半期報告書-第59期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
有報資料
当中間会計期間におけるわが国経済は、政府の景気対策や日銀の金融緩和政策により企業収益が改善し、設備投資が増加するなど、緩やかな景気回復傾向が見られるものの、個人消費は消費税率引き上げの影響による節約志向の高まりを受け、弱含みで推移した。
このような情勢の下、宮島は昨年度実施された大型観光キャンペーンの反動や夏季の天候不順により来島者が減少している。
当社は、宮島弥山展望台が7月にグランドオープンしたことを記念して、スタンプラリーやスマフォトコンを実施するなど、弥山を広くPRするとともに、各種広告媒体を活用してロープウエーの認知度を高めるなど、積極的な旅客誘致を行ったが、乗車人員は3.6%、売上高は0.6%それぞれ減少している。
財政状態については、獅子岩線の曳索交換、紅葉谷線へ通じる都市公園道路の舗装や、労働環境向上を目的として行った宿直室の改装など、総額33,546千円の設備投資を行ったことにより、総資産は1,179,079千円(前事業年度1,178,107千円)となった。
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、665,132千円(前年同期605,077千円)であり、当中間会計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は次のとおりである。
営業活動による資金の増加は、2Dayパス販売中止による旅客単価の上昇が主な理由である。これは、2Dayパス販売中止に代わり始まった新たな割引サービス(1Dayパス提示による割引)で割引率を見直したこと、紅葉谷駅で直接乗車券を購入する販売方式に変更したことで現金収入が増えたことによるものである。2Dayパス廃止は乗車人員減少の要因にもなったが、前述の旅客単価の上昇が利用者減少分を補った形になり、営業収益は前中間会計期間と比較して1,734千円減と、減少は僅かとなっている。
投資活動における資金の増加は、短期貸付金の回収が設備投資等による支出を上回ったことによるものである。
財務活動における資金の減少は、配当金の支払いによるものであるが、特別配当として20円増配したことにより、前中間会計期間と同額の15,000千円減少している。