有価証券報告書-第116期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/23 13:34
【資料】
PDFをみる
【項目】
127項目

有報資料

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や日本銀行の金融政策などを背景に、雇用及び所得環境に改善がみられたものの、個人消費の回復は鈍く、インバウンド消費の減速や海外の政治情勢の不確実性などから、先行き不透明な状況で推移しました。
このような状況のなか、当社グループは運輸、不動産、レジャー・サービス、その他の各事業にわたり積極的な営業活動と経営の効率化に努めてまいりました。その結果、夏季シーズンの天候不順などの影響もあり、当連結会計年度における営業収益は50,880,399千円(対前期1.7%減)、営業利益は4,859,045千円(同10.4%減)、経常利益は4,404,057千円(同8.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,631,479千円(同12.2%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①運輸業
鉄道事業につきましては、4月に会社創立90周年事業の一環として、車内でドリンクの提供やスイーツが楽しめる新型特急「富士山ビュー特急」、9月に姉妹鉄道提携25周年を記念したマッターホルンゴッタルド鉄道のカラーリングを施した「マッターホルン号」の運行を開始したほか、7月にはJR東日本と連携し、毎週金曜日に新宿駅から河口湖駅までの直通列車「快速富士山」の運行を開始し、首都圏からのアクセス向上を図りました。また、駅のバリアフリー化やトイレのリニューアルなど利用環境を整備し、サービスの向上に努めました。
バス事業における乗合バス営業につきましては、4月に「鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス」の運行を開始し、増加する外国人を含めた観光客への富士五湖周遊の利便性を高めるとともに、5月にはバスに不慣れなお客様に対し、主要なバス停留所にバスの乗り方案内看板を設置し、サービスの向上に努めました。
高速バス営業につきましては、4月の「バスタ新宿」の開業にあわせ、東京駅・渋谷駅から富士山方面を結ぶ路線の増便や経路を見直し、都心からの輸送力拡大とアクセスの向上を図りました。
貸切バス営業につきましては、国土交通省が定めた安全確保及び新運賃制度を遵守し、収益の確保に努めました。
ハイヤー・タクシー事業につきましては、グループ3社で自動配車システムを更新し、配車効率の向上を図りました。また、小グループの外国人観光客の増加にあわせ、富士五湖エリアに6人乗りの新型車両を導入し、営業の強化を図りました。
安全対策につきましては、運輸安全マネジメントに基づき、鉄道、索道、自動車、船舶の各事業で安全目標、重点施策を設定し、安全管理体制の強化、並びに安全意識の浸透を図り、安全性の確保に努めました。鉄道事業では、レールの重軌条化やコンクリート柱化、点字ブロックなどによる駅ホームの整備を実施し、安全対策を行いました。バス事業では、4月に富士河口湖町に自動車整備工場を新設し、作業の効率化を図るとともに、7月に運転データ集録システムを搭載した「教育訓練車」を導入し、運転技術の向上に努めました。
以上の結果、運輸業の営業収益は18,776,301千円(対前期3.0%増)、営業利益は2,233,707千円(同2.4%増)となりました。
鉄道営業成績表(提出会社)
種別単位当連結会計年度
(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
対前期増減率(%)
営業日数365△0.3
営業粁26.6-
客車走行粁千粁2,0480.4
輸送人員定期外千人2,2023.4
定期1,363△2.9
3,5660.9
旅客運輸収入定期外千円1,457,8165.4
定期262,225△1.4
1,720,0414.3
運輸雑収168,51222.1
運輸収入合計1,888,5545.7
乗車効率%20.71.7

(注) 乗車効率算出方法
延人粁=駅間通過人員×駅間粁程
乗車効率=延人粁÷(客車走行粁×客車平均人員)×100
バス営業成績表(提出会社)
種別単位当連結会計年度
(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
対前期増減率(%)
営業日数365△0.3
営業粁465-
走行粁千粁2,3231.7
輸送人員千人1,6191.1
旅客運輸収入千円814,9611.6
運輸雑収1,361,1729.4
運輸収入合計2,176,1336.3

業種別営業成績
種別当連結会計年度
(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
営業収益(千円)対前期増減率(%)
鉄道事業2,063,8246.1
バス事業13,699,6192.0
索道事業434,23518.3
ハイヤー・タクシー事業1,762,7661.9
船舶運送事業815,8549.3
営業収益計18,776,3013.0


②不動産業
不動産販売事業につきましては、山中湖畔別荘地で趣味やこだわりを実現できる「コンセプト・ヴィラ」の販売に加え、人気の高い北欧デザインを取り入れた新築建売別荘「ScanDホーム山中湖 for Golf」と「ScanDホーム山中湖 for Outdoor」の2棟を供給するとともに、新たに高付加価値リフォームを施した「富士急リノヴィラ」を展開しました。さらに、会社創立90周年事業の一環として、山中湖畔別荘地内にある「堀内良平翁顕彰公園」を整備・拡張し、別荘地の価値向上を図るとともに、富士山麓ライフスタイル・マガジン「フジヤマスタイル」において、別荘開発や地域振興の歴史を紹介した特集記事を掲載し、認知度向上を図りました。
不動産賃貸事業につきましては、賃貸施設の新規貸付を積極的に行うなど安定的な収益の確保に努めました。
以上の結果、不動産業の営業収益は2,817,327千円(対前期0.4%増)、営業利益は638,488千円(同1.6%減)となりました。
業種別営業成績
種別当連結会計年度
(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
営業収益(千円)対前期増減率(%)
売買・仲介斡旋事業206,578△12.6
賃貸事業2,054,7714.1
別荘地管理事業555,977△6.7
営業収益計2,817,3270.4

③レジャー・サービス業
遊園地事業につきましては、7月に「富士急ハイランド」において操縦回転系絶叫アトラクション「テンテコマイ」をオープンするとともに、人気アトラクション「富士飛行社」をリニューアルし、集客に努めました。また、隣接するテーマパーク「リサとガスパール タウン」では、体験工房「リサとガスパールのアトリエ」、パリの街並みをイメージした憩いの広場「トワトモ広場」をオープンし、好評を博しました。
「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」では、7月にきりもみ旋回型アトラクション「極楽パイロット」や大型アスレチックフィールド「ターザンマニア」をオープンしました。また、10月に関東最大の600万球のイルミネーションの祭典「さがみ湖イルミリオン」を開催するとともに、リフトの輸送力を倍増し、園内移動の利便性向上を図りました。平成29年3月には相模湖を臨む丘の上に、アジア初の巨大クライミングアトラクション「マッスルモンスター」をオープンし、新たな客層の取り込みを図りました。
富士南麓の遊園地「Grinpa」では、7月に巨大水上アスレチック「カッパ大作戦」をオープンし、ファミリー客に好評を博しました。また、隣接するゴルフ場跡地を活用し、「キャンピカ富士ぐりんぱ」の拡充や広大な花畑「富士 花めぐりの里」を開催しました。さらに、富士南麓二合目に位置する水ヶ塚公園内の「森の駅 富士山」をリニューアルオープンし、幅広い層のお客様の取り込みを図りました。スノータウン「Yeti」では、10月に屋外スキー場として18年連続で日本一早くオープンし、「Grinpa」も含め、エリア全体で外国人観光客などを中心に多くのお客様にご利用いただきました。
ホテル事業につきましては、メインバンケットやフロント・ロビーの全館リニューアルが完了した「ハイランドリゾート ホテル&スパ」を中心に、海外を含めた多くの個人のお客様にご利用いただきました。「熱海シーサイド・スパ&リゾート」では、客室のリニューアル効果により宿泊者が増加しました。
アウトドア事業につきましては、グランピング人気の高まりや「PICA山中湖ヴィレッジ」の拡充により利用者が増加し、好調に推移しました。
その他のレジャー・サービス事業につきましては、富士本栖湖リゾートにおいて「2016 富士芝桜まつり」を開催し、国内外から多くのお客様にご来場いただき、過去最高の収益となりました。
以上の結果、新規施設の開業などにより、外国人観光客や新たな客層の創出は図られたものの、夏季シーズンの天候不順などの影響もあり、レジャー・サービス業の営業収益は25,696,172千円(対前期0.9%減)、営業利益は設備投資による固定経費の増加などもあり1,791,890千円(同23.6%減)となりました。
業種別営業成績
種別当連結会計年度
(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
営業収益(千円)対前期増減率(%)
遊園地事業13,226,245△3.2
ホテル事業4,725,822△0.6
ゴルフ・スキー事業1,796,404△1.7
アウトドア事業1,376,5257.1
飲食物販事業2,313,2191.4
旅行業572,4246.5
その他レジャー・サービス業1,685,5316.4
営業収益計25,696,172△0.9

④その他の事業
富士ミネラルウォーター株式会社では、4月の富士吉田市の新工場「アクア ワークス」の稼働開始による生産能力の向上と、非常用保存水の買い替え需要などにより、販売数が増加しました。富士急建設株式会社では、公共工事、民間工事とも受注減により減収となりました。
以上の結果、その他の事業の営業収益は6,855,310千円(対前期10.3%減)、営業利益は234,953千円(同24.4%減)となりました。
業種別営業成績
種別当連結会計年度
(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
営業収益(千円)対前期増減率(%)
百貨店業955,6805.8
建設業1,715,154△34.6
製造販売業2,353,1610.1
情報処理サービス業772,7378.7
その他1,058,5770.7
営業収益計6,855,310△10.3

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ2,027,653千円減少し、7,293,900千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益3,882,440千円、減価償却費6,078,116千円などにより、前連結会計年度末に比べ1,245,809千円減少し、7,331,984千円の資金収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得などにより、6,714,901千円と、前連結会計年度と比べ250,643千円資金支出減少となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済などにより、2,644,736千円と、前連結会計年度と比べ653,961千円資金支出増加となりました。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。