有価証券報告書-第86期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)
(1) 経営の基本方針
当行は創立以来、「地域密着・地域貢献」を経営理念に掲げ、地域に根ざした金融機関として、本来業務である金融仲介機能を通じ良質な総合金融サービスを提供することで、地域経済の発展に寄与していくことを経営の基本方針としております。
また、平成27年度より「第17次中期経営計画 CHANGE FOR VALUE~新たな価値創造の3年~」がスタートしております。本中期経営計画では、これまで築き上げてきた「お客さま目線」の姿勢をもって、新たな時代に向けた「業務革新(チェンジ)」を具現化し、その定着を礎にして「お客さま目線の新たな価値(バリュー)」を創造提供することで、県民に一番愛される銀行“ピープルズ・バンク”として地域のお客さまとともに成長し続けてまいります。
(2) 目標とする経営指標
「第17次中期経営計画 CHANGE FOR VALUE~新たな価値創造の3年~」の目標数値は、以下の経営目標項目において平成29年度の達成を目指してまいります。
| 平成29年度 目標 | ||
| 収益性 | 連結ROE(株主資本当期純利益率) | 4.5%程度 |
| コア業務純益 | 72億円 | |
| 成長性 | 法人メイン先 | 7,000先 |
| 個人メイン先 | 350,000先 | |
| 健全性 | 開示債権比率 | 2%程度 |
| 自己資本比率(国内基準) | 11%程度 |
| ※ 連結ROE(株主資本当期純利益率)算式 | 親会社株主に帰属する当期純利益 |
| (期首株主資本+期末株主資本)÷2 |
※ 法人メイン先・個人メイン先:当行を中心にご利用いただいている法人・個人(事業性含む)のお客さま。
(当行定義)
(3) 中長期的な当行の経営戦略
平成27年4月から平成30年3月までの3カ年計画として「第17次中期経営計画 CHANGE FOR VALUE~新たな価値創造の3年~」を策定しております。全ての業務をお客さまの立場になって革新(CHANGE)し、それにより生まれる革新力(経営資源)で新たな価値(VALUE)を創造することを目的に、3つの基本戦略として「お客さま目線の業務革新」、「お客さま目線の価値創造」、「戦略的情報活用による生産性向上」を掲げております。本中期経営計画を着実に進捗させることで、地域経済の発展に寄与する総合金融サービス業として、新たな発想で取組み、地域とともに新たな価値を創造する銀行を目指してまいります。
<「新たな価値創造の3年」で取組む3つの基本戦略>Ⅰ「お客さま目線」の業務革新
・お客さま目線を具現化した業務革新(権限委譲、スリム化、効率化)
・お客さま待ち時間の抜本的な改善に向けた取り組み
・お客さまに「魅力」を感じて頂ける営業体制づくり
Ⅱ「お客さま目線」の価値創造
・高品質力人材育成へのPDCAサイクルの確立と実践
・「お客さま接点(営業拠点)」におけるサービス価値拡充
・当行ブランド戦略と組み合わせた新たなサービスの実現
Ⅲ 戦略的情報活用による生産性向上
・情報に裏付けられたPDCA実現
・お客さまに価値を認めて頂けるIT活用への戦略構築(IT活用を効率化から価値創造へ)
(4) 対処すべき課題
全国的に人口減少社会が到来し、融資や預金の量的拡大といったビジネスモデルの限界が論じられるなか、地域金融機関には、地域活性化と健全経営を両立させる持続可能性の高いビジネスモデルの構築(共通価値の創造)が求められております。
こうしたなか、「第17次中期経営計画 CHANGE FOR VALUE~新たな価値創造の3年~」では、「業務革新」と「新しい価値創造」を着実に進捗させ、新たなビジネスモデルの構築を目指してまいります。
1年目には「お客さま目線の業務革新」、2年目に「新たな業務プロセスの定着化」、3年目に「お客さま目線の新たな価値創造」という3ステップを着実に実行することで、新しいビジネスモデルの構築につなげ、地域経済の発展に貢献する「新しい価値創造」に向けて、役職員一丸となって努力を重ねてまいります。