有価証券報告書-第27期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
(1)経営成績等の状況の概要
① 財政状態及び経営成績等の状況
当社グループは『ものを捨てたくない人が、捨てない生活をするためのインフラとしての役割を果たすブックオフ』=『捨てない人のブックオフ』を事業ミッションに掲げ、「ご家庭で不要となったものを、新しい持ち主のために役立てる」という「リユース業」を中核事業とし、書籍・CD・DVD・ゲーム・家電・アパレル・スポーツ用品・ベビー用品・雑貨など様々なジャンルのリユースを通じて循環型社会の実現に取り組んでおります。
グループ経営理念の実現とさらなる事業成長を遂げるため、『グループの総合力を活かした仕入の最大化』、『店舗並びにインターネットを通じて最大の販売効率の追求』の2つの方針に基づき、継続的な事業成長を実現してまいります。
当連結会計年度は、持続可能な成長に向けた取り組みを実施できる状態になるために、「リユース店舗事業の収益力強化」及び「ハグオール事業の抜本的改革」の2点を重点施策として経営戦略を進めてまいりました。
「リユース店舗事業」では、国内を5つの地域営業部で運営することにより、新規商材の追加とネット販売の活用について1つ1つの店舗の状況に応じて変化させることに加え、各店における店舗運営力を高めることで収益力を向上させてまいりました。このような経営方針の下、「BOOKOFF」を中心に様々なリユース商材を集めた大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」と「BOOKOFF」にアパレル商材を複合させた「BOOKOFF PLUS」を当社グループの中核パッケージとして出店とリニューアルの促進をはかり、当連結会計年度において、「BOOKOFF SUPER BAZAAR」を3店舗出店しました。また、「BOOKOFF」単独店から「BOOKOFF PLUS」へのリニューアルを2店舗実施しました。
一方「ハグオール事業」では、催事販売「東京古着」の撤退や「ブックオフオンライン事業」との機能統合などを実施し収益化を目指してまいりました。
これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高80,049百万円(前連結会計年度比1.6%減)、営業利益613百万円(前連結会計年度比426.6%増)、経常利益1,092百万円(前連結会計年度比85.6%増)、親会社株主に帰属する当期純損失889百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,159百万円)となりました。
「リユース店舗事業」において早期の黒字化が見込めない大型複合店の減損損失や不採算店舗の店舗等閉鎖損失及び店舗等閉鎖損失引当金を計上しました。「ハグオール事業」において、当連結会計年度に営業損失を計上したことから、㈱ハグオールが保有する固定資産について減損損失を計上しました。また、繰越欠損金を有する㈱ハグオールの収益が想定を下回ったことで法人税等の負担率が当初の想定を上回りました。その結果、当連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失となりました。
各セグメント別の売上状況は以下のとおりです。
(リユース店舗事業)
当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高70,565百万円(前連結会計年度比0.8%減)となりました。
当連結会計年度の出店は、グループ直営店13店舗、FC加盟店2店舗となりました。また閉店はグループ直営店14店舗、FC加盟店18店舗(同一建物内の複数店舗を1つの屋号に統合したことによる閉店1店舗を含む)となりました。
当連結会計年度より開始した地域別営業部による運営体制のもと、「BOOKOFF」既存店において、地域特性に見合った商材・売場作り、店舗商品のヤフオク!によるネット販売、買取及び販売機能向上のため店舗パートアルバイトスタッフの教育研修を積極的に推進しました。新規大型複合店の出店及び㈱ブックオフウィズの連結子会社化等を実施した一方で、既存店の書籍、ソフトメディア、アパレル等の売上高が減少したこと等により、減収となりました。
(ブックオフオンライン事業)
当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高6,140百万円(前連結会計年度比5.9%減)となりました。
前連結会計年度に引き続き、顧客データ活用によるECサイト改善等を推進した他、第1四半期連結会計期間よりヤフーショッピングを、第3四半期連結会計期間よりアマゾンを販売チャネルに加えることで、売上拡充を推進しました。しかしながら、書籍の売上が減少したこと等により、減収となりました。
(ハグオール事業)
当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高2,071百万円(前連結会計年度比7.7%減)となりました。
前連結会計年度に引き続き、東京23区内を中心にした訪問買取サービスに加え、複数の百貨店内での「総合買取ご相談窓口」の運営等、積極的な買取施策を推進しました。また、ブックオフオンライン事業との運営統合による業務の効率化を実施しました。しかしながら、催事販売「東京古着」を撤退したことで、減収となりました。
(その他)
当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高1,272百万円(前連結会計年度比10.8%減)となりました。
当連結会計年度の閉店は、グループ直営店1店舗となりました。
当連結会計年度の資産、負債及び純資産の状況
(流動資産)
当連結会計年度における流動資産の残高は31,430百万円(前連結会計年度末は32,567百万円)となり、1,137百万円減少しました。商品が334百万円増加した一方で、現金及び預金が1,407百万円減少したことが主な要因です。
(固定資産)
当連結会計年度における固定資産の残高は16,458百万円(前連結会計年度末は18,479百万円)となり、2,021百万円減少しました。店舗閉鎖や減損損失計上等で有形固定資産が1,334百万円減少、㈱ブックオフウィズとBOK MARKETING SDN.BHD.の連結子会社化により関係会社株式が減少したこと等で投資その他の資産が569百万円減少、ソフトウェア償却、のれん償却等で無形固定資産が117百万円減少したことが主な要因です。
(負債)
当連結会計年度における負債残高は34,580百万円(前連結会計年度末は36,804百万円)となり、2,224百万円減少しました。買掛金が109百万円増加した一方で、銀行借入金の返済により借入金が2,508百万円減少したことが主な要因です。
(純資産)
当連結会計年度における純資産残高は13,307百万円(前連結会計年度末は14,242百万円)となり、934百万円減少しました。㈱ブックオフウィズとBOK MARKETING SDN.BHD.の連結子会社化により非支配株主持分が141百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失の計上や剰余金の配当の実施により利益剰余金が1,142百万円減少したことが主な要因です。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ1,407百万円減少し13,860百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は2,668百万円(前連結会計年度は1,965百万円増加)となりました。これは、税金等調整前当期純損失が98百万円でしたが、減価償却費1,807百万円、減損損失1,103百万円、のれん償却額88百万円、売上債権の減少144百万円、店舗等閉鎖損失引当金の増加90百万円等により資金が増加した一方、法人税等の支払額735百万円等により資金が減少したことが主な要因です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は940百万円(前連結会計年度は2,054百万円減少)となりました。これは、新規出店等に伴う有形固定資産の取得503百万円、システムへの追加投資等による無形固定資産の取得534百万円、差入保証金の増加150百万円があった一方、閉店等による差入保証金の減少426百万円があったことが主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は3,394百万円(前連結会計年度は224百万円増加)となりました。これは借入金の純額が2,710百万円減少、配当金の支払額205百万円、リース債務の返済による支出411百万円により資金が減少したことが主な要因です。
③ 仕入及び販売の実績
(a)仕入実績
当社は、主として、一般顧客からの買取により商品仕入を行っております。
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(b)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
① 売上実績
(注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.リユース店舗事業におけるFC等収入は、FC加盟店に対する商品及び店舗消耗品等の販売に係るもの及びFC加盟店からのロイヤリティ収入、加盟料、システム使用料等であります。
② 地域別売上状況
(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記金額及び店舗数には、非連結子会社の金額及び店舗数は含まれておりません。
③ 店舗数の状況
(注1)フランチャイズ加盟企業から譲受けしたBOOKOFF9店舗を含んでおります。
(注2)同一建物内の複数店舗を1つの屋号に統合したことによる閉店1店舗及び、当社が譲受けしたBOOKOFF9店舗を含んでおります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に際しては、一部、見積り及び判断に基づく数値を含んでおります。見積り及び判断は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の業績は、売上高80,049百万円(前連結会計年度比1.6%減)、営業利益613百万円(前連結会計年度比426.6%増)、経常利益1,092百万円(前連結会計年度比85.6%増)、親会社株主に帰属する当期純損失889百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,159百万円)となりました。
「リユース店舗事業」において早期の黒字化が見込めない大型複合店の減損損失や不採算店舗の店舗等閉鎖損失及び店舗等閉鎖損失引当金を計上しました。「ハグオール事業」において、当連結会計年度に営業損失を計上したことから、㈱ハグオールが保有する固定資産について減損損失を計上しました。また、繰越欠損金を有する㈱ハグオールの収益が想定を下回ったことで法人税等の負担率が当初の想定を上回りました。その結果、当連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失となりました。
(売上高)
売上高は、前連結会計年度に比して1,294百万円減少いたしました。リユース店舗事業で新規大型複合店の出店及び㈱ブックオフウィズの連結子会社化により増加した一方で、既存店の書籍、ソフトメディア、アパレル等の売上高が減少したこと、ブックオフオンライン事業で書籍の売上高が減少したことが主な要因です。
(売上原価)
売上原価は、前連結会計年度に比して1,109百万円減少いたしました。リユース店舗事業、ブックオフオンライン事業で売上減少に伴い売上原価が減少したことが主な要因です。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比して682百万円減少いたしました。前連結会計年度から新規出店やFC加盟店からの店舗受管により地代家賃が増加した一方で、低コストオペレーションの徹底や大規模投資の抑制等により、人件費、消耗品費及び減価償却費が減少したことが主な要因です。
(営業外損益)
営業外収益は、前連結会計年度に比して41百万円増加、営業外費用は35百万円増加いたしました。
(特別損益)
特別利益は、前連結会計年度に比して30百万円増加、特別損失は495百万円増加いたしました。特別利益の増加は、当連結会計年度に移転補償金が発生したことが主な要因です。特別損失の増加は、前連結会計年度に比してハグオール事業で減損損失が増加したことが主な要因です。
③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社のグループの資金の源泉は、現金及び現金同等物と営業活動によるキャッシュ・フローであります。当社グループの主な運転資金需要は、お客様からの商品買取(仕入)、店舗運営に係る人件費及び地代家賃等販売管理費であり、主な設備投資需要は、新規出店及び改装、店舗の賃借に係る差入保証金、販売管理に係るシステム改修等であります。運転資金と設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フローで充当することを基本として、グループ内での資金効率化を進めつつ、金融機関からの借入金により調達しております。
これらの結果、当連結会計年度末における借入金の残高は16,621百万円となっております。また現金及び現金同等物の残高は13,860百万円となっております。
① 財政状態及び経営成績等の状況
当社グループは『ものを捨てたくない人が、捨てない生活をするためのインフラとしての役割を果たすブックオフ』=『捨てない人のブックオフ』を事業ミッションに掲げ、「ご家庭で不要となったものを、新しい持ち主のために役立てる」という「リユース業」を中核事業とし、書籍・CD・DVD・ゲーム・家電・アパレル・スポーツ用品・ベビー用品・雑貨など様々なジャンルのリユースを通じて循環型社会の実現に取り組んでおります。
グループ経営理念の実現とさらなる事業成長を遂げるため、『グループの総合力を活かした仕入の最大化』、『店舗並びにインターネットを通じて最大の販売効率の追求』の2つの方針に基づき、継続的な事業成長を実現してまいります。
当連結会計年度は、持続可能な成長に向けた取り組みを実施できる状態になるために、「リユース店舗事業の収益力強化」及び「ハグオール事業の抜本的改革」の2点を重点施策として経営戦略を進めてまいりました。
「リユース店舗事業」では、国内を5つの地域営業部で運営することにより、新規商材の追加とネット販売の活用について1つ1つの店舗の状況に応じて変化させることに加え、各店における店舗運営力を高めることで収益力を向上させてまいりました。このような経営方針の下、「BOOKOFF」を中心に様々なリユース商材を集めた大型複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR」と「BOOKOFF」にアパレル商材を複合させた「BOOKOFF PLUS」を当社グループの中核パッケージとして出店とリニューアルの促進をはかり、当連結会計年度において、「BOOKOFF SUPER BAZAAR」を3店舗出店しました。また、「BOOKOFF」単独店から「BOOKOFF PLUS」へのリニューアルを2店舗実施しました。
一方「ハグオール事業」では、催事販売「東京古着」の撤退や「ブックオフオンライン事業」との機能統合などを実施し収益化を目指してまいりました。
これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高80,049百万円(前連結会計年度比1.6%減)、営業利益613百万円(前連結会計年度比426.6%増)、経常利益1,092百万円(前連結会計年度比85.6%増)、親会社株主に帰属する当期純損失889百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,159百万円)となりました。
「リユース店舗事業」において早期の黒字化が見込めない大型複合店の減損損失や不採算店舗の店舗等閉鎖損失及び店舗等閉鎖損失引当金を計上しました。「ハグオール事業」において、当連結会計年度に営業損失を計上したことから、㈱ハグオールが保有する固定資産について減損損失を計上しました。また、繰越欠損金を有する㈱ハグオールの収益が想定を下回ったことで法人税等の負担率が当初の想定を上回りました。その結果、当連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失となりました。
各セグメント別の売上状況は以下のとおりです。
(リユース店舗事業)
当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高70,565百万円(前連結会計年度比0.8%減)となりました。
当連結会計年度の出店は、グループ直営店13店舗、FC加盟店2店舗となりました。また閉店はグループ直営店14店舗、FC加盟店18店舗(同一建物内の複数店舗を1つの屋号に統合したことによる閉店1店舗を含む)となりました。
当連結会計年度より開始した地域別営業部による運営体制のもと、「BOOKOFF」既存店において、地域特性に見合った商材・売場作り、店舗商品のヤフオク!によるネット販売、買取及び販売機能向上のため店舗パートアルバイトスタッフの教育研修を積極的に推進しました。新規大型複合店の出店及び㈱ブックオフウィズの連結子会社化等を実施した一方で、既存店の書籍、ソフトメディア、アパレル等の売上高が減少したこと等により、減収となりました。
(ブックオフオンライン事業)
当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高6,140百万円(前連結会計年度比5.9%減)となりました。
前連結会計年度に引き続き、顧客データ活用によるECサイト改善等を推進した他、第1四半期連結会計期間よりヤフーショッピングを、第3四半期連結会計期間よりアマゾンを販売チャネルに加えることで、売上拡充を推進しました。しかしながら、書籍の売上が減少したこと等により、減収となりました。
(ハグオール事業)
当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高2,071百万円(前連結会計年度比7.7%減)となりました。
前連結会計年度に引き続き、東京23区内を中心にした訪問買取サービスに加え、複数の百貨店内での「総合買取ご相談窓口」の運営等、積極的な買取施策を推進しました。また、ブックオフオンライン事業との運営統合による業務の効率化を実施しました。しかしながら、催事販売「東京古着」を撤退したことで、減収となりました。
(その他)
当セグメントの当連結会計年度業績は、売上高1,272百万円(前連結会計年度比10.8%減)となりました。
当連結会計年度の閉店は、グループ直営店1店舗となりました。
当連結会計年度の資産、負債及び純資産の状況
(流動資産)
当連結会計年度における流動資産の残高は31,430百万円(前連結会計年度末は32,567百万円)となり、1,137百万円減少しました。商品が334百万円増加した一方で、現金及び預金が1,407百万円減少したことが主な要因です。
(固定資産)
当連結会計年度における固定資産の残高は16,458百万円(前連結会計年度末は18,479百万円)となり、2,021百万円減少しました。店舗閉鎖や減損損失計上等で有形固定資産が1,334百万円減少、㈱ブックオフウィズとBOK MARKETING SDN.BHD.の連結子会社化により関係会社株式が減少したこと等で投資その他の資産が569百万円減少、ソフトウェア償却、のれん償却等で無形固定資産が117百万円減少したことが主な要因です。
(負債)
当連結会計年度における負債残高は34,580百万円(前連結会計年度末は36,804百万円)となり、2,224百万円減少しました。買掛金が109百万円増加した一方で、銀行借入金の返済により借入金が2,508百万円減少したことが主な要因です。
(純資産)
当連結会計年度における純資産残高は13,307百万円(前連結会計年度末は14,242百万円)となり、934百万円減少しました。㈱ブックオフウィズとBOK MARKETING SDN.BHD.の連結子会社化により非支配株主持分が141百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失の計上や剰余金の配当の実施により利益剰余金が1,142百万円減少したことが主な要因です。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ1,407百万円減少し13,860百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は2,668百万円(前連結会計年度は1,965百万円増加)となりました。これは、税金等調整前当期純損失が98百万円でしたが、減価償却費1,807百万円、減損損失1,103百万円、のれん償却額88百万円、売上債権の減少144百万円、店舗等閉鎖損失引当金の増加90百万円等により資金が増加した一方、法人税等の支払額735百万円等により資金が減少したことが主な要因です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、減少した資金は940百万円(前連結会計年度は2,054百万円減少)となりました。これは、新規出店等に伴う有形固定資産の取得503百万円、システムへの追加投資等による無形固定資産の取得534百万円、差入保証金の増加150百万円があった一方、閉店等による差入保証金の減少426百万円があったことが主な要因です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、減少した資金は3,394百万円(前連結会計年度は224百万円増加)となりました。これは借入金の純額が2,710百万円減少、配当金の支払額205百万円、リース債務の返済による支出411百万円により資金が減少したことが主な要因です。
③ 仕入及び販売の実績
(a)仕入実績
当社は、主として、一般顧客からの買取により商品仕入を行っております。
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 構成比(%) | 前期比(%) |
| リユース店舗事業(千円) | 26,705,401 | 81.0 | △1.8 |
| ブックオフオンライン事業(千円) | 4,039,372 | 12.3 | △1.5 |
| ハグオール事業(千円) | 1,259,551 | 3.8 | △41.7 |
| 報告セグメント計(千円) | 32,004,325 | 97.1 | △4.4 |
| その他(千円) | 960,243 | 2.9 | △10.9 |
| 合 計(千円) | 32,964,569 | 100.0 | △4.6 |
(注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
(b)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
① 売上実績
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 前期比(%) | |
| リユース 店舗事業 | 直営店売上(千円) | 68,261,492 | △0.3 |
| FC等収入(千円) | 2,303,646 | △14.1 | |
| 合 計(千円) | 70,565,138 | △0.8 | |
| ブックオフオンライン事業(千円) | 6,140,683 | △5.9 | |
| ハグオール事業(千円) | 2,071,284 | △7.7 | |
| 報告セグメント計(千円) | 78,777,106 | △1.4 | |
| その他(千円) | 1,272,653 | △10.8 | |
| 総 合 計(千円) | 80,049,760 | △1.6 | |
(注)1.上記金額には消費税等は含まれておりません。
2.セグメント間の取引については相殺消去しております。
3.リユース店舗事業におけるFC等収入は、FC加盟店に対する商品及び店舗消耗品等の販売に係るもの及びFC加盟店からのロイヤリティ収入、加盟料、システム使用料等であります。
② 地域別売上状況
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) | 内・関係会社運営 | 店舗数 (平成30年3月31日現在) | |||
| リユース店舗事業 | 北海道(千円) | 1,459,656 | - | 「BOOKOFF PLUS札幌川沿店」など 11店舗 | ||
| 東北(千円) | 2,966,623 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR仙台泉古内店」など23店舗 | |||
| 茨城県(千円) | 1,490,060 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR荒川沖店」など11店舗 | |||
| 群馬県(千円) | 2,070,777 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR17号前橋リリカ店」など9店舗 | |||
| 埼玉県(千円) | 4,345,515 | 411,371 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR大宮ステラタウン店」など29店舗 | |||
| 千葉県(千円) | 4,027,557 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAARビビット南船橋店」など21店舗 | |||
| 東京都(千円) | 16,383,071 | 110,659 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR多摩永山店」など70店舗 | |||
| 神奈川県(千円) | 12,088,882 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR409号川崎港町店」など49店舗 | |||
| 山梨県(千円) | 827,690 | - | 「BOOKOFF PLUS田富昭和通り店」など7店舗 | |||
| 関東甲信越(千円) | 41,233,556 | 522,031 | ||||
| 中部・北陸(千円) | 7,040,241 | - | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR248号西友岡崎店」など35店舗 | |||
| 近畿(千円) | 8,458,854 | 2,881,179 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR307号枚方池之宮店」など60店舗 | |||
| 中国・四国(千円) | 2,931,135 | 920,912 | 「BOOKOFF SUPER BAZAAR54号広島八木店」など20店舗 | |||
| 九州・沖縄(千円) | 2,916,522 | 1,028,106 | 「BOOKOFF SUPER BAZAARノース天神店」など25店舗 | |||
| 海外(千円) | 1,254,902 | 1,254,902 | 「BOOKOFFニューヨーク西45丁目店」など11店舗 | |||
| 店舗売上(千円) | 68,261,492 | 6,607,131 | ||||
| FC等収入(千円) | 2,303,646 | - | ||||
| 合計(千円) | 70,565,138 | 6,607,131 | ||||
| ブックオフオンライン事業(千円) | 6,140,683 | 6,140,683 | ||||
| ハグオール事業(千円) | 2,071,284 | 2,071,284 | ||||
| その他(千円) | 1,272,653 | 22,249 | ||||
| 総合計(千円) | 80,049,760 | 14,841,348 | ||||
(注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2.上記金額及び店舗数には、非連結子会社の金額及び店舗数は含まれておりません。
③ 店舗数の状況
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (平成30年3月31日現在) | 内・関係会社運営 (店) | 前期比 (店) | FC加盟店店舗数 (店) | 前期比 (店) | ||||
| リユース店舗事業 | 北海道 | 11 | 店 | - | - | 29 | - | ||
| 東北 | 23 | - | - | 32 | △2 | ||||
| 茨城県 | 11 | - | - | 6 | - | ||||
| 栃木県 | - | - | - | 18 | - | ||||
| 群馬県 | 9 | - | - | 1 | - | ||||
| 埼玉県 | 29 | 7 | 6 | 18 | △8 | ||||
| 千葉県 | 21 | - | - | 24 | - | ||||
| 東京都 | 70 | 2 | △5 | 26 | △2 | ||||
| 神奈川県 | 49 | - | - | 23 | - | ||||
| 山梨県 | 7 | - | - | - | - | ||||
| 長野県 | - | - | - | 20 | - | ||||
| 新潟県 | - | - | - | 25 | - | ||||
| 関東甲信越 | 196 | 9 | 1 | 161 | △10 | ||||
| 中部・北陸 | 35 | - | △2 | 78 | - | ||||
| 近畿 | 60 | 31 | △2 | 30 | △1 | ||||
| 中国・四国 | 20 | 12 | △1 | 48 | △1 | ||||
| 九州・沖縄 | 25 | 12 | - | 59 | - | ||||
| 海外 | 11 | 11 | 3 | 2 | △2 | ||||
| 計 | 381 | 75 | △1 | 439 | △16 | ||||
| その他 | 5 | - | △1 | - | - | ||||
| 合計 | 386 | 75 | (注1)△2 | 439 | (注2)△16 | ||||
(注1)フランチャイズ加盟企業から譲受けしたBOOKOFF9店舗を含んでおります。
(注2)同一建物内の複数店舗を1つの屋号に統合したことによる閉店1店舗及び、当社が譲受けしたBOOKOFF9店舗を含んでおります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に際しては、一部、見積り及び判断に基づく数値を含んでおります。見積り及び判断は、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の業績は、売上高80,049百万円(前連結会計年度比1.6%減)、営業利益613百万円(前連結会計年度比426.6%増)、経常利益1,092百万円(前連結会計年度比85.6%増)、親会社株主に帰属する当期純損失889百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,159百万円)となりました。
「リユース店舗事業」において早期の黒字化が見込めない大型複合店の減損損失や不採算店舗の店舗等閉鎖損失及び店舗等閉鎖損失引当金を計上しました。「ハグオール事業」において、当連結会計年度に営業損失を計上したことから、㈱ハグオールが保有する固定資産について減損損失を計上しました。また、繰越欠損金を有する㈱ハグオールの収益が想定を下回ったことで法人税等の負担率が当初の想定を上回りました。その結果、当連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失となりました。
(売上高)
売上高は、前連結会計年度に比して1,294百万円減少いたしました。リユース店舗事業で新規大型複合店の出店及び㈱ブックオフウィズの連結子会社化により増加した一方で、既存店の書籍、ソフトメディア、アパレル等の売上高が減少したこと、ブックオフオンライン事業で書籍の売上高が減少したことが主な要因です。
(売上原価)
売上原価は、前連結会計年度に比して1,109百万円減少いたしました。リユース店舗事業、ブックオフオンライン事業で売上減少に伴い売上原価が減少したことが主な要因です。
(販売費及び一般管理費)
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比して682百万円減少いたしました。前連結会計年度から新規出店やFC加盟店からの店舗受管により地代家賃が増加した一方で、低コストオペレーションの徹底や大規模投資の抑制等により、人件費、消耗品費及び減価償却費が減少したことが主な要因です。
(営業外損益)
営業外収益は、前連結会計年度に比して41百万円増加、営業外費用は35百万円増加いたしました。
(特別損益)
特別利益は、前連結会計年度に比して30百万円増加、特別損失は495百万円増加いたしました。特別利益の増加は、当連結会計年度に移転補償金が発生したことが主な要因です。特別損失の増加は、前連結会計年度に比してハグオール事業で減損損失が増加したことが主な要因です。
③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社のグループの資金の源泉は、現金及び現金同等物と営業活動によるキャッシュ・フローであります。当社グループの主な運転資金需要は、お客様からの商品買取(仕入)、店舗運営に係る人件費及び地代家賃等販売管理費であり、主な設備投資需要は、新規出店及び改装、店舗の賃借に係る差入保証金、販売管理に係るシステム改修等であります。運転資金と設備投資資金は、営業活動によるキャッシュ・フローで充当することを基本として、グループ内での資金効率化を進めつつ、金融機関からの借入金により調達しております。
これらの結果、当連結会計年度末における借入金の残高は16,621百万円となっております。また現金及び現金同等物の残高は13,860百万円となっております。