有価証券報告書-第72期(2023/04/01-2024/03/31)
(2)戦略
当社では、気候変動が与える影響を経営戦略に反映させるため、TCFDの枠組みに沿った戦略策定を進めており、最初のステップとして気候変動によるリスクと機会の特定を実施しました。気候変動リスクは全社重要リスクの一つと位置付けており、2022年度からは「全社リスク管理委員会」において「気候変動リスク部会」を設定し、組織的な管理体制を構築しました。社長を委員長とする「全社リスク管理委員会」では、当社グループ全体の企業価値の維持・向上に努め、リスク発生時の影響を最小化するとともに、当社の活動や社員に対して影響をおよぼす可能性があるさまざまなリスクに対し、マネジメントを行っています。当該部会のもと、気候変動に関する各リスクを政策や法規制、市場における移行リスクと異常気象や気温上昇に伴う物理的リスクの区分に沿って分析し、リスクの監視と対応を行っています。
今後は、シナリオ分析の実施と財務影響の把握を進めて、より具体的な戦略策定を進めていきます。
■気候変動によるリスクと機会
把握した環境負荷においては、要素ごとにリスクと機会を分析し、対応策を進めています。
■マテリアリティ
当社では、環境面における重要課題を以下の4つと捉え、それぞれの課題に対して取り組みを行っており、各項目における具体的な取り組みは、当社Webサイトに公開しています。
当社では、気候変動が与える影響を経営戦略に反映させるため、TCFDの枠組みに沿った戦略策定を進めており、最初のステップとして気候変動によるリスクと機会の特定を実施しました。気候変動リスクは全社重要リスクの一つと位置付けており、2022年度からは「全社リスク管理委員会」において「気候変動リスク部会」を設定し、組織的な管理体制を構築しました。社長を委員長とする「全社リスク管理委員会」では、当社グループ全体の企業価値の維持・向上に努め、リスク発生時の影響を最小化するとともに、当社の活動や社員に対して影響をおよぼす可能性があるさまざまなリスクに対し、マネジメントを行っています。当該部会のもと、気候変動に関する各リスクを政策や法規制、市場における移行リスクと異常気象や気温上昇に伴う物理的リスクの区分に沿って分析し、リスクの監視と対応を行っています。
今後は、シナリオ分析の実施と財務影響の把握を進めて、より具体的な戦略策定を進めていきます。
■気候変動によるリスクと機会
把握した環境負荷においては、要素ごとにリスクと機会を分析し、対応策を進めています。
| リスク | 項目 | |
| 移行リスク | 法規制 | ・GHG排出やプラスチックに対する規制強化による収益の圧迫 |
| 技術 | ・脱炭素・再生材使用・リサイクル技術の不足 | |
| 市場 | ・脱炭素技術やリサイクル設備を導入することでの設備コスト増 ・リサイクル可能商品の回収にかかるコストの増加 | |
| ・脱炭素(CO2フリー)・再生原材料への切換による原価アップ | ||
| ・事業活動に伴う排出のオフセットによるコスト増 | ||
| ・消費者行動の変化による販売機会の喪失 …既存製品のニーズ減退 …脱炭素ニーズ増加 (対応製品の不足) | ||
| 評判 | ・脱炭素製品、回収・リサイクルできる製品が提供できないことでの評判低下 ・サンゲツブランドの指名買いの低下・ESG投資家からの失望 | |
| 物理リスク | 急性 | ・台風やゲリラ豪雨など自然災害(洪水や浸水、強風)の激甚化による、安定供給(仕入~納品・施工迄)に資する各機能の棄損と停止 |
| 慢性 | ・平均気温上昇に伴う空調などの稼働コスト増大 | |
| 機会 | 項目 | |
| 機会 | 資源の効率性 | ・資源循環することで資源の効率性が向上する |
| エネルギー源 | ・商品・見本帳を低炭素エネルギー(再エネなど)で製造ができる | |
| 製品/サービス | ・商品・見本帳を低炭素化することによる環境配慮対応 ・資源循環することによる環境配慮対応 | |
| 市場 | ・低炭素商品・見本帳の拡充により環境配慮のニーズに応える ・再生材使用/リサイクル可能商品の拡充により環境配慮のニーズに応える | |
| 強靭性 (レジリエンス) | ・商品・見本帳の低炭素化といったニーズの変化に対しても、よりサステイナブルな商品・サービスが提供できる ・バージン材が枯渇する事態が発生しても資源循環するフローを 構築していることでサステイナブルな商品・サービスが提供できる | |
■マテリアリティ
当社では、環境面における重要課題を以下の4つと捉え、それぞれの課題に対して取り組みを行っており、各項目における具体的な取り組みは、当社Webサイトに公開しています。
| 事業活動における 環境負荷 | GHG排出量・エネルギー使用量の削減、廃棄物の削減、リサイクル率の向上 [詳細] 気候変動への対応 https://www.sangetsu.co.jp/company/sustainability/environment/climatechange.html 資源循環 https://www.sangetsu.co.jp/company/sustainability/environment/recycling_society.html |
| サプライチェーンの 環境負荷 | グループ環境負荷の把握と低減プラン策定 [詳細]スコープ3への対応 https://www.sangetsu.co.jp/company/sustainability/environment/climatechange.html#sec06 |
| 見本帳リサイクル | リサイクル処理キャパシティの向上、リサイクル率の向上 [詳細]見本帳リサイクル https://www.sangetsu.co.jp/company/sustainability/environment/recycling_society.html#sec03 |
| 環境商品の開発 | 低炭素、資源循環に資する商品の開発 [詳細]商品を通じた地球環境保全 https://www.sangetsu.co.jp/company/sustainability/environment/product.html |