有価証券報告書-第54期(2025/04/01-2026/03/31)
Ⅰ.人材採用の取り組み
当社グループは、“製造物流IT小売業”という独自のビジネスモデルを確立し、商品の企画・開発から製造、物流、販売、IT活用に至るまで一貫して自社で担うことで、他にはない価値をお客様に提供してまいりました。この体制のもと、「70部署100職種以上」に及ぶ幅広い活躍フィールドを有し、多様な人材が力を発揮できる環境を整えています。
採用活動においては、当社グループのビジネスモデルや企業風土を早期に知っていただく機会として、インターンシップの充実に努めてまいりました。このプログラムを通じて、ニトリグループへの理解を深めるとともに、自らのキャリアを主体的に描き、多様なフィールドで成長し続ける意欲ある人材を積極的に採用しています。今後も、インターンシップをはじめとする多様な採用活動を通じて、当社グループの「ロマン(志)」に共感し、新たな未来を切り拓く人材の獲得に取り組んでまいります。
Ⅱ.人材育成の取り組み
<教育体系>未来を担う人材が長く働き続けられること、それが企業の成長につながることが重要だと考えています。その起点となる人材教育では、配転教育や『ニトリ大学』という独自の教育体系のもと、多数精鋭のスペシャリスト体制強化に向けて人材育成に取り組んでおり、教育投資額は上場企業平均の5倍以上です。ニトリ大学では、創業者の原点であるアメリカでの感動を体感するアメリカセミナーをはじめ、配属前全体研修、新人研修(1年目)、年次別若手研修(2・3年目)、さらに部署別・職位別研修等、キャリアステップ毎に多彩なカリキュラムを用意しています。また、現場ではNWC(Nitori group World Circle)という小集団活動を通じて、日々の業務の中で問題点の発見、原因推定、対策立案、実験・検証を繰り返し、現場主導の改善・改革を経営陣に直接提言できる機会も提供しています。
<グローバルチェーン展開の加速>グローバル展開を加速する体制を早期に整えるために、現地新卒の積極的な採用とともに、ナショナルスタッフの人材育成の加速化を図っています。グローバルチェーン化における人材育成の重要課題は、ニトリグループの特徴であり、最大の強みである「ロマン(志)」を共有し、一人ひとりと確実な目線合わせを行うことです。そのため、日本国内と同様の教育体系を海外拠点にも構築しています。さらに、ナショナルスタッフ向けの日本研修を行い、店舗・物流拠点の視察を通じて、日本と現地の違いを学びながら「観察・分析・判断」の企業文化を体得できる機会を提供しています。こうした取り組みにより、同じ志を持ち、現地で自律的に改革を進められるグローバル人材の輩出を加速しています。
<グローバル展開を見据えたIT・DXによるビジネス基盤改革>グループ全体のDXを推進することを目的として、2022年4月に株式会社ニトリデジタルベースを設立し、現在は2032年までに社内のIT人材を1,000人以上に増やす計画を進めています。独自の"製造物流IT小売業”というビジネスモデルを支える基盤として、ITの自社内製化に30年以上前から取り組んできました。今後、グローバル展開をさらに加速するため、ITシステムの強化と新たな仕組みづくりに注力してまいります。また、IT人材育成においては、専門スキルの習得はもちろん、原則全てのIT人材が店舗や物流部門での現場勤務を経験することで、現場での知識や現場視点の問題解決力を培っています。また、非IT部門からのIT人材化も推進しており、基礎から最新技術まで段階的に学べる教育プログラムを用意すると同時に、社員のITリテラシーを高めることも非常に重視しており、プロジェクトでは、選抜制・挙手制・全員で取り組むもの等、それぞれのプロジェクトの特性に合わせて様々なアプローチで要員を集め、多くの従業員がITやDXに対して積極的に関わることができる体制を整えています。
<次世代を担う経営人材の育成>当社グループでは、多様な部門での業務経験を積み重ねる「配転教育」を通じて、現場オペレーションから製造・物流・販売まで幅広く把握できる経営人材の育成に注力しています。階層の少ない組織体制のもと、若手社員でも経営者へ直接提案できる環境を整えており、早期から経営視点と課題解決能力を養うことができます。
育成した経営人材候補は、事業責任者や海外子会社の経営を担うなどグローバルに活躍しているほか、取締役会における定期的な業務執行報告の場を通じて、取締役との議論により高度な経営視点に基づくフィードバックを受ける機会を設けています。この場は同時に、取締役が経営人材としての資質を評価する重要な機会にもなっています。
Ⅲ.ダイバーシティの推進
<ワークライフバランスの推進>■女性活躍推進
当社グループの管理職における女性比率は増加傾向にあり、㈱ニトリと㈱島忠を合計した管理職に占める女性労働の割合は20.8%となっています。ライフイベントの到来等の個々の事情を踏まえ、女性管理職ポストの拡大、短時間勤務で活躍可能なポストの拡充、より利用しやすい支援制度の実現等について、全従業員を対象としたアンケートや、取締役を交えた定期的な討議を実施しています。また、従業員のワークライフバランス向上を目的として、2023年には転勤なし・報酬の減額なしの「マイエリア制度」を導入する等、多様な働き方選択ができるように様々な取り組みを行った結果、2025年3月には厚生労働省が女性活躍推進に積極的に取り組みを行っている企業として、「えるぼし認定(3段階目)」を取得しました。今後も女性のキャリア形成を支える環境整備を進め、2040年までに女性管理職比率を40%程度まで高めることを目指します。
■育児両立支援
男女を問わず育児休業を取得できる風土の醸成に取り組んでおり、店舗従業員を含む男性労働者の育児休業取得率は81.8%に上り、年々増加しています。2023年には全社員を対象に一日の労働時間の下限を6時間から4時間に引き下げたことで、選択してシフトを組むことができるようになり、これまで以上に柔軟な働き方ができる環境となりました。
<定年後再雇用制度>当社グループでは、「暮らしの豊かさを世界の人々に提供する。」ため豊富な経験と知見を持ったシニア人材の活躍は不可欠と考え、再雇用制度の拡充及び処遇の見直しを実施しました。再雇用制度の拡充では、従来65歳と定めていた継続雇用期間を、当社の基準を満たす場合は70歳へ拡大し、報酬水準は定年前と比較して最大9割維持しています。
<障害者活躍支援>当社グループは、障害者雇用を重要な社会的責任と捉え、多様性を尊重しながら、全ての従業員が能力を発揮できる環境づくりに努めています。職場における合理的配慮を徹底し、個々の特性に応じた業務を提供することで、働きがいを感じられる職場を実現しています。障害者雇用比率は、厚生労働省が定める2.5%以上に対し、既に3.00%となっています。今後も誰もが活躍できる持続可能な社会の構築に貢献してまいります。
<従業員エンゲージメント調査>従業員一人ひとりがニトリグループのロマン(志)とビジョンに共感し、自発的に力を発揮することで、グループ全体の活性化と成長につなげるため、全社員を対象とした「従業員エンゲージメント調査」を半年に1回実施しています。2025年度下半期の調査結果では、全体満足度76.2%となりました。引き続き、調査結果については、エンゲージメントの視点で課題を発見・分析し、その改善・改革へとつなげていくと同時に、調査を継続してまいります。
Ⅳ.社内環境整備の取り組み
<健康経営体制>当社グループは、ロマン(志)とビジョンの実現には、従業員の健康が不可欠であると考えております。 2016年4月1日に健康経営宣言を行い、会社・労働組合・健康保険組合・各部との連携により、健康経営推進に向けた対応を行っており、従業員と家族が健康的で幸せな生活を営めるよう、これからも支援してまいります。
<適正な労働時間の確保>当社グループでは、ワークライフバランスを推進しており、長時間労働が発生しないような仕組みづくりをしています。例えば、勤務間インターバルの導入や、本社・本部一斉消灯等の実施により従業員の健康確保・ワークライフバランスの充実・時間を意識した仕事による生産性の向上を目指しています。こうした取り組みが評価され、2018年より「ホワイト企業認定」を取得し、2021年からは最高位のプラチナに認定されています。また、2023年度には健康経営部門、2025年度には学生審査部門でホワイト企業アワードを受賞いたしました。
③リスク管理
当社グループのリスク管理体制に、人的資本に関するリスクも含まれます。
リスク管理の詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照下さい。
当社グループは、“製造物流IT小売業”という独自のビジネスモデルを確立し、商品の企画・開発から製造、物流、販売、IT活用に至るまで一貫して自社で担うことで、他にはない価値をお客様に提供してまいりました。この体制のもと、「70部署100職種以上」に及ぶ幅広い活躍フィールドを有し、多様な人材が力を発揮できる環境を整えています。
採用活動においては、当社グループのビジネスモデルや企業風土を早期に知っていただく機会として、インターンシップの充実に努めてまいりました。このプログラムを通じて、ニトリグループへの理解を深めるとともに、自らのキャリアを主体的に描き、多様なフィールドで成長し続ける意欲ある人材を積極的に採用しています。今後も、インターンシップをはじめとする多様な採用活動を通じて、当社グループの「ロマン(志)」に共感し、新たな未来を切り拓く人材の獲得に取り組んでまいります。
Ⅱ.人材育成の取り組み
<教育体系>未来を担う人材が長く働き続けられること、それが企業の成長につながることが重要だと考えています。その起点となる人材教育では、配転教育や『ニトリ大学』という独自の教育体系のもと、多数精鋭のスペシャリスト体制強化に向けて人材育成に取り組んでおり、教育投資額は上場企業平均の5倍以上です。ニトリ大学では、創業者の原点であるアメリカでの感動を体感するアメリカセミナーをはじめ、配属前全体研修、新人研修(1年目)、年次別若手研修(2・3年目)、さらに部署別・職位別研修等、キャリアステップ毎に多彩なカリキュラムを用意しています。また、現場ではNWC(Nitori group World Circle)という小集団活動を通じて、日々の業務の中で問題点の発見、原因推定、対策立案、実験・検証を繰り返し、現場主導の改善・改革を経営陣に直接提言できる機会も提供しています。
<グローバルチェーン展開の加速>グローバル展開を加速する体制を早期に整えるために、現地新卒の積極的な採用とともに、ナショナルスタッフの人材育成の加速化を図っています。グローバルチェーン化における人材育成の重要課題は、ニトリグループの特徴であり、最大の強みである「ロマン(志)」を共有し、一人ひとりと確実な目線合わせを行うことです。そのため、日本国内と同様の教育体系を海外拠点にも構築しています。さらに、ナショナルスタッフ向けの日本研修を行い、店舗・物流拠点の視察を通じて、日本と現地の違いを学びながら「観察・分析・判断」の企業文化を体得できる機会を提供しています。こうした取り組みにより、同じ志を持ち、現地で自律的に改革を進められるグローバル人材の輩出を加速しています。
<グローバル展開を見据えたIT・DXによるビジネス基盤改革>グループ全体のDXを推進することを目的として、2022年4月に株式会社ニトリデジタルベースを設立し、現在は2032年までに社内のIT人材を1,000人以上に増やす計画を進めています。独自の"製造物流IT小売業”というビジネスモデルを支える基盤として、ITの自社内製化に30年以上前から取り組んできました。今後、グローバル展開をさらに加速するため、ITシステムの強化と新たな仕組みづくりに注力してまいります。また、IT人材育成においては、専門スキルの習得はもちろん、原則全てのIT人材が店舗や物流部門での現場勤務を経験することで、現場での知識や現場視点の問題解決力を培っています。また、非IT部門からのIT人材化も推進しており、基礎から最新技術まで段階的に学べる教育プログラムを用意すると同時に、社員のITリテラシーを高めることも非常に重視しており、プロジェクトでは、選抜制・挙手制・全員で取り組むもの等、それぞれのプロジェクトの特性に合わせて様々なアプローチで要員を集め、多くの従業員がITやDXに対して積極的に関わることができる体制を整えています。
<次世代を担う経営人材の育成>当社グループでは、多様な部門での業務経験を積み重ねる「配転教育」を通じて、現場オペレーションから製造・物流・販売まで幅広く把握できる経営人材の育成に注力しています。階層の少ない組織体制のもと、若手社員でも経営者へ直接提案できる環境を整えており、早期から経営視点と課題解決能力を養うことができます。
育成した経営人材候補は、事業責任者や海外子会社の経営を担うなどグローバルに活躍しているほか、取締役会における定期的な業務執行報告の場を通じて、取締役との議論により高度な経営視点に基づくフィードバックを受ける機会を設けています。この場は同時に、取締役が経営人材としての資質を評価する重要な機会にもなっています。
Ⅲ.ダイバーシティの推進
<ワークライフバランスの推進>■女性活躍推進
当社グループの管理職における女性比率は増加傾向にあり、㈱ニトリと㈱島忠を合計した管理職に占める女性労働の割合は20.8%となっています。ライフイベントの到来等の個々の事情を踏まえ、女性管理職ポストの拡大、短時間勤務で活躍可能なポストの拡充、より利用しやすい支援制度の実現等について、全従業員を対象としたアンケートや、取締役を交えた定期的な討議を実施しています。また、従業員のワークライフバランス向上を目的として、2023年には転勤なし・報酬の減額なしの「マイエリア制度」を導入する等、多様な働き方選択ができるように様々な取り組みを行った結果、2025年3月には厚生労働省が女性活躍推進に積極的に取り組みを行っている企業として、「えるぼし認定(3段階目)」を取得しました。今後も女性のキャリア形成を支える環境整備を進め、2040年までに女性管理職比率を40%程度まで高めることを目指します。
■育児両立支援
男女を問わず育児休業を取得できる風土の醸成に取り組んでおり、店舗従業員を含む男性労働者の育児休業取得率は81.8%に上り、年々増加しています。2023年には全社員を対象に一日の労働時間の下限を6時間から4時間に引き下げたことで、選択してシフトを組むことができるようになり、これまで以上に柔軟な働き方ができる環境となりました。
<定年後再雇用制度>当社グループでは、「暮らしの豊かさを世界の人々に提供する。」ため豊富な経験と知見を持ったシニア人材の活躍は不可欠と考え、再雇用制度の拡充及び処遇の見直しを実施しました。再雇用制度の拡充では、従来65歳と定めていた継続雇用期間を、当社の基準を満たす場合は70歳へ拡大し、報酬水準は定年前と比較して最大9割維持しています。
<障害者活躍支援>当社グループは、障害者雇用を重要な社会的責任と捉え、多様性を尊重しながら、全ての従業員が能力を発揮できる環境づくりに努めています。職場における合理的配慮を徹底し、個々の特性に応じた業務を提供することで、働きがいを感じられる職場を実現しています。障害者雇用比率は、厚生労働省が定める2.5%以上に対し、既に3.00%となっています。今後も誰もが活躍できる持続可能な社会の構築に貢献してまいります。
<従業員エンゲージメント調査>従業員一人ひとりがニトリグループのロマン(志)とビジョンに共感し、自発的に力を発揮することで、グループ全体の活性化と成長につなげるため、全社員を対象とした「従業員エンゲージメント調査」を半年に1回実施しています。2025年度下半期の調査結果では、全体満足度76.2%となりました。引き続き、調査結果については、エンゲージメントの視点で課題を発見・分析し、その改善・改革へとつなげていくと同時に、調査を継続してまいります。
Ⅳ.社内環境整備の取り組み
<健康経営体制>当社グループは、ロマン(志)とビジョンの実現には、従業員の健康が不可欠であると考えております。 2016年4月1日に健康経営宣言を行い、会社・労働組合・健康保険組合・各部との連携により、健康経営推進に向けた対応を行っており、従業員と家族が健康的で幸せな生活を営めるよう、これからも支援してまいります。
<適正な労働時間の確保>当社グループでは、ワークライフバランスを推進しており、長時間労働が発生しないような仕組みづくりをしています。例えば、勤務間インターバルの導入や、本社・本部一斉消灯等の実施により従業員の健康確保・ワークライフバランスの充実・時間を意識した仕事による生産性の向上を目指しています。こうした取り組みが評価され、2018年より「ホワイト企業認定」を取得し、2021年からは最高位のプラチナに認定されています。また、2023年度には健康経営部門、2025年度には学生審査部門でホワイト企業アワードを受賞いたしました。
③リスク管理
当社グループのリスク管理体制に、人的資本に関するリスクも含まれます。
リスク管理の詳細は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照下さい。