貨店業
国内百貨店事業においては、伊勢丹新宿本店で開催したブランドやインフルエンサーとのコラボレーション企画や新宿のまちと連携した「SHINJUKU ART WEEK」、三越日本橋本店で実施したアニメとのコラボレーション企画や「英国展」等、各店にて話題性のあるイベントで集客を図り、入店客数は前年並みの水準を維持しています。また、年会費無料のクレジットカード「エムアイカード ベーシック」の導入により新規会員が増加し、識別顧客数も前年比約1割増と順調に伸長しました。伊勢丹新宿本店と三越日本橋本店では、9月にお得意様向け招待会を開催し、“ONEグループ外商”のもと全国の三越伊勢丹グループの上位顧客を招待し、国内外の希少・上質・一流のコンテンツや百貨店外MD(通常店舗では取り扱わない商品・サービス)を拡充。伊勢丹新宿本店「丹青会」では商品に加えて、グループ会社の株式会社三越伊勢丹プロパティ・デザインによる“住環境ご相談会”を実施する等体験型イベントやおもてなしを充実しました。三越日本橋本店「逸品会」では、店頭で取り扱いのない高級家電や少量生産のクラシカルスポーツカー等の逸品や趣味性の高いMDを品揃えし、その結果、秋開催としては両本店ともに過去最高の売上を更新しました。地域店舗においては、エリアの顧客ニーズに応じた両本店の商品お取り寄せや地域店舗間での活発な送客により“拠点ネットワーク”活動の扱い高が前年比2桁増と順調に推移しています。オンライン事業では、店舗と連動した企画を強化し、識別顧客の利用拡大を促進するとともに構造改革を継続したことにより、オンライン事業計の総額売上高は過去最高を更新しました。また、本年3月にスタートした海外顧客向けアプリ 「MITSUKOSHI ISETAN JAPAN」とWeChatを合計した会員数は40万人を超え、海外顧客との接点拡大に大きく寄与しています。
これらの取り組みが奏功し、首都圏の百貨店を中心に個人外商取扱高および識別顧客売上高が着実に増加し、国内顧客の総額売上高が前年同期を上回りました。国内店舗における海外顧客売上高は、為替や高額品価格改定前の駆け込み需要などで過去最高を記録した昨年度からの反動により前年実績を下回りましたが、8月中旬以降は回復基調に転じております。また、経費構造改革による販管費コントロールを継続実施し、国内百貨店事業計での減益幅を第1四半期連結累計期間(2025年4~6月)より抑制しました。
2025/11/14 13:13