有価証券報告書-第121期(平成29年2月1日-平成30年1月31日)

【提出】
2018/04/24 14:19
【資料】
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81項目

有報資料

(1) 業績
当事業年度におけるわが国経済は、雇用情勢の改善を受けた個人消費の持ち直しに加え、設備投資も堅調な増加が続き、期を通じて緩やかな景気回復基調のうちに推移しました。
この間、当社におきましては、事業全般に亘って顧客満足度のより高いサービスの提供に努めるとともに、部門別業績管理のさらなる徹底を図りましたところ、売上高は全国興行収入歴代4位の大ヒット作品“君の名は。”を上映した前期に比較して0.1%増の3,544,832千円となりました。
一方、諸経費全般に亘って鋭意節減に努めました結果、営業利益は205,657千円(前期比11.5%増)となり、経常利益は207,830千円(前期比11.4%増)、当期純利益は119,379千円(前期比15.6%増)となりました。
① シネマ・アミューズメント事業
(A) 概要
シネマ・アミューズメント事業部門におきましては、映画では、“美女と野獣”がヒットしたほか、“怪盗グルーのミニオン大脱走”“名探偵コナン”“モアナと伝説の海”“銀魂”“SING/シング”“君の膵臓をたべたい”“8年越しの花嫁”“パイレーツ・オブ・カリビアン”“ラ・ラ・ランド”などの話題作品を上映して観客誘致に努めました。また、「あべのハルカス」で集客力を増した阿倍野地区への来訪者を「あべのアポロシネマ」へ誘致するため、ハルカスをはじめ近鉄グループやその他の周辺施設と連携し、積極的な販売促進活動を展開しました。さらに、顧客基盤の充実を図るため、映画会員制度「アポロシネマメンバーズ」の会員獲得に努めたほか、事前のクレジットカード決済が不要な座席予約システムの利便性についても周知が進み、好評を得ました。加えて、昨年3月には、定員42名の新スクリーン「プラスワン」をオープンし効率的な運用を図ったほか、計画的に推進中の座席リニューアル工事を「スクリーン2」及び「スクリーン3」において完成し、既存の8スクリーンすべての座席リニューアルを完了するなど、劇場内の快適性向上にも努力する一方、館内照明のLED化を実施するなど経費節減にも努めました。また、娯楽場事業におきましても、劇場事業と一体となった集客を継続して推進いたしました結果、この部門全体の収入合計は、1,740,635千円(前期比0.4%減)となり、営業原価控除後では74,628千円の営業総利益(前期比19.2%増)となりました。
(B) 営業成績
区分単位当事業年度
(平成29年2月1日から
平成30年1月31日まで)
前年同期比(%)
劇場入場人員千人1,030△1.8
劇場稼働率%30.4
劇場収入千円1,354,243△1.3
娯楽場収入千円386,3922.5
合計千円1,740,635△0.4

(注) 稼働率=入場人員
一日の収容能力(定員×興行回数)×興行日数

② 不動産事業
(A) 概要
不動産事業部門におきましては、アポロビルにおいて、昨年10月、耐震補強工事に着手したほか、中央監視装置、防災設備、空調機等の更新工事、防犯カメラ更新・増設工事、2階及び3階共用部照明のLED化工事を実施し、ビルの機能及び安全性の向上と経費節減を図りました。ルシアスビルにおいても、防犯カメラ更新・増設工事を継続し、空調制御システム及び空調機の更新を段階的に進めるなど、より安全・快適なビルづくりを推進したほか、昨年1月に新設した15階の眺望のよい屋内ステージ「あべのAステージ・スカイコート」、リニューアルした1階正面広場の「あべのAステージ」の運営をそれぞれ本格的に開始しました。また、アポロ・ルシアス両ビルにおいてフリーWI-FIスポットを設置し来館者の利便性向上を図ったほか、劇場事業と連携した誘客活動を進めました。賃貸収入の確保に向けて、空室部分への後継テナント誘致に注力し、期を通じて高いビル入居率を維持しました結果、駐車場収入等ビル付帯事業並びにその他の事業を含めたこの部門全体の収入合計は、1,804,196千円(前期比0.5%増)となり、営業原価控除後では425,873千円の営業総利益(前期比6.5%増)となりました。
(B) 営業成績
区分単位当事業年度
(平成29年2月1日から
平成30年1月31日まで)
前年同期比(%)
不動産賃貸収入千円1,552,8330.6
不動産付帯収入千円228,1991.0
その他事業収入千円23,163△6.9
合計千円1,804,1960.5
不動産賃貸
稼働率
アポロビル%99.4
あべのルシアス%96.6
合計%97.5

(注) 不動産賃貸稼働率=賃貸面積
賃貸可能面積

(2) キャッシュ・フロー
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動による収入が投資活動及び財務活動による支出を上回ったため、前事業年度末に比較して17,508千円(25.7%)増加し、当事業年度末は85,507千円となりました。
また、当事業年度中における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動で得られた資金は、税引前当期純利益の計上及び減価償却費等により425,352千円となりました。前事業年度と比較しますと、資産・負債勘定の増減により運転資本が増加したため、153,529千円(56.5%)収入額が増加しております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動で使用した資金は、固定資産の取得等により401,400千円となりました。前事業年度と比較しますと、短期貸付金の増加等により157,409千円(64.5%)支出額が増加しております。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動で使用した資金は、配当金の支払等により6,443千円となりました。前事業年度と比較しますと、前事業年度は減少した借入金が当事業年度には増加したため78,979千円(92.5%)支出額が減少しております。

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