半期報告書-第126期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2014/12/25 11:44
【資料】
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【項目】
88項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当中間連結会計期間末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 今期の経営成績の分析
当社グループの当中間連結会計期間の経営成績は、中間純利益として361,833千円を計上いたしました。主力事業である一般乗合旅客自動車運送事業においては、「分かりやすく・乗りやすく・優しいバス」を目指し、バス停の上屋設置やバスナビゲーションシステムの増設などを行い、サービスアップを図りました。また、平成26年4月からの消費税増税に伴い、乗合バス運賃を17年ぶりに改定を行いましたが、大きな影響は受けませんでした。
(2) 戦略的現状と見通し
今後は、少子高齢化による就労・就学人口の減少や原油価格の変動、雇用情勢の悪化、さらに老朽化した営業所施設などの建替えなど多額の設備投資が控えておりますが、新たに中期事業計画(R100-Ⅲ)を策定し、事業の存続を第一に考え、各事業の収支改善を行なうとともに、今後もお客様に安全・安心・快適なサービスの提供をすることで、地域社会からの信頼を得て、ご愛顧いただける企業を目指します。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローが896,929千円(前年同期689,004千円)の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが703,434千円(前年同期738,467千円)の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが420,128千円の収入(前年同期は532,388千円の収入)となった結果、前中間連結会計期間に比べ197,800千円増加し2,292,245千円となりました。
当中間連結会計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は896,929千円と、前中間連結会計期間と比べ207,925千円(同30.2%)増となりました。
これは主に、前中間連結会計期間に比べ前期末未払金の支払額減少によるその他流動負債の増加額が110,891千円増加したこと、減損損失が130,789千円減少したこと等に伴い、税金等調整前中間純利益が165,607千円増加したこと、未払消費税等の増加額が66,267千円増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は703,434千円と、前中間連結会計期間と比べ35,032千円(同4.7%)減となりました。
これは主に、有形固定資産の取得による支出が89,653千円減少したこと、定期預金の預入による支出が60,030千円増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は420,128千円と、前中間連結会計期間と比べ112,259千円(同21.1%)減となりました。
これは主に、長期借入れによる収入が75,000千円減少したことによるものです。