有価証券報告書-第18期(2022/04/01-2023/03/31)
(3) 【監査の状況】
① 監査等委員会による監査の状況
イ.組織構成、人員
監査等委員8名(うち常勤監査等委員3名)で構成され、そのうち1名は公認会計士の資格を有しており財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。
監査等委員会業務をサポートするため、専属のスタッフ組織として、総務部および監査部内に監査等委員会室を設置しております。
ロ.監査に係る手続き
各監査等委員は監査等委員会が定めた監査の方針、業務の分担等に従い、重要な会議に出席する他、取締役等からその業務の執行状況を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧し、業務および財産の状況を調査し、必要に応じて子会社から事業の報告を求めております。また、計算書類および附属明細書につき検討を加えるにあたり、会計監査人から報告および説明を受けているほか、定期的に会計監査人と情報交換を行い密接な連携を保つよう努めております。さらに、内部監査部門から定期的に監査の状況および結果の説明を受け、内部監査部門と緊密な連携を保ち、効率的な監査を実施するよう努めております。
ハ.監査等委員および監査等委員会の活動状況
当事業年度において、当社は監査等委員会を原則月1回開催しており、通常は1回あたり約3時間の審議等を行っております。なお、個々の監査等委員の出席状況については次のとおりです。
(注)1.井村順子氏は、公認会計士の資格を有しており、財務および会計に関する相当程度の知見を有して
おります。
2.野村修也氏は、2022年6月28日付で当社監査等委員を退任しており、退任までの監査等委員会を
対象としております。
3.内藤順也氏は、2022年6月28日付で当社監査等委員に就任した後の監査等委員会を対象として
おります。
監査等委員会における主な検討事項として、監査等基本方針および年度監査方針に基づく重点監査項目を以下のとおり設定し、期初に監査計画として決議し取締役会に報告するとともに、活動状況等を総括したうえで定期的に取締役会に報告しております。また、会計監査人との間で監査上の主要な検討事項(KAM)を含む監査重点領域に関する議論を行っております。
・主要な事業戦略の進捗状況
・事業基盤強化に向けた取組状況
・業務改善・不正防止に向けた取組状況
・サステナビリティ活動の実践状況
・リスク管理・コンプライアンス態勢・ITガバナンス(含内外子会社)
・内部監査態勢
・財務報告に係る内部統制
・会計監査人の監査相当性、職務遂行状況
監査等委員は前述の監査計画に基づき、主に以下の活動を行っております。なお、常勤監査等委員を中心に活動している事項については、監査等委員会での報告等により、社外監査等委員と情報共有ならびに意見交換を行っております。
・経営会議その他重要会議への出席および議事録の閲覧
・子会社・関係会社取締役会への出席(非常勤監査役を兼務)
・関係部署(部門企画部署、リスク管理・コンプライアンス統括部署、財務報告統制部署等)との対話
・内部監査部署、会計監査人(有限責任監査法人トーマツ)との対話
・受託財産業務に関する外部監査人(EY新日本有限責任監査法人)との対話
・親会社監査委員との対話
・取締役会議長・取締役社長・監査担当役員との意見交換
・業務執行取締役(部門長等)との対話
・国内支店、海外拠点、本部各部等への往査
・内部通報事案の調査等
② 内部監査による監査の状況
イ.組織構成、人員および手続き
内部監査組織、人員:
当社グループの内部監査の使命は、リスク・ベースで客観的なアシュアランス、助言および見識を提供することにより、当社グループの価値を高め、経営ビジョンの実現に貢献することであります。内部監査部門は、ガバナンス、リスク・マネジメン卜およびコントロールの各プロセスの有効性の評価および改善を、体系的で、内部監査の専門職として規律ある手法をもって行っております。
内部監査の使命、目的、および当社における内部監査部門の機能に係る基本事項は、グループ内部監査規則に定められており、当社グループの内部監査を統括する部署として当社に監査部を設置しております。
監査部は専任の担当常務役員の下、他の業務執行部署から独立して、内部監査に従事しており、2023年3月末現在の内部監査人員は112名(海外拠点含む)であります。
監査統括部署として当社子会社等の内部監査部署を統括し、連携して当社グループ全体に対するアシュアランス業務およびコンサルティング業務を提供する機能を担っております。
内部監査手続き:
監査部は、少なくとも年に一度実施されるリスク・アセスメントの結果に基づき内部監査計画を策定し、内部監査を実施しております。
ロ.監査部、監査等委員会および会計監査人の相互連携について
監査部は、監査等委員会および監査等委員会が選定した監査等委員である取締役(以下、選定監査等委員という。)に対し関係する情報を適時報告する等、緊密な関係を構築するよう努めております。
また、監査部は、必要に応じ会計監査人等の外部監査人との間で、関係する情報を交換する等協力関係を構築し、内部監査の効率的な実施に努めております。
ハ.監査等委員、会計監査人、内部統制部署との関係
内部監査、監査等委員会監査および会計監査と内部統制統括部署との関係は、監査部、監査等委員会、会計監査人が内部統制所管部署に対して独立した立場で監査を実施し、内部統制所管部署はそれらの監査が効率的かつ適切に実施されるよう、協力する関係にあります。
ニ.内部監査の実効性を確保するための取組
内部監査計画や実施した内部監査結果などの重要事項は、監査部から監査等委員会、および取締役会に報告されます。
監査部は、内部監査業務のほか、取締役会の業務監督機能および監査等委員会の監査・監督機能の補佐を行うと定めており、取締役会は、臨時・異例・緊急事態に対処する必要がある場合、計画に拘らず内部監査の実施を指示することができます。
また、監査部は、監査等委員会および選定監査等委員の指示に基づき、調査および内部監査を行い、その結果を報告します。
③ 第18期連結会計年度における会計監査の状況
イ.監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
ロ.継続監査期間
20年間(三菱信託銀行時代の2004年3月期より)
ハ.業務を執行した公認会計士の氏名
公認会計士 清水 基弘 (有限責任監査法人トーマツ 指定有限責任社員・業務執行社員)
公認会計士 下飯坂武志 (有限責任監査法人トーマツ 指定有限責任社員・業務執行社員)
公認会計士 田嶋 大士 (有限責任監査法人トーマツ 指定有限責任社員・業務執行社員)
ニ.監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 27名
公認会計士試験合格者 13名
その他 47名
ホ.監査法人の選定方針と理由
監査等委員会は、会計監査人の解任または不再任の決定の方針に基づき、会計監査人の再任の適否の判断に当たって、取締役、社内関係部署および会計監査人から必要な資料を入手しかつ報告を受け、職務遂行状況、監査体制、独立性および専門性等が適切であるかについて確認した結果、2023年度会計監査人として有限責任監査法人トーマツの再任を決定しております。
ヘ.監査等委員会による監査法人の評価
監査等委員会は、監査法人の再任に際して、組織・業況、コンプライアンス、独立性、品質管理、サービス提供態勢等の観点から評価を行っており、同法人による会計監査は、従前から適正に行われていることを確認しております。
④ 監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬
(注)当社および連結子会社における非監査業務の内容は、主に受託業務に係る内部統制検証業務であります。
ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに属するDTTのメンバーファームに対する報酬(イ.を除く)
(注)当社および連結子会社における非監査業務の内容は、主に受託会社内部統制レビュー業務等であります。
ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
ニ.監査報酬の決定方針
監査報酬については、会計監査人より監査の体制・手続き・日程等の監査計画、監査見積時間等の提示を受け、その妥当性を検証の上、監査等委員会の同意を得て決定しております。
ホ.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査等委員会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況および報酬見積りの算出根拠等を確認し検討した結果、会計監査人の報酬等について妥当であると判断し、同意を行っております。
① 監査等委員会による監査の状況
イ.組織構成、人員
監査等委員8名(うち常勤監査等委員3名)で構成され、そのうち1名は公認会計士の資格を有しており財務および会計に関する相当程度の知見を有しております。
監査等委員会業務をサポートするため、専属のスタッフ組織として、総務部および監査部内に監査等委員会室を設置しております。
ロ.監査に係る手続き
各監査等委員は監査等委員会が定めた監査の方針、業務の分担等に従い、重要な会議に出席する他、取締役等からその業務の執行状況を聴取し、重要な決裁書類等を閲覧し、業務および財産の状況を調査し、必要に応じて子会社から事業の報告を求めております。また、計算書類および附属明細書につき検討を加えるにあたり、会計監査人から報告および説明を受けているほか、定期的に会計監査人と情報交換を行い密接な連携を保つよう努めております。さらに、内部監査部門から定期的に監査の状況および結果の説明を受け、内部監査部門と緊密な連携を保ち、効率的な監査を実施するよう努めております。
ハ.監査等委員および監査等委員会の活動状況
当事業年度において、当社は監査等委員会を原則月1回開催しており、通常は1回あたり約3時間の審議等を行っております。なお、個々の監査等委員の出席状況については次のとおりです。
氏名 | 役職 | 開催回数 | 出席回数(出席率) |
北川 哲雄(委員長) | 監査等委員(社外) | 17回 | 17回(100%) |
井村 順子(注1) | 監査等委員(社外) | 17回 | 17回(100%) |
小林 洋子 | 監査等委員(社外) | 17回 | 17回(100%) |
野村 修也(注2) | 監査等委員(社外) | 5回 | 5回(100%) |
内藤 順也(注3) | 監査等委員(社外) | 12回 | 12回(100%) |
丹呉 泰健 | 監査等委員(社外) | 17回 | 16回(94%) |
矢矧 由希夫 | 常勤監査等委員 | 17回 | 17回(100%) |
馬林 秀治 | 常勤監査等委員 | 17回 | 17回(100%) |
中川 聖 | 常勤監査等委員 | 17回 | 17回(100%) |
(注)1.井村順子氏は、公認会計士の資格を有しており、財務および会計に関する相当程度の知見を有して
おります。
2.野村修也氏は、2022年6月28日付で当社監査等委員を退任しており、退任までの監査等委員会を
対象としております。
3.内藤順也氏は、2022年6月28日付で当社監査等委員に就任した後の監査等委員会を対象として
おります。
監査等委員会における主な検討事項として、監査等基本方針および年度監査方針に基づく重点監査項目を以下のとおり設定し、期初に監査計画として決議し取締役会に報告するとともに、活動状況等を総括したうえで定期的に取締役会に報告しております。また、会計監査人との間で監査上の主要な検討事項(KAM)を含む監査重点領域に関する議論を行っております。
・主要な事業戦略の進捗状況
・事業基盤強化に向けた取組状況
・業務改善・不正防止に向けた取組状況
・サステナビリティ活動の実践状況
・リスク管理・コンプライアンス態勢・ITガバナンス(含内外子会社)
・内部監査態勢
・財務報告に係る内部統制
・会計監査人の監査相当性、職務遂行状況
監査等委員は前述の監査計画に基づき、主に以下の活動を行っております。なお、常勤監査等委員を中心に活動している事項については、監査等委員会での報告等により、社外監査等委員と情報共有ならびに意見交換を行っております。
・経営会議その他重要会議への出席および議事録の閲覧
・子会社・関係会社取締役会への出席(非常勤監査役を兼務)
・関係部署(部門企画部署、リスク管理・コンプライアンス統括部署、財務報告統制部署等)との対話
・内部監査部署、会計監査人(有限責任監査法人トーマツ)との対話
・受託財産業務に関する外部監査人(EY新日本有限責任監査法人)との対話
・親会社監査委員との対話
・取締役会議長・取締役社長・監査担当役員との意見交換
・業務執行取締役(部門長等)との対話
・国内支店、海外拠点、本部各部等への往査
・内部通報事案の調査等
② 内部監査による監査の状況
イ.組織構成、人員および手続き
内部監査組織、人員:
当社グループの内部監査の使命は、リスク・ベースで客観的なアシュアランス、助言および見識を提供することにより、当社グループの価値を高め、経営ビジョンの実現に貢献することであります。内部監査部門は、ガバナンス、リスク・マネジメン卜およびコントロールの各プロセスの有効性の評価および改善を、体系的で、内部監査の専門職として規律ある手法をもって行っております。
内部監査の使命、目的、および当社における内部監査部門の機能に係る基本事項は、グループ内部監査規則に定められており、当社グループの内部監査を統括する部署として当社に監査部を設置しております。
監査部は専任の担当常務役員の下、他の業務執行部署から独立して、内部監査に従事しており、2023年3月末現在の内部監査人員は112名(海外拠点含む)であります。
監査統括部署として当社子会社等の内部監査部署を統括し、連携して当社グループ全体に対するアシュアランス業務およびコンサルティング業務を提供する機能を担っております。
内部監査手続き:
監査部は、少なくとも年に一度実施されるリスク・アセスメントの結果に基づき内部監査計画を策定し、内部監査を実施しております。
ロ.監査部、監査等委員会および会計監査人の相互連携について
監査部は、監査等委員会および監査等委員会が選定した監査等委員である取締役(以下、選定監査等委員という。)に対し関係する情報を適時報告する等、緊密な関係を構築するよう努めております。
また、監査部は、必要に応じ会計監査人等の外部監査人との間で、関係する情報を交換する等協力関係を構築し、内部監査の効率的な実施に努めております。
ハ.監査等委員、会計監査人、内部統制部署との関係
内部監査、監査等委員会監査および会計監査と内部統制統括部署との関係は、監査部、監査等委員会、会計監査人が内部統制所管部署に対して独立した立場で監査を実施し、内部統制所管部署はそれらの監査が効率的かつ適切に実施されるよう、協力する関係にあります。
ニ.内部監査の実効性を確保するための取組
内部監査計画や実施した内部監査結果などの重要事項は、監査部から監査等委員会、および取締役会に報告されます。
監査部は、内部監査業務のほか、取締役会の業務監督機能および監査等委員会の監査・監督機能の補佐を行うと定めており、取締役会は、臨時・異例・緊急事態に対処する必要がある場合、計画に拘らず内部監査の実施を指示することができます。
また、監査部は、監査等委員会および選定監査等委員の指示に基づき、調査および内部監査を行い、その結果を報告します。
③ 第18期連結会計年度における会計監査の状況
イ.監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
ロ.継続監査期間
20年間(三菱信託銀行時代の2004年3月期より)
ハ.業務を執行した公認会計士の氏名
公認会計士 清水 基弘 (有限責任監査法人トーマツ 指定有限責任社員・業務執行社員)
公認会計士 下飯坂武志 (有限責任監査法人トーマツ 指定有限責任社員・業務執行社員)
公認会計士 田嶋 大士 (有限責任監査法人トーマツ 指定有限責任社員・業務執行社員)
ニ.監査業務に係る補助者の構成
公認会計士 27名
公認会計士試験合格者 13名
その他 47名
ホ.監査法人の選定方針と理由
監査等委員会は、会計監査人の解任または不再任の決定の方針に基づき、会計監査人の再任の適否の判断に当たって、取締役、社内関係部署および会計監査人から必要な資料を入手しかつ報告を受け、職務遂行状況、監査体制、独立性および専門性等が適切であるかについて確認した結果、2023年度会計監査人として有限責任監査法人トーマツの再任を決定しております。
ヘ.監査等委員会による監査法人の評価
監査等委員会は、監査法人の再任に際して、組織・業況、コンプライアンス、独立性、品質管理、サービス提供態勢等の観点から評価を行っており、同法人による会計監査は、従前から適正に行われていることを確認しております。
④ 監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬
区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | 監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | |
提出会社 | 791 | 13 | 756 | 59 |
連結子会社 | 43 | 10 | 45 | 10 |
計 | 834 | 24 | 801 | 69 |
(注)当社および連結子会社における非監査業務の内容は、主に受託業務に係る内部統制検証業務であります。
ロ.監査公認会計士等と同一のネットワークに属するDTTのメンバーファームに対する報酬(イ.を除く)
区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | 監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | |
提出会社 | 5 | 27 | 5 | 19 |
連結子会社 | 271 | 119 | 291 | 108 |
計 | 276 | 146 | 297 | 128 |
(注)当社および連結子会社における非監査業務の内容は、主に受託会社内部統制レビュー業務等であります。
ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
ニ.監査報酬の決定方針
監査報酬については、会計監査人より監査の体制・手続き・日程等の監査計画、監査見積時間等の提示を受け、その妥当性を検証の上、監査等委員会の同意を得て決定しております。
ホ.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査等委員会は、会計監査人の監査計画の内容、会計監査の職務遂行状況および報酬見積りの算出根拠等を確認し検討した結果、会計監査人の報酬等について妥当であると判断し、同意を行っております。