有価証券報告書-第45期(2023/03/01-2024/02/29)

【提出】
2024/05/27 15:46
【資料】
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【項目】
153項目
(2)サステナビリティの戦略
① サステナビリティ経営に向けて
a.Newコンボストアモデルの確立
2023年度より推進しているNewコンボストアモデル第1フェーズを踏まえ、コンビニエンスストア商品と店内加工ファストフード商品の磨き直しを、「おいしさ」と「便利さ」の提供価値を一層高める取り組みに進化させてまいります。またNewコンボストアモデルの新店出店と既存店活性化を推し進めるとともに、第2フェーズモデルとして、2023年度に事業化を進めたデリバリーやEコマース、職域事業といった新事業を機能化しミニストップアプリをインターフェースとしてリアル店舗と融合したOMO活用を実現します。加えて、イオングループ内外の他社協業に加え、地域とのつながりを実現してまいります。
b.新事業の推進
デリバリーサービスはお客さまニーズに合わせた品揃えの拡大および受付時間の延長と店舗での欠品を防止する受注オペレーションの整備を進めております。Eコマースは飲料や酒など取り扱い商品の拡充および独自商品の開発を進めております。職域事業はオフィスなどの施設内に設置する無人コンビニ「MINISTOP POCKET(ミニストップ・ポケット)」の拠点数を拡大するとともに、Eコマースと連動したオフィス需要を取り込むサービスを計画しています。
c.経営指導体制・本部改革
当社は、「お客さま第一」を理念とし、加盟店と本部の共存共栄を目指すことを宣言したパートナーシップ契約を2021年9月より運用開始し、2024年2月末時点で669店舗となりました。パートナーシップ契約および複数店舗経営者の構成比拡大に伴い、加盟店と本部が共に成長するために、稼働計画の設計や売上を向上し利益を創出するための発注指導、経費コントロールを含めた効率的な経営手法の確立に加え、従来の経営指導では未着手であった人財採用や教育といった領域に踏み込む経営指導体制/本部改革を推し進めております。
加盟店と共に繁栄する「事業の共同体」として、時代や環境の変化への対応を進めるとともに、コンビニエンスストア事業の新たなビジネスモデルを創造し、企業の社会的責任を果たしてまいります。
d.マネジメントシステム改革
構造改革と成長戦略を着実に遂行し成果を創出することを目的に、中長期的なマネジメントシステム改革を推進しております。意思決定プロセスの改善と職務要件の再定義を進めるとともに、中期経営計画の各政策を行動設計に落とし込み、着実な実行によって計画数値を達成するマネジメント力を備えるための人財戦略を組織・風土改革と合わせ推進しております。中長期の政策として、引き続き教育体系の拡充や生産性向上に向けた人事制度の運用を進めてまいります。
② パーパス経営への転換
a.ミッションに基づき社会課題を解決
パーパス経営への転換を目指し、イオングループ未来ビジョン及びミニストップのミッション“私たちは、「おいしさ」と「便利さ」で、笑顔あふれる社会を実現します”を基に、事業の成長が社会課題の解決に直結するように事業活動を推進しております。加盟店をはじめとした多くのステークホルダーの皆さまと共に、持続可能な社会の実現に向けて積極的に取り組んでまいります。
b.店舗を通じた社会貢献活動
将来を担う子どもたちと花の苗を植えて育てるという体験を通じて「生命の大切さを知る」という目的のため、公益財団法人花と緑の農芸財団が提唱している「育てよう、花と緑、校庭に~花の輪運動」に賛同し、毎年小学校に花の苗を届けております。今期で33年目となる本活動において、これまで贈呈した小学校は延べ17,134校、贈呈した花の苗は453万株であり、贈呈した苗の総面積はミニストップの平均的な店舗面積で換算すると2,834店分となります。出店地域の小学校への贈呈のほか、加盟店から推薦いただいた小学校へも苗を贈呈しており、小学校、地域と店舗を繋ぐ懸け橋となっております。
小中学生の職場体験をもっとも身近なコンビニエンスストアを通じて学習していただく「チャイルドインターンシップ制度」を2005年より開始しました。2023年度は64店舗にて67校183名の生徒の皆さんにもっとも身近なコンビニエンスストアの職場体験学習を通じて、お客さまを原点に平和を追求し、人間を尊重し、地域社会に貢献する、イオンの理念を学んでいただくとともに、ソフトクリームの加工体験を通じて多くの笑顔を生み出してまいりました。近隣の福祉施設等でボランティアを行う活動では、2016年より延べ1,538施設(2024年1月19日時点)において、イベントのお手伝いや清掃活動など通じて地域社会に貢献しております。
c.ソフトクリームをサステナビリティ活動のシンボルに
ミニストップの看板商品であるソフトクリームを、環境にやさしい、また、からだにやさしい商品として、サステナビリティ活動のシンボルとして取り組んでまいります。
ソフトクリームバニラのカーボンフットプリント算定を行い、商品のライフサイクル(原料調達、生産、流通、使用・維持・管理、廃棄・リサイクル)上のCO2排出量の定量化と可視化を図り、お客さまとともにGHG排出量削減の取り組みも進めてまいります。
また、ソフトクリームに添えていたスプーンの素材を、石油由来のプラスチックから食べることが可能な「食べるスプーン」に全店舗で切り替えました。使い捨てカトラリー使用を止めることによって脱炭素化と脱プラスチック化の同時達成を目指します。
さらにソフトクリーム(バニラ)は北海道の生乳を使用しており、卵は不使用で、ご飯一杯のカロリーよりも低いスイーツです(※)。ミニストップのソフトクリームをお召し上がりいただくことで、地球環境にも健康にも優しいと捉え、ソフトクリームを起点にサステナビリティ社会の実現に向けて取り組んでまいります。
(※)ご飯茶碗に軽く1杯(約150g)のカロリーは234kcal(日本食品標準成分表(八訂2020年版))。
当社のソフトクリームバニラ(食べるスプーン付)1個のカロリーは200kcal、カップでのご提供の場合は169kcal(調査機関:株式会社LSIメディエンス)
ソフトクリームを基軸に、社会課題の解決を行うとともに、ミニストップのファンを増やし事業の繁栄を目指してまいります。
d.気候変動対応
「第2 事業の状況 2サステナビリティに関する考え方及び取組 2.気候変動対応に関する考え方及び取組について」をご参照ください。
e.人的資本
人こそが会社の中核と捉え、従業員一人ひとりが持つスキルや意欲を企業理念と結びつけることで自己革新を実現し、いきいきと働ける職場を目指します。

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