四半期報告書-第37期第2四半期(平成27年11月21日-平成28年2月20日)

【提出】
2016/04/04 10:09
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第2四半期累計期間(平成27年8月21日~平成28年2月20日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、政府の各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調が続くことが期待されたものの、先行きについては中国をはじめとするアジア新興国等の景気下振れなどによる影響が懸念される状況で推移いたしました。
このような状況の中、当社はお客様に選ばれ続けるジーンズショップであるために、より魅力的な商品・サービスの提供に努め、売上・利益の最大化を図ってまいりました。
商品面におきましては、ベーシックアイテムの強化やナショナルブランド商品の強化、価値あるプライベートブランド商品の開発に努めてまいりました。ナショナルブランドにおいては、各取引先様との多様な取り組みによって、別注商品の開発など品揃えを充実させてまいりました。プライベートブランドにおいては「モコモコジーンズ」(裏地に毛足の長いシャギーフリース起毛を使用した柔らかい肌ざわりと保温性を兼ね揃えた商品)や丸八ダウン(株式会社丸八プロダクトとのコラボレート商品。厳選した羽毛のみを使用し、国内工場で加工した軽量で暖かいダウンジャケット)等、機能的でオシャレな商品、高品質の商品をお求めやすい価格帯にて展開し、幅広いお客様にご満足いただけるよう努めてまいりました。
販売促進面におきましては、タレントを起用したTVCMを再開し、バナー等店頭プロモーションと絡め、お客様へのアピールを強化してまいりました。また、他業種との継続的なコラボレーション、アーティストやタレントを使ったイメージヴィジュアルによるプロモーションのほか、地域別、個店別に販促を行うことで集客の向上に努めてまいりました。
販売面におきましては、顧客満足を高めるために、好感度の接客・サービスの確立に努めてまいりました。社外の接客ロールプレイングコンテストにおいて好成績を収めるなど、日々の接客ロールプレイングを通じて、販売員としてのレベルアップを図ってまいりました。
店舗展開におきましては、イオンモール四條畷店(大阪府四條畷市)をはじめとして9店舗を出店するとともに、効率化を図るために9店舗を閉鎖し、当第2四半期会計期間末店舗数は516店舗となりました。また、店舗活性化の為にリニューアルを積極的に実施し、うち2店舗(mozoワンダーシティ店、イオンレイクタウン店)においては次期の内装プロトタイプ店舗として位置づけるなど、魅力的な店舗空間造りに努めてまいりました。
当第2四半期累計期間におきましては、立ち上がりでは、秋らしい気候だったこともあり秋物商品が堅調に推移し、また、販売を強化した「MOCOMOCO」シリーズがTVCM等の販促効果もあり、好調に推移しました。11月下旬以降では例年に比べ暖かい日が多く、記録的な暖冬の影響により防寒アウター等の販売が伸び悩みました。1月下旬以降では、一重アウターなどの初春物や大幅に前倒し投入した春物商品が堅調に推移しました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は、期間を通じての客数の増加が寄与して、46,407百万円(前年同四半期比16.2%増)となりました。また、同期間の利益は、暖冬の影響もあり防寒アウター等において値下げロスが増加したものの、営業利益は2,932百万円(前年同四半期比56.6%増)、経常利益は2,905百万円(前年同四半期比52.5%増)、四半期純利益は1,684百万円(前年同四半期比66.5%増)となりました。
(2)財政状態の分析
①資産
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べて7,993百万円増加し、71,703百万円となりました。
流動資産は、前事業年度末に比べて8,203百万円増加し、48,795百万円となりました。これは主に現金及び預金が2,785百万円、商品が6,043百万円増加したことによるものであります。
固定資産は、前事業年度末に比べて210百万円減少し、22,907百万円となりました。これは主に敷金及び保証金が193百万円減少したことによるものであります。
②負債
当第2四半期会計期間末の負債合計は、前事業年度末に比べて6,676百万円増加し、36,964百万円となりました。
流動負債は、前事業年度末に比べて7,268百万円増加し、31,332百万円となりました。これは主に支払信託が9,424百万円減少し、電子記録債務が15,496百万円増加したことによるものであります。
固定負債は、前事業年度末に比べて592百万円減少し、5,632百万円となりました。これは主に長期借入金が655百万円減少したことによるものであります。
③純資産
当第2四半期会計期間末の純資産合計は、前事業年度末に比べて1,316百万円増加し、34,739百万円となりました。これは主に利益剰余金の増加があったことによるものであり、総資産に占める自己資本比率は48.3%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ2,785百万円増加し、24,560百万円となっております。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は4,562百万円(前年同四半期比2,822百万円減)となりました。これは主に、税引前四半期純利益を2,755百万円(前年同四半期比986百万円増)計上するとともに、仕入債務の増加7,036百万円(前年同四半期比3,204百万円増)を計上した一方で、たな卸資産の増加による支出6,043百万円(前年同四半期比5,890百万円増)を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は742百万円(前年同四半期比238百万円減)となりました。これは主に、新規出店、リニューアル等に伴う有形固定資産の取得による支出778百万円(前年同四半期比55百万円減)や敷金及び保証金の差入による支出115百万円(前年同四半期比242百万円減)、敷金及び保証金の回収による収入293百万円(前年同四半期比43百万円減)があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は1,034百万円(前年同四半期比282百万円減)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出980百万円(前年同四半期比350百万円減)があったことによるものであります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。