- #1 主な資産及び負債の内容(連結)
② 固定資産
イ 営業保証金
2023/06/28 10:14- #2 事業等のリスク
しかしながら、地方自治体の霊園開発規制強化や開発業者と近隣住民とのトラブル等により、宗教法人による霊園の新規開発は従来に比べて困難な状況となっております。将来に向けて、優良な霊園や墓所が充分確保できない場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5) 建墓権取得に係る営業保証金の評価について
優良な霊園・墓所の確保のために、当社は主に霊園開発計画の段階で、霊園の経営主体(宗教法人等)に建墓権(墓石を販売する権利)取得のための営業保証金を差入れております。営業保証金は、当社と宗教法人等との「墓地販売業務提携契約」に基づく、建墓権取得を目的としての墓地永代使用権販売受託業務のために差入れた金銭の返還請求債権で、墓石の販売権が付随した複合的な性格を持っている債権であります。差入れた営業保証金は、当社と墓石販売契約を締結する顧客が霊園の経営主体に永代使用料(墓地を使用する権利料)を支払った後、霊園の経営主体から返還されます。
2023/06/28 10:14- #3 経営上の重要な契約等
5【経営上の重要な契約等】
(1) 当社は、墓石の販売にあたって霊園の経営主体(宗教法人等)と墓地販売業務提携契約を締結しており、建墓権(墓石を販売する権利)取得のための営業保証金を差入れております。
営業保証金の概要につきましては、「3 事業等のリスク (5) 建墓権取得に係る営業保証金の評価について」に記載のとおりであります。
2023/06/28 10:14- #4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(連結)
イ 財政状態
当事業年度末における資産合計は、季節商品の仕入時期を前倒ししたことなどにより商品が5億97百万円及び販売保証契約に基づく預託により販売保証金が5億14百万円それぞれ増加したものの、現金及び預金が8億38百万円、墓石販売に伴う営業保証金の回収等により営業保証金が2億80百万円及び減価償却によりリース資産(有形固定資産及び無形固定資産)が83百万円それぞれ減少したことなどにより、前事業年度末に比べて1億11百万円減少し、182億18百万円となりました。
当事業年度末における負債合計は、季節商品の仕入などにより買掛金が3億22百万円増加したものの、借入の返済により長期借入金(1年内返済予定を含む)が13億83百万円及び受注残高が減少したことにより契約負債が1億11百万円減少したことなどにより、前事業年度末に比べて11億87百万円減少し、72億73百万円となりました。
2023/06/28 10:14- #5 重要な会計上の見積り、財務諸表(連結)
(重要な会計上の見積り)
1.営業保証金の評価
(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額
2023/06/28 10:14- #6 重要な会計方針、財務諸表(連結)
(1) 貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権や営業保証金等特定の債権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
(2) 賞与引当金
2023/06/28 10:14- #7 金融商品関係、財務諸表(連結)
投資有価証券である株式は、市場価格の変動リスクに晒されておりますが、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格等については、適宜、担当役員に報告されております。
営業保証金は、霊園開発の主体となる宗教法人等に対して霊園の建墓権(墓石を販売する権利)取得のために差入れた金銭債権であり、当社と墓石販売契約を締結する顧客が霊園の経営主体に永代使用料(墓地を使用する権利料)を支払った後、霊園の経営主体から返還されるものであります。そのため、霊園開発計画の遅延や頓挫、地方自治体による霊園経営の不許可等、また、霊園の経営状態の悪化、地方自治体による霊園経営の許可の取消しや販売禁止命令、自然災害による販売自粛、当社が受託している墓地永代使用権の販売不振による営業保証金回収計画の遅延等によるリスクに晒されております。
当該リスクに関しては、霊園を開園前、開園後に区分し、また、その回収状況に応じて正常霊園、問題霊園、回収不能霊園に分類して把握し、その軽減に努めております。
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