有価証券報告書-第52期(2024/03/01-2025/02/28)

【提出】
2025/05/22 16:59
【資料】
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【項目】
139項目

金融商品関係

(金融商品関係)
1. 金融商品の状況に関する事項
(1)金融商品に対する取組方針
当社グループは、衣料品小売事業を行うための設備投資資金については自己資金で充当しており、資金運用については、主として安全性の高い金融資産に限定しております。また、デリバティブ取引については、投機的な取引は行わない方針です。
(2)金融商品の内容及びそのリスク
売上預け金及び売掛金等の営業債権については、取引先信用リスクに晒されております。
投資有価証券は主として業務上の関係を有する会社の株式であり、市場価格の変動リスク及び信用リスクに晒されております。
差入保証金は、主に店舗の賃借に係るものであり、差入先の信用リスクに晒されております。
営業債務である支払手形及び買掛金は、すべてが1年以内の支払期日であります。なお、外貨建の営業債権及び債務は為替の変動リスクに晒されております。
デリバティブ取引は、主に外貨建取引の為替相場変動リスクを回避するために利用している為替予約取引であります。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジ有効性評価の方法等については、連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項 (7)重要なヘッジ会計の方法」をご覧ください。
(3)金融商品に係るリスク管理体制
①信用リスクの管理
売上預け金及び売掛金等の営業債権については、取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引先ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握や貸倒れリスクの軽減を図っております。
投資有価証券のうち、市場価格のある株式については四半期ごとに時価の把握を行い、市場価格のない株式等については定期的に発行体の財務状況等の把握を行っております。
差入保証金については、担当部署が貸主ごとの信用情報を随時把握し、管理する体制としております。
デリバティブ取引については、取引相手先を、高格付けを有する金融機関に限定しているため、信用リスクは僅少であります。
②市場リスクの管理
当社グループは、外貨建営業債務に係る為替の変動リスクに対して、一部先物為替予約を利用してヘッジしております。
投資有価証券等については、市場動向、時価及び発行体の財務状況等を定期的にモニタリングして経営陣に報告するとともに、保有状況を継続的に見直しております。
また、デリバティブ取引の執行・管理については内規に従い運用しております。
③資金調達に係る流動性リスクの管理
各部署からの報告に基づき担当部署が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持等により流動性リスクを管理しております。
(4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明
金融商品の時価の算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することもあります。
2. 金融商品の時価等に関する事項
2025年2月28日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。また、現金及び預金は注記を省略しており、売掛金・未収入金・売上預け金・関係会社預け金・支払手形及び買掛金・電子記録債務は短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、記載を省略しております。
前連結会計年度(2024年2月29日)
連結貸借対照表
計上額
(千円)
時価
(千円)
差額
(千円)
投資有価証券(注1)
その他有価証券2,909,2202,909,220-
差入保証金1,678,5301,671,404△7,125
資産計4,587,7504,580,624△7,125
デリバティブ取引(注2)
①ヘッジ会計が適用されていないもの---
②ヘッジ会計が適用されているもの---
負債計---

当連結会計年度(2025年2月28日)
連結貸借対照表
計上額
(千円)
時価
(千円)
差額
(千円)
投資有価証券(注1)
その他有価証券2,884,3212,884,321-
差入保証金1,659,5261,627,056△32,469
資産計4,543,8484,511,378△32,469
デリバティブ取引(注2)
①ヘッジ会計が適用されていないもの---
②ヘッジ会計が適用されているもの67,10567,105-
負債計67,10567,105-

(注1)市場価格のない株式等は、「その他有価証券」に含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額
は以下のとおりであります。
(単位:千円)
区分2024年2月29日2025年2月28日
非上場株式6,0006,000
合計6,0006,000

(注2)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しております。
(注3)金銭債権の連結決算日後の償還予定額
前連結会計年度(2024年2月29日)
1年以内
(千円)
1年超5年以内
(千円)
5年超10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金2,935,899---
売掛金40,023---
未収入金102,731---
売上預け金459,987---
関係会社預け金1,500,000---
差入保証金(*)----
合計5,038,641---

(*)差入保証金については、償還期日を明確に把握できないもの(1,678,530千円)については、償還予定額には含めておりません。
当連結会計年度(2025年2月28日)
1年以内
(千円)
1年超5年以内
(千円)
5年超10年以内
(千円)
10年超
(千円)
現金及び預金3,889,391---
売掛金41,847---
未収入金98,340---
売上預け金458,502---
関係会社預け金1,500,000---
差入保証金(*)----
合計5,988,080---

(*)差入保証金については、償還期日を明確に把握できないもの(1,659,526千円)については、償還予定額には含めておりません。
3. 金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項
金融商品の時価を、時価の算定に用いたインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。
レベル1の時価:同一の資産又は負債の活発な市場における(無調整の)相場価格 により算定した時価
レベル2の時価:レベル 1 のインプット以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを用いて算定した時価
レベル3の時価:重要な観察できないインプットを使用して算定した時価
時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。
(1) 時価で連結貸借対照表計上額とする金融資産及び金融負債
前連結会計年度(2024年2月29日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
投資有価証券
その他有価証券
2,909,220--2,909,220
資産計2,909,220--2,909,220

当連結会計年度(2025年2月28日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
投資有価証券
その他有価証券
2,884,321--2,884,321
デリバティブ取引-67,105-67,105
資産計2,884,32167,105-2,951,427

(2) 時価で連結貸借対照表計上額としない金融資産及び金融負債
前連結会計年度(2024年2月29日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
差入保証金-1,671,404-1,671,404
資産計-1,671,404-1,671,404

当連結会計年度(2025年2月28日)
区分時価(千円)
レベル1レベル2レベル3合計
差入保証金-1,627,056-1,627,056
資産計-1,627,056-1,627,056

(注)時価の算定に用いた評価技法及びインプットの説明
投資有価証券
上場株式は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。
デリバティブ取引
取引金融機関から提示された価格等に基づき算定しており、レベル2の時価に分類しております。
差入保証金
差入保証金の時価については、契約期間に基づいて算出した将来キャッシュ・フローを対応するリスクフリー・レートで割り引いた現在価値から貸倒見積高を控除した価額により算定しており、レベル2の時価に分類しております。