有価証券報告書-第66期(平成30年2月21日-平成31年2月20日)
わが国の今後の経済状況は、世界経済の拡大が力強さを失う中で、輸出などの外需が下振れすると見られ、内
需についても景気回復は鈍化すると思われます。平成31年度は、新元号への改元やラグビーワールドカップなど
の明るいニュースもありますが、10月に予定されている消費増税は、税率引き上げ幅が前回の増税時より少なく
なるとはいえ、消費者の要不要の選別消費に対する意識は一層高まるものと思われます。
小売業界を取り巻く環境は、販売チャンネルの多様化が更に進み、スマートフォンを使用したインターネット
通販もごく身近なものとなりました。実店舗においては、センサー技術やICタグなどによる無人店舗や、キャッ
シュレス決済など省力化を図るためのシステムも高度化が進んでいます。これらを踏まえ、小売業は消費者行動
の変化を敏感に捉え、将来の変化を見通した事業の構築が求められています。
このような状況下で、当社グループは平成31年度のグループ統一テーマを“既存店業績の改善”とし、しまむ
らのブランド力の回復をテーマに実店舗の強みである、触れて楽しく選んで気軽にお買い物の出来る店舗作りを
目指すため、3つの対話を通じてお客様本位の店舗、売場、商品構成力の改革を進めます。
(1)市場との対話
当社グループの商品をより良いものとするために、市場調査で得た情報と知識を商品作りに反映します。
商品のトレンド、素材やデザイン、機能、サイズスペック等について、海外を含めた競合店の調査や他社
サンプルとの比較を通し、お客様が求めているものは何かを探り続けます。
(2)消費者との対話
消費者の生活全般や消費生活における意識や行動の変化について、敏感に対応するための仕組み作りを行
います。消費者がお買物をする際の行動パターンや販売チャンネルの多様化、インターネット通販の動向
など、統計調査等を通じて得た結果から当社で取り入れていくべきものを選択します。
(3)お客様との対話
お客様が、しまむらグループの店舗と商品に何を求めているかについて、直接的なお客様との対話や各店
舗の販売実績を通して情報を収集します。商品作りと選びやすく買いやすい売場作り、商品の売り方や在
庫の持ち方等で、売り手側の都合になっていた部分を改善し、お客様に支持される店舗を実現します。
なお、本項において将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末(平成31年2月
20日)現在において当社グループが判断したものです。
1)会社の経営の基本方針
当社は次の経営理念により、信頼性の高い誠実な企業運営を続けることを基本方針としています。
「商業を通じ消費生活と生活文化の向上に貢献することを基本とする。
常に最先端の商業、流通技術の運用によって高い生産性と適正な企業業績を維持する。
世界的視野と人間尊重の経営を基本とし、普遍的な信用、信頼性をもつ誠実な企業運営を続ける。」
2)目標とする経営指標
当社の小売業としての適切な営業利益率を10%として意識し、連結営業利益率についても10%が適切と認識し
ております。このためにグループ全体を統合した物流システム、情報システムを基本に調達・運営・組織の高
度化を図り、新しい企業構造への仕組みの構築を進めております。
3)中長期的な会社の経営戦略
連結営業利益率10%を達成し、安定的な企業の成長を継続するため、グループ全体を統合した物流システム、情報システムを基に調達・運営・組織の高度化を図り、新しい企業構造への仕組みの構築を進めております。
中でも主力の「ファッションセンターしまむら」は、消費者に対して適切な時期にトレンド性の高い商品を値
打ちのある価格で提供すべく、商品の企画段階から消費者に手渡されるまでの全ての段階で最適な状況の実現
を目指して垂直的な合理化を図っています。このためサプライヤー各社との密接な協業と共生を図り、無駄の
ない流通構造の構築を進めております。
若者向けの感度の高いファッションを扱う「アベイル」は、全国での多店舗化を進めるとともに、トレンド提
案とコーディネートが容易になる商品の開発を強化し、客層の拡大を進めております。
また、ベビー・子供用品を扱う「バースデイ」は、多店舗化を推進し基盤の強化を推し進めております。
女性のファッション雑貨等を扱う「シャンブル」では、「おうち雑貨」をテーマとして、事業の再構築を進め
ております。
女性を主たる顧客層としたファミリー靴専門店「ディバロ」は、標準売場面積を150坪と定め、店舗の標準化
と品揃えの改善を進めております。
さらに、これらの業態を組み合わせたソフトグッズだけを集める複合商業施設「ファッション・モール」の展
開を全国的に推し進めております。
また、台湾で展開している思夢樂股份有限公司は、現地仕入商品と日本企画商品とのバランスの最適化によっ
て台湾の消費者に密着した商品供給体制を作り上げ、業績の向上を進めてまいります。
なお、上海で展開している飾夢楽(上海)商貿有限公司は、平成30年12月までに11店舗を開設しており、今後
も多店舗化に向けた仕組みづくりを推し進めてまいります。
4)会社の対処すべき課題
本来ドメスティックと言われた小売業界でも、世界を股にかけた大企業の出現により市場はグローバル化しつ
つあります。当社の主力事業であるファッションセンターしまむらは世界的に見ても衣料品のみを扱う事業と
しては、5万点を超えた極めて多くのアイテムを取扱い、かつ、1店舗当たりの商圏を15,000世帯程度とし、小商圏で近距離に店舗をドミナント展開するという特異の事業を展開しております。現在このために必須の精
度の高い商品管理技術や店舗運営力等を背景に店舗数は日本全域で1,428店舗となりました。また、その他の事
業のアベイル、バースデイ、シャンブル、ディバロ、子会社の思夢樂、飾夢楽を加えたグループ全体では2,200
店舗を超えた強力な事業展開を進めております。
チェーンストアは店舗数が大幅に増加するごとに仕組みが異なります。当社は今後とも店舗数の増加に対応す
る効率的な仕組みを構築し続けて、経営資源の重点的かつ効率的な投入を進めていく所存です。
5)主力のしまむら事業
20代~50代の主婦とその家族をターゲットとするしまむら事業では、お買い物の楽しさと信頼感の回復を図る
ため、アウター商品を中心にアイテム数を拡大、高感度・高品質なプライベートブランドの「CLOSSHI PREMI
UM」の開発を進めます。同時に売場の部門配置の適正化を進め、アイテム数と陳列量を増加させるため2020年
型レイアウトへの変更を売上上位店より順次行います。
平成31年度は、立地や商圏の変化に対応して店舗の再配置を行います。都市部の出店を基本に18店舗の開店と
3店舗の閉店を予定し、年度末には1,443店舗とする予定です。
6)アベイル事業
10代から30代の男女をターゲットとするアベイル事業では、その時期のトレンドを取り入れた商品をタイムリ
ーに提供するために、短期生産の仕組み作りにより品揃えの活性化を図ります。また既存店の販売力強化に向
けて、ゴンドラ什器の増設と主通路幅の拡大を行い、売場の改善を図ります。
平成31年度は7店舗の開店と1店舗の閉店を予定し、年度末には326店舗とする予定です。
7)バースデイ事業
「ベビー・子供用品の総合専門店」として国内№1を目指すため、バースデイオリジナルブランドの商品開発
や地域に密着した品揃えを進め、平成30年度より始めたランドセルの販売など新規カテゴリーの商品を強化し
ます。シーズン毎の催事売場など販売力向上に繋がる売場の構築と接客技術の向上により、お客様本位の店作
りに努めます。
平成31年度は22店舗の開店を予定し、年度末には306店舗とする予定です。
8)シャンブル事業
20代から40代の女性をターゲットとした「雑貨&ファッション」の専門店であるシャンブルは、軸となるブラ
ンドの確立とカジュアルギフト需要に応える品揃えを行い、販売力の強化を図ります。
平成31年度は3店舗の開店と3店舗の閉店を予定し、年度末には97店舗とする予定です。
9)ディバロ事業
20代から50代の女性およびその子供と男性をターゲットとし、レディースシューズを中心とした「総合靴専門
店」を確立し、多店舗化に向けた商品調達の仕組みを構築します。
平成31年度は5店舗の開店を予定し、年度末には23店舗とする予定です。
10)思夢樂事業
台湾全域での店舗展開となった思夢樂は、総合衣料の専門店としてジュニアデパート化に向けた再構築を進め、台湾のお客様にとって適時、適品、適量、適価となるような品揃えを実現するために情報収集と仕入技術の向
上に努めます。
平成31年度は1店舗の開店を予定し、年度末には48店舗とする予定です。
11)飾夢楽事業
上海を中心に事業展開する飾夢楽は、実店舗での販売力強化に向けて中国ローカルに適合した品揃えを進める
ため、現地の工場で中国のお客様に合わせた製品を生産し、「売れる商品の調達方法」の確立を目指します。
平成31年度は3店舗の閉店を予定し、年度末には8店舗とする予定です。
需についても景気回復は鈍化すると思われます。平成31年度は、新元号への改元やラグビーワールドカップなど
の明るいニュースもありますが、10月に予定されている消費増税は、税率引き上げ幅が前回の増税時より少なく
なるとはいえ、消費者の要不要の選別消費に対する意識は一層高まるものと思われます。
小売業界を取り巻く環境は、販売チャンネルの多様化が更に進み、スマートフォンを使用したインターネット
通販もごく身近なものとなりました。実店舗においては、センサー技術やICタグなどによる無人店舗や、キャッ
シュレス決済など省力化を図るためのシステムも高度化が進んでいます。これらを踏まえ、小売業は消費者行動
の変化を敏感に捉え、将来の変化を見通した事業の構築が求められています。
このような状況下で、当社グループは平成31年度のグループ統一テーマを“既存店業績の改善”とし、しまむ
らのブランド力の回復をテーマに実店舗の強みである、触れて楽しく選んで気軽にお買い物の出来る店舗作りを
目指すため、3つの対話を通じてお客様本位の店舗、売場、商品構成力の改革を進めます。
(1)市場との対話
当社グループの商品をより良いものとするために、市場調査で得た情報と知識を商品作りに反映します。
商品のトレンド、素材やデザイン、機能、サイズスペック等について、海外を含めた競合店の調査や他社
サンプルとの比較を通し、お客様が求めているものは何かを探り続けます。
(2)消費者との対話
消費者の生活全般や消費生活における意識や行動の変化について、敏感に対応するための仕組み作りを行
います。消費者がお買物をする際の行動パターンや販売チャンネルの多様化、インターネット通販の動向
など、統計調査等を通じて得た結果から当社で取り入れていくべきものを選択します。
(3)お客様との対話
お客様が、しまむらグループの店舗と商品に何を求めているかについて、直接的なお客様との対話や各店
舗の販売実績を通して情報を収集します。商品作りと選びやすく買いやすい売場作り、商品の売り方や在
庫の持ち方等で、売り手側の都合になっていた部分を改善し、お客様に支持される店舗を実現します。
なお、本項において将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末(平成31年2月
20日)現在において当社グループが判断したものです。
1)会社の経営の基本方針
当社は次の経営理念により、信頼性の高い誠実な企業運営を続けることを基本方針としています。
「商業を通じ消費生活と生活文化の向上に貢献することを基本とする。
常に最先端の商業、流通技術の運用によって高い生産性と適正な企業業績を維持する。
世界的視野と人間尊重の経営を基本とし、普遍的な信用、信頼性をもつ誠実な企業運営を続ける。」
2)目標とする経営指標
当社の小売業としての適切な営業利益率を10%として意識し、連結営業利益率についても10%が適切と認識し
ております。このためにグループ全体を統合した物流システム、情報システムを基本に調達・運営・組織の高
度化を図り、新しい企業構造への仕組みの構築を進めております。
3)中長期的な会社の経営戦略
連結営業利益率10%を達成し、安定的な企業の成長を継続するため、グループ全体を統合した物流システム、情報システムを基に調達・運営・組織の高度化を図り、新しい企業構造への仕組みの構築を進めております。
中でも主力の「ファッションセンターしまむら」は、消費者に対して適切な時期にトレンド性の高い商品を値
打ちのある価格で提供すべく、商品の企画段階から消費者に手渡されるまでの全ての段階で最適な状況の実現
を目指して垂直的な合理化を図っています。このためサプライヤー各社との密接な協業と共生を図り、無駄の
ない流通構造の構築を進めております。
若者向けの感度の高いファッションを扱う「アベイル」は、全国での多店舗化を進めるとともに、トレンド提
案とコーディネートが容易になる商品の開発を強化し、客層の拡大を進めております。
また、ベビー・子供用品を扱う「バースデイ」は、多店舗化を推進し基盤の強化を推し進めております。
女性のファッション雑貨等を扱う「シャンブル」では、「おうち雑貨」をテーマとして、事業の再構築を進め
ております。
女性を主たる顧客層としたファミリー靴専門店「ディバロ」は、標準売場面積を150坪と定め、店舗の標準化
と品揃えの改善を進めております。
さらに、これらの業態を組み合わせたソフトグッズだけを集める複合商業施設「ファッション・モール」の展
開を全国的に推し進めております。
また、台湾で展開している思夢樂股份有限公司は、現地仕入商品と日本企画商品とのバランスの最適化によっ
て台湾の消費者に密着した商品供給体制を作り上げ、業績の向上を進めてまいります。
なお、上海で展開している飾夢楽(上海)商貿有限公司は、平成30年12月までに11店舗を開設しており、今後
も多店舗化に向けた仕組みづくりを推し進めてまいります。
4)会社の対処すべき課題
本来ドメスティックと言われた小売業界でも、世界を股にかけた大企業の出現により市場はグローバル化しつ
つあります。当社の主力事業であるファッションセンターしまむらは世界的に見ても衣料品のみを扱う事業と
しては、5万点を超えた極めて多くのアイテムを取扱い、かつ、1店舗当たりの商圏を15,000世帯程度とし、小商圏で近距離に店舗をドミナント展開するという特異の事業を展開しております。現在このために必須の精
度の高い商品管理技術や店舗運営力等を背景に店舗数は日本全域で1,428店舗となりました。また、その他の事
業のアベイル、バースデイ、シャンブル、ディバロ、子会社の思夢樂、飾夢楽を加えたグループ全体では2,200
店舗を超えた強力な事業展開を進めております。
チェーンストアは店舗数が大幅に増加するごとに仕組みが異なります。当社は今後とも店舗数の増加に対応す
る効率的な仕組みを構築し続けて、経営資源の重点的かつ効率的な投入を進めていく所存です。
5)主力のしまむら事業
20代~50代の主婦とその家族をターゲットとするしまむら事業では、お買い物の楽しさと信頼感の回復を図る
ため、アウター商品を中心にアイテム数を拡大、高感度・高品質なプライベートブランドの「CLOSSHI PREMI
UM」の開発を進めます。同時に売場の部門配置の適正化を進め、アイテム数と陳列量を増加させるため2020年
型レイアウトへの変更を売上上位店より順次行います。
平成31年度は、立地や商圏の変化に対応して店舗の再配置を行います。都市部の出店を基本に18店舗の開店と
3店舗の閉店を予定し、年度末には1,443店舗とする予定です。
6)アベイル事業
10代から30代の男女をターゲットとするアベイル事業では、その時期のトレンドを取り入れた商品をタイムリ
ーに提供するために、短期生産の仕組み作りにより品揃えの活性化を図ります。また既存店の販売力強化に向
けて、ゴンドラ什器の増設と主通路幅の拡大を行い、売場の改善を図ります。
平成31年度は7店舗の開店と1店舗の閉店を予定し、年度末には326店舗とする予定です。
7)バースデイ事業
「ベビー・子供用品の総合専門店」として国内№1を目指すため、バースデイオリジナルブランドの商品開発
や地域に密着した品揃えを進め、平成30年度より始めたランドセルの販売など新規カテゴリーの商品を強化し
ます。シーズン毎の催事売場など販売力向上に繋がる売場の構築と接客技術の向上により、お客様本位の店作
りに努めます。
平成31年度は22店舗の開店を予定し、年度末には306店舗とする予定です。
8)シャンブル事業
20代から40代の女性をターゲットとした「雑貨&ファッション」の専門店であるシャンブルは、軸となるブラ
ンドの確立とカジュアルギフト需要に応える品揃えを行い、販売力の強化を図ります。
平成31年度は3店舗の開店と3店舗の閉店を予定し、年度末には97店舗とする予定です。
9)ディバロ事業
20代から50代の女性およびその子供と男性をターゲットとし、レディースシューズを中心とした「総合靴専門
店」を確立し、多店舗化に向けた商品調達の仕組みを構築します。
平成31年度は5店舗の開店を予定し、年度末には23店舗とする予定です。
10)思夢樂事業
台湾全域での店舗展開となった思夢樂は、総合衣料の専門店としてジュニアデパート化に向けた再構築を進め、台湾のお客様にとって適時、適品、適量、適価となるような品揃えを実現するために情報収集と仕入技術の向
上に努めます。
平成31年度は1店舗の開店を予定し、年度末には48店舗とする予定です。
11)飾夢楽事業
上海を中心に事業展開する飾夢楽は、実店舗での販売力強化に向けて中国ローカルに適合した品揃えを進める
ため、現地の工場で中国のお客様に合わせた製品を生産し、「売れる商品の調達方法」の確立を目指します。
平成31年度は3店舗の閉店を予定し、年度末には8店舗とする予定です。