半期報告書-第59期(平成28年3月1日-平成29年2月28日)

【提出】
2016/11/28 9:17
【資料】
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【項目】
55項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間会計期間において、エルニーニョは解消したものの、7月まで台風が1つも発生せず8月以降に大量に発生するという異常な天候の影響か、梅雨前線が長期居座り濃霧に悩まされ、悪天候日数は昨年と同等であった。しかし、箱根大涌谷の噴火の影響がなくなり、ビジターの来場者が増加したことによって、来場者数は昨年に比べ795名の増加となった。
一方、転貸事業では当社所有物件の成約はなかったものの、管理収入や事務手数料収入の増加により昨年に比べ増収となった。
設備投資に関しては、10番ホール脇の小屋のリニューアル、別荘消火栓5基交換、街路灯の新設4ヵ所などを行った。さらにゴルフコースのグリーンでは、練習グリーン、1番、8番、11番、12番、13番の改良を行った。昨年の改良を加え13面が終了した。
この結果、当中間会計期間の業績は来場者の増加に加え営業経費の削減が6,066千円あったことにより、売上高は189,019千円(前年同期比102.2%)、営業利益は9,556千円(前年同期の営業損失646千円)、経常利益は13,384千円(前年同期比367.9%)となった。また、法人税等調整額が18,366千円となったため、中間純損失は5,115千円(前年同期の中間純損失3,515千円に対し145.5%) となった。
セグメント別の業績は、次のとおりである。
①ゴルフ場事業
ゴルフ場事業は、梅雨前線居座りによる濃霧等の厳しい自然環境はあったものの、噴火の影響がなくなったことにより、来場者数は昨年に比べ795人増の13,907人、ゴルフ場売上高は前年同期比5,165千円増の119,611千円となった。ゴルフ場事業収益は159,377千円(前年同期比102.6%)、セグメント利益は19,463千円(前年同期比193.4%)となった。
②転貸事業
転貸事業は転借地の売買が下期にずれ込んだが、管理収入や事務手数料収入の増加により、事業収益は29,642千円(前年同期比100.6%)、セグメント利益は5,971千円(前年同期比149.1%)となった。
なお、上記金額には消費税等は含まれていない。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前事業年度末に比べ25,267千円減少し、54,403千円となった。
また、当中間会計期間における各キャッシュ・フローは次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において営業活動の結果、減少した資金は10,875千円(前年同期は、15,931千円の減少)となった。これは主に税引前中間純利益13,402千円の計上、減価償却費11,698千円の計上、未払金の増加9,535千円、その他の負債の減少39,135千円によるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において投資活動の結果、減少した資金は3,538千円(前年同期は、1,242千円の増加)となった。これは主に有形固定資産の取得による支出3,578千円によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において財務活動の結果、減少した資金は10,854千円(前年同期は、10,155千円の減少)となった。これは主に長期借入金の返済による支出3,762千円、リース債務の返済による支出5,842千円によるものである。