有価証券報告書-第16期(2022/04/01-2023/03/31)
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
a. 監査役会の構成
当社は、監査役会設置会社であり、常勤監査役2名と非常勤監査役2名の4名体制(うち3名が社外監査役)で構成されております。また、監査役の職務を補助する使用人は3名任命されております。
b. 常勤監査役と非常勤監査役の役割
・ 常勤監査役は、日常の監査活動において社内の情報を収集し、業務執行状況や内部統制、上位リスク、コンプライアンスに係る情報を監査役会において非常勤監査役と適宜共有し、意見交換を行っております。また、日常監査において発見された事項について、取締役等の経営陣及び幹部社員に対して適宜改善提言を行っております。
・ 非常勤監査役は、高度な専門知識や幅広い実務経験に基づき、取締役会及び監査役会において大所高所からの積極的な発言を行っております。
・ 非常勤監査役高橋勉氏は公認会計士として、会計分野における高度な専門性を有しております。
c. 監査役会
・ 監査役会は、原則として取締役会開催に先立ち定期的に開催される他、必要に応じて随時開催しています。当事業年度における各監査役の監査役会への出席状況は以下のとおりです。
・ 当期の監査役会においては、監査役監査計画や会計監査人の再任等の決定に係る決議事項、監査において重要事項と考えられる協議事項並びに日常の監査にあたり監査役間で共有すべき事項としての報告事項が審議されています。常勤監査役の監査実施状況を定期的に監査役会に報告し、非常勤監査役と情報を共有しながら意見を交換し、以下の監査の重点項目を中心に監査を行っております。
<監査役監査の重点項目>- 主要リスクの対応状況
- 長期的経営課題への対応状況
- 新設合弁会社(Space Compass社)の事業計画進捗状況
- 事業投資に係る目的・意義・リスク・収益性の分析状況及び対応策
- ESGへの対応及びSDGsへの取り組み(TCFD及び人的資本を含む)状況
- その他
・ 監査役会で決議した事項、重要案件とした協議した事項及び日常監査で発見された事項に係る改善提言等は必要に応じて、適宜取締役会において報告、または、意見表明を行っております。
d. 常勤監査役の活動状況
・ 常勤監査役は、取締役会に出席し、議事運営や決議内容等を監査し、必要に応じて意見表明を行っております。
・ 常勤監査役は、内部統制委員会、J-Sox委員会、リスクマネジメント委員会、コンプライアンス委員会等に出席し、グループ内部統制システムの整備・運用状況、主要リスクの対応状況並びにグループコンプライアンスの状況を監査し、必要に応じて意見表明を行っております。
・ 常勤監査役は、当社事業の中核となる連結子会社であるスカパーJSAT㈱の経営会議及び宇宙・メディア両事業部門の経営会議等に出席する他、執行役員を含む主要幹部社員との定期的な面談を行い、業務執行状況の監査を行っております。
・ 監査の重点項目については、各種委員会及び経営会議等の資料の精査、議案の説明や議論の内容の聴取に加えて、これらを担当する主要幹部社員への個別のヒアリング等によって監査を行っております。
・ 常勤監査役は、代表取締役との意見交換会を年に4回開催し、主要リスクの対応状況や長期的経営課題への対応状況等の経営全般の課題について、率直な意見交換を行っております。
e. 子会社監査役との連携
・ 子会社監査役との連携では、主要な子会社監査役で構成されるグループ監査役連絡会を原則月に1回開催し、監査の重点項目を含む監査役監査計画、法令改正等に伴う監査業務の留意事項やグループ各社の業務執行状況及び監査上の懸念事項等を共有し、意見交換を行っております。
f. 内部監査部との連携
・ 内部監査部との連携では、取締役会報告に先立ち、内部監査計画、内部監査の中間及び期末実施状況の事前報告を受け、必要に応じて助言や意見表明を行っております。また、内部監査部長とは、定例ミーティングを原則月に1回開催し、監査活動の共有と意見交換を行っております。
g. 会計監査人との連携
・ 会計監査人との連携では、監査計画等の説明を受ける他、四半期決算レビュー、会社法・金融商品取引法監査並びに内部統制監査報告に係る詳細な説明を受けております。これらの説明では、グループの連結決算に係る会計処理の論点や開示を含む財務報告上の主要なテーマについて報告を受け協議を行っております。
・ 当期の監査上の主要な検討事項(KAM)として認識された「顧客管理システムに基づき計上されるメディア事業に係る収益認識」及び「関係会社株式の評価」については、会計監査人より詳細な説明を受け、必要な質疑を行いました。
② 内部監査の状況
a. 内部監査部の構成
当社は、内部監査部門として内部監査部を設置しております。内部監査部は部長1名、部員9名で構成され、内部監査の独立性・客観性を担保するため代表取締役社長直轄の組織としています。
b. 内部監査部の活動
内部監査部は、当社グループにおける内部統制の整備・運用状況、経営諸活動に関するプロセスの遂行状況を評価するとともに、金融商品取引法に基づく独立部署として財務報告に係る内部統制の有効性評価を行っております。また、同部は代表取締役社長の承認を得た年度内部監査計画に基づき監査を実施し、これに基づき助言・提言を行っております。監査結果は代表取締役社長及び監査役に随時報告しております。また、内部監査部長は代表取締役社長と随時情報交換を実施しております。
c. 内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携について
内部監査部長は、監査役と定例ミーティングを原則月に1回開催し、相互の意思疎通を図っております。また、会計監査人とは双方の監査計画や結果等について適宜情報交換を行い、連携しております。
d. 内部監査部の実効性を確保するための取り組み
内部監査部は、内部監査規程の定めに則り、取締役会へ監査計画を報告するとともに、年に2回、内部監査の実施状況について直接報告をしております。なお、内部監査の範囲の決定、監査業務の遂行および結果の伝達について妨害を受けた場合は、内容及びその影響を取締役会に報告することを内部監査規程に明記し、内部監査の実効性を確保しております。
③ 会計監査の状況
a. 監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
b. 継続監査期間
27年間
c. 業務を執行した公認会計士
小野 英樹、池田 太洋、佐瀬 剛
d. 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士:11名、公認会計士試験合格者:4名、その他:14名
e. 監査法人の選定方針と理由
同監査法人の専門性、独立性、品質管理体制、並びに監査の実施体制等により総合的に判断いたします。
なお、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に該当すると判断した場合は、監査役全員の同意により会計監査人を解任する方針であります。また、会計監査人が職務を適切に遂行することが困難と認められる場合には、会計監査人の解任又は不再任に関する株主総会議案の内容を決定いたします。
f. 監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役会は、会計監査人の再任に関する確認決議に際して、日本監査役協会が公表している「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」を踏まえ総合的に評価を行うことにより、同法人による会計監査が適正に実施されていることを確認しております。
④ 監査報酬の内容等
a. 監査公認会計士等に対する報酬
当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主に公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務として気候関連財務情報開示への対応に関する助言・指導業務等を委託したものであります。
b. 監査公認会計士等と同一のネットワークに属する者に対する報酬(a.を除く)
当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務相談・申告業務等であります。
c. その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
d. 監査報酬の決定方針
該当事項はありませんが、当社グループの規模・特性・監査日数等を勘案した上で決定しております。
e. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、取締役会、社内関係部署及び会計監査人からの必要な資料の入手や報告の聴取を通じて、会計監査人の監査計画の内容、従前の事業年度における職務の執行状況や報酬見積りの算出根拠等を検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。
① 監査役監査の状況
a. 監査役会の構成
当社は、監査役会設置会社であり、常勤監査役2名と非常勤監査役2名の4名体制(うち3名が社外監査役)で構成されております。また、監査役の職務を補助する使用人は3名任命されております。
b. 常勤監査役と非常勤監査役の役割
・ 常勤監査役は、日常の監査活動において社内の情報を収集し、業務執行状況や内部統制、上位リスク、コンプライアンスに係る情報を監査役会において非常勤監査役と適宜共有し、意見交換を行っております。また、日常監査において発見された事項について、取締役等の経営陣及び幹部社員に対して適宜改善提言を行っております。
・ 非常勤監査役は、高度な専門知識や幅広い実務経験に基づき、取締役会及び監査役会において大所高所からの積極的な発言を行っております。
・ 非常勤監査役高橋勉氏は公認会計士として、会計分野における高度な専門性を有しております。
c. 監査役会
・ 監査役会は、原則として取締役会開催に先立ち定期的に開催される他、必要に応じて随時開催しています。当事業年度における各監査役の監査役会への出席状況は以下のとおりです。
氏名 | 開催回数 | 出席回数 | 出席率 |
大江 淳彦 | 14回 | 14回 | 100% |
小川 晃 | 14回 | 14回 | 100% |
高橋 勉 | 14回 | 13回 | 92.9% |
大友 淳 | 14回 | 13回 | 92.9% |
・ 当期の監査役会においては、監査役監査計画や会計監査人の再任等の決定に係る決議事項、監査において重要事項と考えられる協議事項並びに日常の監査にあたり監査役間で共有すべき事項としての報告事項が審議されています。常勤監査役の監査実施状況を定期的に監査役会に報告し、非常勤監査役と情報を共有しながら意見を交換し、以下の監査の重点項目を中心に監査を行っております。
<監査役監査の重点項目>- 主要リスクの対応状況
- 長期的経営課題への対応状況
- 新設合弁会社(Space Compass社)の事業計画進捗状況
- 事業投資に係る目的・意義・リスク・収益性の分析状況及び対応策
- ESGへの対応及びSDGsへの取り組み(TCFD及び人的資本を含む)状況
- その他
・ 監査役会で決議した事項、重要案件とした協議した事項及び日常監査で発見された事項に係る改善提言等は必要に応じて、適宜取締役会において報告、または、意見表明を行っております。
d. 常勤監査役の活動状況
・ 常勤監査役は、取締役会に出席し、議事運営や決議内容等を監査し、必要に応じて意見表明を行っております。
・ 常勤監査役は、内部統制委員会、J-Sox委員会、リスクマネジメント委員会、コンプライアンス委員会等に出席し、グループ内部統制システムの整備・運用状況、主要リスクの対応状況並びにグループコンプライアンスの状況を監査し、必要に応じて意見表明を行っております。
・ 常勤監査役は、当社事業の中核となる連結子会社であるスカパーJSAT㈱の経営会議及び宇宙・メディア両事業部門の経営会議等に出席する他、執行役員を含む主要幹部社員との定期的な面談を行い、業務執行状況の監査を行っております。
・ 監査の重点項目については、各種委員会及び経営会議等の資料の精査、議案の説明や議論の内容の聴取に加えて、これらを担当する主要幹部社員への個別のヒアリング等によって監査を行っております。
・ 常勤監査役は、代表取締役との意見交換会を年に4回開催し、主要リスクの対応状況や長期的経営課題への対応状況等の経営全般の課題について、率直な意見交換を行っております。
e. 子会社監査役との連携
・ 子会社監査役との連携では、主要な子会社監査役で構成されるグループ監査役連絡会を原則月に1回開催し、監査の重点項目を含む監査役監査計画、法令改正等に伴う監査業務の留意事項やグループ各社の業務執行状況及び監査上の懸念事項等を共有し、意見交換を行っております。
f. 内部監査部との連携
・ 内部監査部との連携では、取締役会報告に先立ち、内部監査計画、内部監査の中間及び期末実施状況の事前報告を受け、必要に応じて助言や意見表明を行っております。また、内部監査部長とは、定例ミーティングを原則月に1回開催し、監査活動の共有と意見交換を行っております。
g. 会計監査人との連携
・ 会計監査人との連携では、監査計画等の説明を受ける他、四半期決算レビュー、会社法・金融商品取引法監査並びに内部統制監査報告に係る詳細な説明を受けております。これらの説明では、グループの連結決算に係る会計処理の論点や開示を含む財務報告上の主要なテーマについて報告を受け協議を行っております。
・ 当期の監査上の主要な検討事項(KAM)として認識された「顧客管理システムに基づき計上されるメディア事業に係る収益認識」及び「関係会社株式の評価」については、会計監査人より詳細な説明を受け、必要な質疑を行いました。
② 内部監査の状況
a. 内部監査部の構成
当社は、内部監査部門として内部監査部を設置しております。内部監査部は部長1名、部員9名で構成され、内部監査の独立性・客観性を担保するため代表取締役社長直轄の組織としています。
b. 内部監査部の活動
内部監査部は、当社グループにおける内部統制の整備・運用状況、経営諸活動に関するプロセスの遂行状況を評価するとともに、金融商品取引法に基づく独立部署として財務報告に係る内部統制の有効性評価を行っております。また、同部は代表取締役社長の承認を得た年度内部監査計画に基づき監査を実施し、これに基づき助言・提言を行っております。監査結果は代表取締役社長及び監査役に随時報告しております。また、内部監査部長は代表取締役社長と随時情報交換を実施しております。
c. 内部監査、監査役監査及び会計監査の相互連携について
内部監査部長は、監査役と定例ミーティングを原則月に1回開催し、相互の意思疎通を図っております。また、会計監査人とは双方の監査計画や結果等について適宜情報交換を行い、連携しております。
d. 内部監査部の実効性を確保するための取り組み
内部監査部は、内部監査規程の定めに則り、取締役会へ監査計画を報告するとともに、年に2回、内部監査の実施状況について直接報告をしております。なお、内部監査の範囲の決定、監査業務の遂行および結果の伝達について妨害を受けた場合は、内容及びその影響を取締役会に報告することを内部監査規程に明記し、内部監査の実効性を確保しております。
③ 会計監査の状況
a. 監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
b. 継続監査期間
27年間
c. 業務を執行した公認会計士
小野 英樹、池田 太洋、佐瀬 剛
d. 監査業務に係る補助者の構成
公認会計士:11名、公認会計士試験合格者:4名、その他:14名
e. 監査法人の選定方針と理由
同監査法人の専門性、独立性、品質管理体制、並びに監査の実施体制等により総合的に判断いたします。
なお、監査役会は、会計監査人が会社法第340条第1項各号に該当すると判断した場合は、監査役全員の同意により会計監査人を解任する方針であります。また、会計監査人が職務を適切に遂行することが困難と認められる場合には、会計監査人の解任又は不再任に関する株主総会議案の内容を決定いたします。
f. 監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役会は、会計監査人の再任に関する確認決議に際して、日本監査役協会が公表している「会計監査人の評価及び選定基準策定に関する監査役等の実務指針」を踏まえ総合的に評価を行うことにより、同法人による会計監査が適正に実施されていることを確認しております。
④ 監査報酬の内容等
a. 監査公認会計士等に対する報酬
区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | 監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | |
提出会社 | 75 | 12 | 75 | 2 |
連結子会社 | 66 | 6 | 64 | - |
合計 | 141 | 18 | 140 | 2 |
当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主に公認会計士法第2条第1項の業務以外の業務として気候関連財務情報開示への対応に関する助言・指導業務等を委託したものであります。
b. 監査公認会計士等と同一のネットワークに属する者に対する報酬(a.を除く)
区分 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | 監査証明業務に 基づく報酬(百万円) | 非監査業務に 基づく報酬(百万円) | |
提出会社 | - | 24 | - | 20 |
連結子会社 | 15 | 27 | 19 | 72 |
合計 | 15 | 52 | 19 | 93 |
当社及び連結子会社における非監査業務の内容は、主に税務相談・申告業務等であります。
c. その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
d. 監査報酬の決定方針
該当事項はありませんが、当社グループの規模・特性・監査日数等を勘案した上で決定しております。
e. 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
監査役会は、取締役会、社内関係部署及び会計監査人からの必要な資料の入手や報告の聴取を通じて、会計監査人の監査計画の内容、従前の事業年度における職務の執行状況や報酬見積りの算出根拠等を検討した結果、会計監査人の報酬等につき、会社法第399条第1項の同意を行っております。