半期報告書-第58期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2017/12/22 10:06
【資料】
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【項目】
50項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間会計期間は、平成28年4月14日および同年同月16日に発生した「平成28年熊本地震」による影響が残り、市内のビジネスホテルを含めたホテル間の競争は、震災前の状況と変わらず激化し、また、宴会・婚礼市場も、市内の施設による競争も同様に激化し、厳しい状況であります。
当社の売上は、全部門で増収となり、売上高は、1,640百万円と前年同期と比べ605百万円(58.5%)の増収となりました。経費につきましては、施設の維持、販売促進など必要な費用以外は極力節減に努めましたが、販売費及び一般管理費は前年同期と比べ150百万円の増となり、営業利益は、30百万円と前年同期と比べ310百万円の増益となりました。
この結果、経常利益は、23百万円と前年同期と比べ276百万円の増益となり、中間純利益は、16百万円と前年同期と比べ266百万円の増益となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
① ホテル
ホテル全部門の売上は増収となり、売上高は、1,416百万円と前年同期と比べ579百万円(69.3%)の増収となりました。
イ.客室部門
台湾を含む外国客の利用は震災前に比べ減ったものの、売上高は、238百万円と前年同期に比べ181百万円(319.3%)の増収となりました。
ロ.食堂部門
11階「トゥール ド シャトー」での婚礼が、震災の影響を受け受注が伸びないものの、全てのレストランにおいて増収となり、売上高は、384百万円と前年同期に比べ114百万円(42.4%)の増収となりました。
ハ.宴会部門
宴会のご利用人員が震災前より増える等、売上高は、789百万円と前年同期に比べ283百万円(56.0%)の増収となりました。
ニ.その他部門
売上高は、3百万円で、4.9%の増収となりました。
② 館外部門
全ての店舗で前年同期を上回り、館外部門合計の売上高は、224百万円と前年同期に比べ25百万円(13.1%)の増収となりました。
セグメント別売上状況
セグメント区分金額(千円)前年同期比(%)
ホテル客室部門238,205319.3
食堂部門384,83442.4
宴会部門789,69156.0
その他部門3,7894.9
小計1,416,52169.3
館外部門テル熊本クラブ36,68410.1
銀座桃花源80,8670.9
キャッスルワールド74,19111.8
夢あかり32,38775.7
小計224,13013.1
合計1,640,65158.5

(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(参考) 収入別売上状況
収入別区分金額(千円)前年同期比(%)
室料収入242,626232.5
料理収入810,94639.3
飲料収入202,23748.5
その他収入384,84057.9
1,640,65158.5

(注) 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2) キャッシュ・フロー
当中間会計期間のキャッシュ・フローについては、営業活動により694百万円増加し、投資活動により11百万円減少し、財務活動により279百万円減少し、この結果、現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は403百万円の増加となり、中間期末残高は798百万円(前年同期比129.9%増)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において営業活動の結果得られた資金は、694百万円(前年同期は、使用した資金172百万円)となりました。これは、その他の流動資産のうち「未収入金」が409百万円減少し、減価償却費95百万円計上し、税引前中間純利益が23百万円となったこと等が主なものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において投資活動の結果使用した資金は、11百万円(前年同期は、得られた資金101百万円)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出11百万円が主なものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において財務活動の結果使用した資金は、279百万円(前年同期は、得られた資金189百万円)となりました。これは、長期運転資金の残高が、前事業年度末に比べて179百万円減少(23.6%減)し、短期借入金の残高が前事業年度末に比べて100百万円減少(5.3%減)したことによるものであります。