有価証券報告書-第68期(2025/04/01-2026/03/31)

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2026/06/30 9:16
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有報資料

当期の日本経済は、米国による通商政策の影響等があったものの、景気はゆるやかに回復しました。しかしながら、2月末の米国・イスラエルによるイランへの軍事攻撃以降、周辺湾岸諸国への戦線拡大、ホルムズ海峡封鎖などにより中東情勢は緊迫化し、原油価格が高騰するなど、世界経済に大きな影響が及んでおり、我が国経済の先行きも極めて不透明な状況にあります。加えて、円安の定着、長期金利の上昇、米国の関税政策等の動向が国内景気に与える影響についても、引き続き注視が必要です。
一方、ゴルフ業界においては、団塊世代が75歳以上の後期高齢者となり、先行きゴルファー人口は減少していくことが予想されており、加えて、労働力不足に起因するキャディやコース管理人員の不足、新規採用の困難化など、構造的な問題を抱えています。更に、近年の諸物価高騰に伴うコース・施設維持費の増加、人件費の上昇、夏場の猛暑や豪雨等の天候不順、冬場の降雪等によるクローズの常態化などにより、ゴルフ場を取り巻く事業環境はますます厳しさが増しています。
こうした状況の中、当社は来場促進策の実施に加え、プレー料金・年会費等の値上げを実施するなど収益改善に努めているものの、来場者数の減少に加え、昨今は想定以上に物価、人件費、資材費・建設費等が高騰しており、収益の増加以上に費用が増加する傾向が続いています。
以上を踏まえて、当社が対処すべき課題を以下のとおり認識し、取り組んでまいります。
①2026年度は来場者数を増加させ、収支黒字化・資金繰り改善を図ることに注力してまいります。具体的には、来 場者計画56,000人の達成に向け、社内に「営業推進チーム」を新設し、コンペ獲得営業の強化や、キャディ不足時のセルフプレー運用拡大・予約組数の増加等、更なる来場者増加策に取り組むとともに、樹木伐採費の抑制など費用の削減にも可能な限り努め、2026年度予算の営業利益12,010千円を確保してまいります。
②各種購買・設備支出に当たっては、競争入札等によりコストの抑制・削減を徹底してまいります。
③クラブ開場後66年が経過する中、これまで先送りしてきた経年・老朽化設備の改修・更新は喫緊の課題となっています。2025年度はコース管理棟・機材倉庫の移転・新築工事を実施しましたが、今後もキャディ棟、クラブハウス付帯設備、更にはクラブハウス本体など、主に2028年度以降に改修・更新を予定していた経年設備・施設が数多くあります。これら全ての経年・老朽化設備の改修・更新を行うには多額の資金が必要になると想定される10年先を見通し、今から資金確保対策を含めて、計画的に取り組んでいく必要があります。
④一方、会員の高齢化や夏季の猛暑、将来のキャディ不足、事業運営の効率化、安全・サービスの向上等に資する新規投資案件についても検討が必要です。
こうした課題認識の下、2026年度は経年・老朽化設備の改修・更新と新規投資の両面から、10年先を見通した長期的な設備投資の方針について検討を行ってまいります。
なお、2026年度来場者計画56,000名を達成するための主な対策として、従来の施策に加え、1.キャディ不足時には「会員予約枠」や「会員フリー枠」等の組にセルフプレーをお願いすることにより予約受付制限を緩和し、予約受付組数の増加を図る、2.会員同伴ゲスト優待制度⦅昼食付の紹介適用日火曜日限定⦆を7/28~8/7に限り全週日に拡大、3.閑散期の予約組数が少ない週日(プレー当日から40日前の時点で、10組~15組以下の日)を対象に、ゲスト料金を割引くダイナミックプライシング(変動価格制)を導入、4.コンペ獲得のため予約開始日(3組以上コンペ)を現在の3ヶ月前から4ヶ月前に変更(8月予約受付分から)、5.その他「片側コンペの誘致拡大」などの集客営業の強化、を新たに実施します。併せて、平日会員募集等も実施することにより、来場者数及び収益の増加を図り、予算・計画の達成に努めてまいります。
また、一定の手元資金を確保するとともに、一時的な運転資金の不足リスクに備えて、銀行借り入れ含め、手元資金の確保・安定化を図るとともに、キャッシュ・フロー管理の徹底に努めてまいります。
コース管理につきましては、年間を通してベストなコースコンディションを提供していくため、外部のコースアドバイザーと契約し、その情報力を活かした管理技術によるコースメンテナンスを実施してまいります。

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