当社が属するドラッグストア業界は、同業各社の積極的な出店やEC拡大による購買チャネルの多様化等により一層厳しさが増しております。また、調剤薬局業界においては、社会保障・医療の質に対する国民意識の高まりを背景に、高度な服薬指導や服薬情報の一元的・継続把握を行う「かかりつけ薬剤師」の育成や「健康サポート薬局」の展開、後発医薬品の使用促進等、多様な医療ニーズへの対応が求められております。
当第2四半期連結累計期間におきましては、都市型店舗でのインバウンド需要や化粧品等の高付加価値商品の落ち込み、調剤事業における処方せん枚数減少等、新型コロナウイルス感染拡大の影響は徐々に回復しております。引き続きマスクや消毒用アルコールなどの関連商品の需要は増加しており、また、外出自粛により食品の売上構成比が高い住宅地型や郊外型の店舗においては来店客数等の増加がありました。しかし、前年9月の消費税増税前特需もあったため、当第2四半期連結累計期間の既存店売上高増収率は7.4%減となりました。また、出退店につきましては、新規32店舗を出店、23店舗を退店し、収益改善を図るとともに、4店舗の改装を実施し、店舗の新陳代謝を促進いたしました。当第2四半期連結会計期間末の当社グループ店舗数は、下表のとおり1,354店舗、調剤取扱店舗数は327店舗となりました。なお、健康サポート薬局は56店舗となりました。
その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は190,237百万円(前年同期比7.9%減)、セグメント利益(営業利益)は5,474百万円(前年同期比19.9%減)となりました。
2020/11/12 17:02