当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)(以下、「当第3四半期」)におけるわが国経済は、一部に弱さがみられたものの、個人消費が総じて底堅い動きで推移するなど、景気は緩やかな回復基調が続きました。海外景気についても全般的には回復傾向にありましたが、中国を始めとするアジア新興国など一部の地域において弱さが見られました。他方で、訪日旅客数は2015年1月から12月末までの累計で1,973万7千人、前年対比47.1%増となり大幅に増加しました。また、当社の燃料調達コスト、国際線旅客収入並びに国際線貨物収入に影響を与える原油価格については前年と比較して低水準で推移しましたが、米ドルの為替レートについては円安傾向が継続いたしました。当社はこのような経済状況のもと、2015年2月18日に発表しましたJALグループ中期経営計画ローリングプラン2015で掲げた目標を達成するべく、安全運航の堅持を基盤としたうえで、JALフィロソフィと部門別採算制度によって採算意識を高め、経営の効率化を図り、お客さまに最高のサービスを提供できるよう努めました。
以上の結果、当第3四半期における営業収益は1兆234億円(前年同期比0.1%増加)、営業費用は8,533億円(前年同期比3.5%減少)となり、営業利益は1,700億円(前年同期比23.0%増加)、経常利益は1,704億円(前年同期比24.0%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,436億円(前年同期比20.1%増加)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
2016/02/01 15:14