有価証券報告書-第44期(令和2年5月16日-令和3年5月15日)

【提出】
2021/08/06 15:01
【資料】
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【項目】
107項目

有報資料

(1)会社の経営の基本方針
当社は事業を継続的に発展させていくために、経営理念であります「人間の生命を支える最も基本的な飲食を通し、より多くのお客様に、よりおいしく・よりよいサービス・より速く、をもって私達の『真心』を提供し、お客様の『感謝と喜び』を頂くことを私達の使命と致します。」を全従業員に徹底することにより企業体質の一層の強化と、商品のレベルアップ、お客様への「おもてなし」の充実を図り、この理念を実現することを経営の基本方針としております。
(2)経営戦略等及び経営環境
回転寿司業界においては、競合他社との差別化の流れの中で、グルメ回転寿司の業態と低価格回転寿司の業態の二極化が今後も続くものと考えております。グルメ回転寿司及び立ち寿司業態に属する当社は、同業態の競合他社との差別化を図るために、「より高価な食材を新鮮で食べ応え充分な状態で市場価格よりもずっとお得感のある価格帯で」を目指しており、この実現のために産地の開拓、素材の吟味、商品開発など当社独自の商品力の向上に邁進し、さらに、立ち寿司により近い技術の向上に取り組んでいくことを経営戦略としております。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
外食産業におきましては、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種が急ピッチで進められており、新型コロナウイルス感染症の収束に向けて明るい兆しが見られます。一方で、今後新型コロナウイルス感染症を契機としたお客様の生活様式や外食に期待するサービス内容の変化や、テイクアウトやデリバリーサービスの増加等による競争環境の変化が著しく、経営環境は厳しい状況が続くものと予想されます。
このような経営環境に対応するために、「ウィズ・コロナ成長戦略~コロナとの共存」と、「アフター・コロナを見据えて~復活への道筋」をテーマとし、次の3項目を重点課題に掲げ、取り組んでおります。
① ウィズ・コロナ時代の「銚子丸劇場」の深化
銚子丸での食事によって、お客様が「生活の豊かさ」や「幸福感」を実感すること、それこそが社会貢献であり、外食企業としての存在価値(経営理念の実現)であると考え、その具体的な実行方法として「良質な外食体験の提供」を掲げてこれまで取り組んでまいりました。
その中で、昨年コロナ禍という未曽有の厄災が襲い掛かり、日常生活に大きな制約を受け、不安を抱えた生活が続いたことで、お客様の心が冷え切っていると感じています。
これに伴って、お客様の期待するサービス内容が激変し、外食に対する価値観が「美味しい食事」から「お客様の期待値を超える商品・サービス」と「豊かな時間的価値の提供」に変化してきております。
「良質な外食体験の提供」は「安全安心でコストパフォーマンスの高い商品の提供」「家族的なサービスの溢れる良い雰囲気の提供」「清掃の行き届いた清潔な空間の提供」を基本としておりますが、ウィズ・コロナの状況下においては、お客様の心を温めて差し上げるためにマスクに隠れることのない「歓迎感」を表現し、「お客様の『感謝と喜び』を頂く」という経営理念を体現するために、今までより一段階上の銚子丸劇場に深化させてまいります。
② ウィズ・コロナ時代に対応した新しいサービスの拡充とDXの推進
新型コロナウイルス感染症の拡大により、生活様式が激変し、消費習慣やアフターファイブ・休日の過ごし方も大きく変化しました。
これらに速やかに対応するために、QRコード決済(非接触型決済)の取扱ブランドの積極的な拡充による接触機会の少ない店舗運営体制の構築と、デリバリーサービス(出前館・ウーバーイーツ)の拡充、ECサイト販売の新規導入等により、銚子丸のブランド力と商品力を活かした新しい販売形態の拡充を進めてまいりました。
また、2020年11月に「銚子丸アプリ」の配信を開始すると同時に「オンラインお持ち帰り予約」を全店に導入し、同アプリ上でデリバリー予約へのアクセスも可能とするなど、テイクアウト・デリバリーサービス需要の更なる拡大に対応できる営業体制の充実を図りました。
今後は、上記サービスの充実とともに、2021年4月「すし銚子丸」全店に導入したデジタルサイネージの一層の有効活用により、広告宣伝のレベルアップと営業力の強化・効率化を図ります。
あわせて、デジタル技術の積極導入による業務の自動化・効率化の推進、デジタル化により集積したデータの解析・有効活用による業務・組織及びビジネスモデルの変革、並びに既存アプリ・ECサイトの強化による市場拡大等を目的とした社内プロジェクトの立上げ等、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してまいります。
③ アフター・コロナ時代を見据えた店舗拡大戦略
当社は、テイクアウト・デリバリーサービス需要の増加に対応するために、姉妹ブランド店として「すし銚子丸 テイクアウト専門店」を立ち上げ、3店舗を新規に出店いたしました。今後もテイクアウト・デリバリー需要の拡大が見込まれることから、都市部を中心として積極的に出店してまいります。
一方既存ブランドにおいては、2020年4月の第1回緊急事態宣言発出以降、営業時間短縮及びアルコール提供禁止等の制約を受ける中で、全社的な広告宣伝費・販促費の抑制や支出管理の徹底とあわせて、イートインの減少に対応したテイクアウト及びデリバリーサービスの充実、並びに勤務シフトの徹底と機械化・省力化による店舗オペレーションの改善等により、利益体質の確立に取組んでまいりました。また、相応の改装効果が見込める店舗に限り大規模改装を実施するとともに、経営効率化の観点から5店舗を閉店し、利益体質の整備・向上を図りました。
今後は、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進によるアフター・コロナ時代の収益モデルを元にした店舗拡大戦略を確立し、上記の利益体質の整備・向上をより進化させた、「すし銚子丸」及び「すし銚子丸 雅」形態での出店を推進してまいります。
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社は事業を継続的に発展させていくためには、安定した財務基盤を維持しつつ、売上高を着実に増加させ、適正な利益の確保を図っていくことが、必要であると考えております。そのために、売上高経常利益率、自己資本比率、ROEを重要な経営指標として位置付け、その向上に努めてまいります。

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