有価証券報告書-第116期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/26 13:58
【資料】
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【項目】
182項目
③ 戦略
当社グループにおける人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針は、以下のとおりであります。
a.人材育成方針
当社グループにおける人材育成の目的は、全社員が企業理念を認識し、具現化に向けそれぞれの特性と能力を発揮し、山九グループにおける価値創造を最大化するとともに社会人としての自己実現をさせること、と定義しています。
具体的な取り組みとして獲得した人材に必要なスキルを身に付けさせ能力を最大化するために、以下の教育体系に基づく研修及び社員の自律的なキャリア構築を支援する制度を導入しています。
加えて育成を通して多様な人材が活躍できる土壌を整備するために階層別研修の上級管理者研修・管理者研修・係長研修において人材の多様性の理解を促す「労務管理と多様性」講座、選抜型研修にて女性社員のキャリア形成支援を目的としたダイバーシティ研修を実施しています。
また、2022年10月マレーシアに開設した海外で初となる人材育成センター「SANKYU TECHNICAL ACADEMY」にて海外関係会社社員を対象にメンテナンス研修、機械整備研修などを実施し、世界で活躍できるグローバルな技術・技能集団の育成に取り組んでまいります。

(注) 階層別研修、技能・技術研修、各公開講座は関係会社社員も受講しております。
b.社内環境整備方針
(a) 安全に関する取り組み
「人を大切にする」という当社(グループ)の経営理念の根幹となるのは、全社員とその家族が一人でも多く幸せを感じることであり、「安全」はその為に最優先されるべき条件であると考えています。
その為にも、安全衛生方針に示している、我々の職場には『そもそも安全な状態は存在せず、常に存在するのは危険な状態である。』という認識とともに、常に問題意識を持ち続け、全社員が一丸となって危険な状態を排除する知恵や工夫を現場に反映させることが重要となります。
また、そのような安全活動、安全管理ができる人材を育て、安全文化を継承することで、真に「人を大切にする」組織を構築していきます。
具体的には以下のような安全の取り組みを行っています。
・「山九労働安全衛生マネジメントシステム」を導入
厚生労働省策定のOSHMSをもとに「山九労働安全衛生マネジメントシステム」(Sankyu occupational Safety and Health Management System:SSMS)を策定し、2003年に全社で導入しています。
なお、導入に際しては、従来から行っていた活動に加え、新たに体系化した活動を取り入れ、組織的な安全衛生管理活動を再構築しました。
・安全衛生教育
教育の主管となる組織、受講する従業員の階層ごとに、体系的かつ計画的に行っています。従業員に安全衛生に関する知識および技能を習得させるとともに、意識の高揚を図るための教育を実施することを規程で定めています。

(注) 上記の他、人材育成方針に記載した階層別研修の全階層にて「安全衛生管理」に関する講座を実施しています。
(b) 働きがい向上に関する取り組み
社員が、それぞれの特性と能力を最大限発揮するには働きがいを持てる職場環境を整備することが重要となります。そのために以下のような対話活動を通して社員のニーズを把握し、職場環境の整備に取り組んでいます。
本社で行う労働組合との対話活動実績(2024年度:単体)
実施回数取り扱う内容
労使経営委員会2回・経営状況の説明
労使経営懇談会1回・各事業本部方針の説明
労使幹部連絡会5回・決算説明
労使協議会5回・労働条件等に関する協議
労使専門委員会10回・労働条件等に関する意見聴取
人事制度専門委員会1回・人事制度の運用状況説明および意見聴取
雇用対策検討委員会3回・要員状況、作業状況についての説明および意見聴取

社内環境整備実績(2022~2025年度:単体 (注)1)
年間所定労働時間の見直し 2022年度実施
年次有給休暇付与日数の見直し 2023年度実施
初任給水準、賃金水準の見直し 2022年度、2023年度、2024年度、2025年度実施
生活支援一時金の支給 (注)2 2023年4月支給
奨学金支援制度の導入 2024年4月導入
(注)1. 関係会社も各社の実態に応じ、社内環境整備に取り組んでいます。
2. 単体、国内関係会社社員および海外関係会社社員に支給しております。
また、2023年度に実施した「山九働きがい診断(エンゲージメントサーベイ)」の結果から「会社の中でお互いの想いが伝わるコミュニケーションができていない」ことが問題と認識し、2024年度に「山九MIRAI対話」として社員と取締役、執行役員との対話活動を70回、639名を対象に実施しました。また上司・部下との1on1ミーティング「相互理解タイム」も実施しました。その他に各拠点において以下のような独自の取り組みを実施しました。
各拠点独自の取り組み
拠点独自に顕著な業務成績を上げた組織や個人を表彰する制度の創設
職場での懇談を通じて社員の意見・要望の継続的な吸い上げ
相手の目を見て挨拶を交わす、「あいさつ運動」の実施
2024年度に実施した第2回目の結果は以下のとおりとなり、経年比較可能な設問74問中67問(90.5%)が昨年度対比で改善しました。
エンゲージメントに対する回答結果

しかし、依然として社内でのコミュニケーションに関する設問で肯定的回答が少ないこと等から「山九MIRAI対話」および「相互理解タイム」を継続して進めていきます。
今後も継続的な「山九働きがい診断」の実施により、課題を抽出し、課題に応じた施策を打ち出し、「働きがい」のある会社・職場の実現に向けた取り組みを進めていきます。

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