年間最大の需要期である12月商戦におきましても、TVCM等の積極的な販促施策の効果により“Wish upon a star”Xmas限定商品が予想を上回る売れ行きとなるなど堅調に推移した一方で、前年同期比約2倍の供給量で対応したにもかかわらず欠品が発生し、機会損失を余儀なくされるなど需要予測や供給体制に課題が残りました。さらに、その他商品への需要取り込みが期待どおりに波及しなかったことに加え、特に当第2四半期後半以降に宝飾需要の低迷が鮮明となったことから、売上の伸びは限定的となりました。
利益面につきましては、人材強化に要する費用の投下に加え、Eコマース事業等の新規チャネル構築に向けた設備投資や新規出店・店舗改装に伴う費用が拡大したものの、前年同期に比べ広告宣伝費を抑制したため、販売費及び一般管理費は前年同期比でほぼ横ばいとなりました。一方、ベトナム子会社の有効活用により“Wish upon a star”を中心とした同社製品の売上構成比が49.4%と全体売上の約半分にまで拡大するなど高付加価値商品の売上が増加したため、売上総利益率は前年同期比で1.3ポイント上昇しました。それに伴い、売上総利益が前年同期比8.1%増となったため、営業利益は前年同期に比べ大きく改善しました。
海外事業については、小売部門である在台湾子会社の台灣貞松股份有限公司(日本名:台湾貞松㈱)では、引き続きアジア戦略の重要拠点としての基盤整備と収益力の向上を進めた結果、中国経済の失速による影響が懸念されたものの、堅調に推移しました。また、生産部門である在ベトナム子会社D&Q JEWELLERY Co.,Ltd(日本名:ディーアンドキュー ジュエリー)では、SPA企業として最適な製造体制の確立を目指すべく品質管理・工程管理の安定化を進めました。
2016/04/14 11:41