有価証券報告書-第77期(2022/04/01-2023/03/31)
(1) 経営方針
当社グループの使命は、テレビ、ラジオの放送を中心とした様々な機会を通じて、県民の信頼に応え得る情報
を発信していくことである。今後も「地域と共に歩み、地域の発展に寄与する、確固たるローカル放送局」であり
続けるよう、これまで培ってきた取材力、番組制作力を維持・強化し、視聴率、聴取率の向上を通じて業績の向上
を図り、確固たる経営基盤を確立することで株主、県民の期待に応えていきたい。
(2) 目標とする経営指標
当社グループの中心となる一般放送業は、今後も売上高の大幅な増加が見込めないため、経費の効率的な運用に
努め、放送外事業も含めてグループ全体で安定的な営業利益を確保していきたい。また、営業活動によるキャッシ
ュ・フローの確保、増大化により有利子負債の縮小を図り、財務体質の改善、自己資本比率の向上に努めたい。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
事業上の課題は、放送設備における投資額の適正化と資産の有効活用、新しい価値の創出と認識している。中継
局設備の維持・更新費用軽減のためにNHKと共同で地域ごとにハード会社を設置する案も検討されているなど、放
送設備の維持については、様々な形に対応していく必要がある、また東京銀座の社有地についても多方面から情報
収集を行い、今後どのような活用方法が望ましいのか検討を続けている。新しい価値の創出については、「長崎新
価値創出プロジェクト研究」に取り組み、事業構想大学院大学と共催で開始された教育プログラムで長崎周辺の企
業・自治体と共に、産・官・学・金・言連携で人材育成を進めている。
財務上の課題は、新社屋建設を起因とした借入金の返済が開始されたため、グループ全体で収益、コスト構造を
ブラッシュアップし営業キャッシュ・フローを安定的に確保し、計画的な返済を行うことである。放送事業におけ
る広告収入回復は十分とは言えない状況であるが、コンピューター関連事業やイベント関連事業はグループの利益
を下支えしており、今後もグループとしての総合的な収益力を高め、安定した財務基盤の構築に努めたい。