首都圏物流施設賃貸市場では、2020年7月の賃貸ストックは614万坪(前年同期比13.5%の増加)となりました。需給が逼迫する状況が続いており、空室率は0.4%と2008年の調査開始以降で最も低い水準となりました。Eコマースの利用拡大や企業の在庫量積み増しニーズもあり、今後も空室率は低い水準で推移すると見られています(民間調査機関調べ)。
不動産ファンド市場は、緩やかに市場規模が拡大していますが、2020年1~7月のJ-REITの物件取得額は0.7兆円(前年同期比21.6%の減少)に留まり、7月のJ-REIT運用資産額は19.7兆円(前年同期比0.9兆円の増加)となりました。2019年12月時点の私募ファンドの運用資産額20.2兆円と合わせると、不動産証券化市場の規模は39.9兆円となりました(民間調査機関調べ)。
東京都ビジネスホテル市場では、2020年5月の客室稼働率は14.6%(前年同期は82.4%)まで落ち込みました。また、2020年1月~5月の東京都の全施設タイプにおける延べ宿泊者数は1,482万人泊(前年比45.8%減)となりました。新型コロナウイルス感染症の影響による渡航制限のため訪日外国人が大幅に減少しており、当面は厳しい状況が続くと予想されます(観光庁調べ)。
2020/10/09 15:00