有価証券報告書-第153期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/25 13:27
【資料】
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【項目】
136項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)中長期的な経営戦略・対処すべき課題
当社グループを取り巻く事業環境は、国内においては労働力不足等を背景に多様な働き方の推進やAI・ロボティクス等新技術の活用が進むとともに、お客様からもこれまで以上に付加価値の高いサービスの提供が期待されています。また海外においては、アジアを中心とする人口増加に伴う急速な経済発展等により、貿易量や域内消費市場の今後更なる拡大が見込まれています。
このような外部環境の変化のもと当社グループでは、事業体制の構築と更なる成長を目指し、2030年のあるべき姿としての「長期ビジョン2030」と、長期ビジョンを実現するための計画として2019年度から2021年度までの3年間を対象期間とする中期経営計画「YASDA Next 100」を策定しており、当社グループとして掲げる基本方針、「お客様ニーズに多彩なソリューションと最先端テクノロジーで応え、お客様と共にグローバルなロジスティクスカンパニーへと成長する。」に基づき、引き続き大きな変化が予想される物流業界の中で成長を目指します。
また、この成長戦略を加速させ、お客様へ更に付加価値の高いロジスティクス・サービスを提供するため、本年2月に出資をしたRFルーカス株式会社のRFID技術をはじめとした最先端テクノロジーやデジタル技術を積極的に活用しデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進してまいります。
「長期ビジョン2030」 ~次の100年に向けて~
世界に誇れるYASDAブランドと革新的テクノロジーの融合で全てのステークホルダーの期待を超える企業グループを目指す。
[顧 客] 他の追随を許さないロジスティクス・ソリューションと人間力で確固たる顧客満足を獲得する。
[従業員] 多様性を尊重し働きやすく且つ働き甲斐のある職場で従業員が最大限のパフォーマンスを発揮する。
[社 会] 事業を通じた環境負荷低減や高い災害強靭性で持続可能な社会の構築に貢献する。
[株 主] 高い収益力と強固な財務基盤により企業価値の向上を図る。
中期経営計画 「YASDA Next 100」 1.基本方針
お客様ニーズに多彩なソリューションと最先端テクノロジーで応え、お客様と共にグローバルなロジスティク
スカンパニーへと成長する。
2.基本目標
上記の基本方針を踏まえ、以下の4点を基本目標とします。
(1)お客様の潜在的なロジスティクス・ニーズを捉えたスピーディーな課題解決
物流のプロフェッショナルとしての知識と経験や人間力でお客様とのコミュニケーションをより密にし、潜在ニーズを捉える。お客様の抱える課題に対してはグループの力を結集しスピード感のあるロジスティクス・ソリューションを提供し、常に収益力の高い組織を目指す。
(2)保有不動産の資産価値向上による収益基盤の強化
保有不動産の再開発や適切なメンテナンスと機能向上の推進により資産価値を向上させ、当社グループの収益基盤としての不動産事業強化を図る。
(3)グローバルに渡り合えるグループ経営インフラの確立
世界的な拠点展開やグローバルな視点を持つ職員の育成、働き方改革を中心とする生産性の更なる向上、多様な人材の活用等によって世界基準の経営インフラ構築を目指す。また災害等の有事を想定したBCP体制の運用と訓練の継続的実施や環境を意識した取り組み等、グローバルに渡り合える安田倉庫グループを目指す。
(4)業績目標
最終年度の2021年度に営業収益550億円、営業利益40億円、経常利益45億円、営業利益率7%の達成を目指す。
3.基本戦略
基本目標達成のため、以下の3点を基本戦略とします。
(1)付加価値の高いロジスティクス・サービスの提供
・ソリューション提案型営業の徹底
・サービスメニューの拡充
・アジアネットワークの拡大
・最先端テクノロジーの活用
・アライアンスの強化
・収益力の向上
(2)不動産事業の維持・拡大
・保有不動産再開発の促進
・施設の適切なメンテナンスと機能向上の推進
(3)経営インフラの高度化
・多様な人材活用、働き方の推進
・専門性の高い人材の育成
・情報システムの高度化
・グループ連携の強化
・コンプライアンス、リスク管理の徹底とガバナンスの強化
・シナジーの見込めるМ&Aの実施
・事業基盤の災害強靭化
・財務規律の維持、強化
(2)新型コロナウイルス感染症の影響
今後のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大が防止される下では、感染症の影響により生じた落ち込みから経済が緩やかに回復していく姿も想定されておりますが、依然として経済下振れのリスクは残り今後の動向は不透明な状況が続くものと予測されます。
こうした経済情勢にあって、当社グループを取り巻く事業環境は、倉庫物流業界では国内貨物・輸出入貨物で持ち直していくことが期待されつつあるものの不安定な状況が継続すると予想され、また、不動産業界では空室率の上昇と賃料水準の下落が懸念され、厳しい状況で推移するものと予測しております。
このような外部環境ではございますが、当社グループでは、新型コロナウイルス感染症拡大防止・収束に向けて最大限尽力するとともに、中期経営計画「YASDA Next 100」に基づく諸施策を実行し、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上を図っていく所存であります。

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