有価証券報告書-第29期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/25 13:29
【資料】
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【項目】
139項目
(3) 【監査の状況】
① 監査等委員会監査の状況
当社は、2020年6月25日開催の第29期定時株主総会決議により、同日付で監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行しており、監査等委員会及び会計監査人を設置しております。
当社の監査等委員会は、3名の社外取締役によって構成されております。監査等委員会は原則3か月ごと及び必要に応じて随時開催し、監査に関する重要な事項の報告、協議並びに決議を行います。
監査等委員は、監査等委員会で決議された監査の方針、計画、方法及び職務の分担等に基づき、取締役の職務の執行並びに会社の業務や財産の状況を監査し、財務諸表等に関しては会計監査人からの報告に基づき監査を行います。監査の実施にあたっては、取締役会に出席して決議に参加する他、取締役及び従業員に対して報告を求め、書類や記録を閲覧し、あるいは重要な会議に出席する等、必要に応じ適切に行います。
当事業年度における監査役会の検討事項は、グループ会社を含む監査の方針、計画、方法及び職務の分担等であります。
監査役の活動につきましては、監査役会設置会社として監査役会を合計7回開催し、監査役の出席率は100%でした。(社外監査役松本俊昭氏及び社内監査役中村剛司氏はすべて出席。社外監査役北村健介氏は4回の内4回出席。社外監査役西辻文博氏は3回の内3回出席。北村健介氏は2019年6月就任、西辻文博氏は2019年6月退任。)
取締役とのコミュニケーションといたしまして、全14回開催されました取締役会すべてに出席し、意見交換等を行いました。(社外監査役松本俊昭氏及び社内監査役中村剛司氏は全14回すべて出席。社外監査役北村健介氏は11回の内11回出席。社外監査役西辻文博氏は3回の内3回出席。北村健介氏は2019年6月就任、西辻文博氏は2019年6月退任。)
監査役監査につきましては、内部監査部門である経営企画室が実施した内部監査24回すべてに社外監査役2名が同行し、監査役監査を同時に実施いたしました。
会計監査人との連携等につきましては、期末の実地棚卸の立ち会い、会計監査人からの監査の実施状況・結果報告の確認及び意見交換等を行っております。
② 内部監査の状況
当社は、経営企画室(人員1名)を社長直轄の内部監査部門としております。
経営企画室は、内部監査規程並びに年度計画に基づき社内各課及び子会社の実地監査を年1回以上行っており、監査の結果は、社長、監査等委員及び関係部署に報告されております。内部監査に関する年度計画等の策定に際しては監査等委員と事前に協議を行い、実地監査の際には、監査等委員が同行して監査等委員による監査も行われます。また、内部監査に係る報告書等を監査等委員は随時閲覧し報告を求めることができ、併せて監査等委員は必要に応じて内部監査部門である経営企画室への助言を行います。これらにより内部監査部門と監査等委員とは情報を共有し、有機的に連携できる体制を構築しております。また、内部監査において問題点等が発見された場合には、会計監査における専門家としての助言を会計監査人に求めるほか、年に1回程度会計監査人と連携して実地監査を行い、常時より連携できる体制を構築しております。
当事業年度は、内部監査部門である経営企画室が実施した内部監査24回すべてに社外監査役2名が同行し、監査役監査を同時に実施いたしました。
③ 会計監査の状況
a.監査法人の名称
清稜監査法人
b.継続監査期間
2020年3月期以降の1年間
c.業務を執行した公認会計士
代表社員
業務執行社員 公認会計士 花枝 幹雄
業務執行社員 公認会計士 夘野 貴志
d.監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士4名、その他1名となっております。
e.監査法人の選定方針と理由
当社は適切な監査を確保するため、監査法人の選定に際し、監査法人の品質管理、監査チームの独立性、経営者や監査等委員会とのコミュニケーション、監査報酬の妥当性等を考慮し、選定しております。
f.監査等委員及び監査等委員会による監査法人の評価
当社の監査等委員及び監査等委員会は、監査法人に対して評価を行っております。この評価については、監査等委員会監査基準に定める評価基準に基づき、会計監査人の独立性、品質管理の状況、職務執行体制の適切性、会計監査の実施状況等の基準項目について評価を行っております。また担当部長・課長等の意見を聴取し、評価に反映しております。
g.監査法人の異動
当社の監査法人は次のとおり異動しております。
第28期(連結・個別) EY新日本有限責任監査法人
第29期(連結・個別) 清稜監査法人
なお、臨時報告書に記載した事項は次のとおりであります。
異動に係る監査公認会計士等の名称
選任する監査公認会計士等の名称
清稜監査法人
退任する監査公認会計士等の名称
EY新日本有限責任監査法人
異動の年月日
2019年6月27日
退任する監査公認会計士等が直近において監査公認会計士等となった年月日
2018年6月28日
退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項
該当事項はありません。
異動の決定又は異動に至った理由及び経緯
当社の現在の会計監査人であるEY新日本有限責任監査法人は、2019年6月27日開催予定の第28期定時株主総会の終結の時をもって任期満了となります。監査役会は、当社の事業規模に適した監査対応と監査報酬の相当性について以前より他の監査法人と比較検討してまいりました。今般、監査報酬改定の打診があること並びに現監査法人との監査継続年数が13年と長期になることを鑑み、清稜監査法人が当社の事業規模に適した監査法人であり、その独立性、専門性、品質管理体制、監査報酬等を総合的に検討した結果、適任と判断したためであります。
上記の理由及び経緯に対する監査報告書等の記載事項に係る退任する監査公認会計士等の意見
特段の意見はない旨の回答を得ております。
④監査報酬の内容等
a.監査公認会計士等に対する報酬の内容
区分前連結会計年度当連結会計年度
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
提出会社13,00012,500
連結子会社
13,00012,500

b.監査公認会計士等と同一のネットワークに属する組織に対する報酬(a.を除く)
該当事項はありません。
c.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
d.監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する報酬については、監査計画に基づく監査日数、当社の規模や業務の特性等の要素を勘案し、監査公認会計士等と協議を行い、監査等委員会の同意を得た上で、監査報酬を決定しております。
e.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
取締役会が提案した会計監査人に対する報酬等に対して、当社の監査等委員会が会社法第399条第1項の同意をした理由は、会計監査人の監査計画の内容、監査日数、会社の規模及び業務の特性等に照らし、合理的と判断したためであります。