販売費及び一般管理費は前年同期比で増加したものの、全社レベルのプロジェクトである収益改善プロジェクトの取り組みにより、実質的には大幅な経費抑制を実現しています。全店舗の経費執行のムリ、ムダ、ムラを徹底的に排除し、売上増による純増分を除いて水道光熱費の使用量を約6%、食器費・消耗品費を約13%削減するとともに、売上の安定的な回復に伴い店舗の労働時間も適正に管理できるようになっています。一方、昨今の急激な物価上昇をうけ、従業員とその家族の生活を支援するため、全社員及び社会保険に加入済のパート・アルバイトへ「インフレ手当」(特別一時金)を支給しました。結果、当第3四半期連結累計期間の販売費及び一般管理費は1,658億86百万円で、前年同期比で46億23百万円増加しました。
また、その他の営業費用は、当第3四半期連結累計期間に閉店店舗に係るのれんの除却損を28億12百万円計上しました。これは当第3四半期連結累計期間に91店舗が閉店したことによるものであり、これらは主に前期において閉店の意思決定をした店舗となります。ただし、業績回復により閉店を撤回した店舗も出てきており、のれんの除却損の計上金額は想定よりも減少しています。
当第3四半期連結累計期間の新規出店は18店舗、業態転換は31店舗でした。新規出店18店舗のうち5店は海外での出店で、台湾で「しゃぶ葉」「横濱牛排(ステーキ)」「むさしの森珈琲」を、マレーシアで「しゃぶ葉」の4号店をオープンしました。店舗改装(リモデル)も継続して行っており、当第3四半期連結累計期間では73店舗の店舗改装を実施しました。
2023/11/10 15:00