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY~金融をコアとしたグローバルな総合生活サービスグループ~」の実現に向けては、事業戦略と人事戦略を一体的に推進することが重要であると認識しております。
この認識のもと、当社は、「人」と「組織」を「事業」につなぐ人事基盤の強化を進めるとともに、2024年9月に策定した「クレディセゾンの人事ポリシー」を各種人事施策の判断基準として位置付け、人的資本の強化に取り組んでおります。
<クレディセゾンの人事ポリシー>0104010_002.png当該人事ポリシーは、経営戦略の実現に向けた人事施策の基本的な考え方を明確化することを目的として策定したものであり、役職や年齢を問わない多様な社員による議論を踏まえ、経営陣の社員に対する考え方及び当社が一貫して重視してきた価値観を反映しております。
②経営戦略との連動
当社グループは、中長期的な企業価値向上の実現に向け、経営戦略と人事戦略を一体的に推進しております。事業環境の変化が加速する中、持続的な成長を支える競争力の源泉は人材であるとの認識のもと、事業戦略の方向性に即した人材基盤の強化を重要な経営課題として位置付け、経営戦略の実現に必要な人材の確保・育成・活躍支援に取り組んでおります。
また、当社グループは、社員一人ひとりの挑戦を促し、その成果を適切に評価する人材マネジメントを通じて、組織全体の活力向上と競争力強化を図っております。事業戦略と整合した目標設定、役割の明確化及び評価運用の高度化を進めることで、社員の挑戦意欲と自律的な能力発揮を促進し、高い付加価値を継続的に創出できる組織づくりを推進してまいります。
a.競争力のある組織風土の醸成
当社は、将来に向けた競争力の基盤づくりに向けて、成長の源泉となる競争力を醸成するため、「メリハリ」のある報酬制度の整備を進めております。2025年4月には、「賃金」及び「評価」に関する人事ポリシーを重視し、高みに向けて挑戦した行動とその成果が適切に評価されるよう、評価運用の見直しを実施いたしました。さらに、2026年度より、期待を上回る成果及び行動発揮に対する加算額を引き上げる報酬制度改定を実施しております。より高い利益を目指す高い挑戦や活躍、付加価値の高い成果を発揮した社員に対して、これまで以上に報酬という形で還元していく体系へと見直しを行いました。これにより、「すべては自分次第。」という考え方のもと、20代であっても成果次第で年収1,000万円水準を目指すことができるよう、挑戦と成果が正しく報われ、社員一人ひとりが挑戦と成果に応じた処遇を実感できる会社を目指してまいります。
b.グループ一体経営による付加価値創出
当社は、グループ戦略の実現に向け、グループ会社間のシナジー創出を支える人材配置を重要な施策の一つと位置付けています。事業ポートフォリオの変革や新たな事業機会の創出にあたっては、各社が有する知見、機能及び顧客基盤を有機的に結びつけることが重要であり、その実現手段の一つとして、グループ・関係会社間における出向や人材交流を推進しています。
出向や人材交流を通じて、各社の事業特性、業務ノウハウ及び組織文化に対する理解を深めることで、グループ横断での連携強化、人材育成及び戦略実行力の向上を図っています。特に、ファイナンス領域や新規事業領域においては、人材交流を通じた経営リソースの共同利活用が、事業活性化と取組の深化につながるものと認識しています。
今後も、事業戦略と連動した人材配置及び人材交流を推進することにより、グループ全体の連携力と競争力の向上を図り、中長期的な企業価値向上を支える組織基盤の強化に取り組んでまいります。
2024年3月時点2025年3月時点2026年3月時点
出向者数471名506名517名

c.CSDX/AX戦略の推進
当社は、CSDX/AX戦略を人材戦略の実効性を高める重要な基盤の一つであると位置付けています。2019年より推進してきたCSDX(Credit Saison Digital Transformation)戦略により、業務のデジタル化・自動化や内製開発体制の拡充を進めるとともに、2025年9月に始動したCSAX(Credit Saison AI Transformation)戦略では、AI活用を前提とした人材育成と業務変革を通じて、全社員がAIを活用しながら高い付加価値を生み出す「全社員AIワーカー化」を推進しています。
また、全社員3,700名(※)へのChatGPT Enterprise導入や、職種・役割に応じたデジタル・AIスキル習得の推進により、社員一人ひとりがAIを実務で活用できる環境整備を進めています。
これにより、生成AIの活用を個人単位にとどめず、チームによる協働と標準化を通じて組織的な能力へと高め、社員の能力開発、生産性向上及び付加価値創出力の強化につなげてまいります。
(※)ChatGPT Enterprise導入時点の対象社員数
③給与その他の給付の額及び内容の決定に関する方針
当社の給与その他の給付は、社員区分及び役割に応じて、月例賃金、各種手当及び賞与により構成しております。月例賃金については、一般社員は期待役割に基づく役割給、職務の責任度・困難度等に基づく職務給及び勤務地コース給を基本とし、これに職務特性、勤務態様、役職、出向、海外勤務等に応じた各種手当を加えて構成しております。管理職については、職務の責任度及び困難度等に基づく職務給を基本としております。
賞与は年2回支給し、役割給又は職務賞与等を基礎に、人事考課に基づく業績評価及び行動評価、出勤率及び在籍率等を反映して算定しております。評価結果に応じたメリハリある配分を行うとともに、連結事業利益目標の達成状況を反映する仕組みを導入し、個人の成果とグループ業績の双方を報酬に反映しております。
また、社員の賃金は、期待役割、担当職務、能力、業績、経験及び社会情勢等を総合的に勘案して決定しております。当社は、成果発揮を重視し高い成果を出した社員に報酬で応える方針のもと、報酬体系の高度化を進めております。
さらに、社員が業績や株価をより意識し、自身の資産形成にもつなげられるよう、決算賞与及び持株会制度を導入しております。決算賞与については業績に応じて支給しており、2025年7月には全社員に一律97.8万円を支給いたしました。これにより、理論年収に対して若年層では23%、オペレーション業務等を担う層では30%の年収増加となるなど、従業員のモチベーション向上及び業績達成意欲の醸成に寄与しております。また、持株会制度については、加入率が2026年3月末時点で54.7%となるなど、社員の企業価値及び株価に対する意識や経営参画意識の向上につながっているものと認識しております。
2023年度2024年度2025年度
決算賞与支給額35.9万円43.6万円97.8万円
持株会加入率48.5%53.8%54.7%
  • 有価証券報告書-第76期(2025/04/01-2026/03/31)

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