半期報告書-第57期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2014/09/25 9:04
【資料】
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【項目】
47項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間会計期間における日本経済は、4月の消費税率引き上げにより、増税前の駆け込み需要の反動減が懸念された。しかし、落ち込みは大方の事前予想された範囲に収まり、今後景気は緩やかに上昇すると見込まれている。一方で、人手不足などが深刻化しており、景気回復に少なからず影響を与えている。当倶楽部でもキャディを中心に人手不足が表面化し始めており、今後のクラブ運営の大きな検討課題の一つとなっている。
当中間期の武蔵カントリー倶楽部では、前期から着工していた笹井コースのクラブハウス建替え及びコース改造工事が当初の予定通り完了し、平成26年4月1日に無事仮オープンを迎えることができた。同年9月12日には本オープンとなる予定である。
当中間期における営業日数は、笹井コースがクラブハウス建替え及びコース改造により3月31日まで休場中であったこと、4月1日からの笹井コース仮オープン期間中は、芝の状態を優先させるために営業日数や1日当りの来場者数を制限したこと、これらに加え、二度に渡る大雪の影響により9.5日間クローズとなったことから、前中間期より22.0日減少して102.0日となった。また、来場者数についても、前述と同様の理由により、メンバーが15,449名(前年同期比10.2%減)、ゲストが6,534名(前年同期比32.1%減)、合計で21,983名(前年同期比18.0%減)と減少した。コース別では、豊岡コースはメンバーが11,458名、ゲストが5,193名、合計で16,651名(前年同期比2.5%増)、笹井コースはメンバーが3,991名、ゲストが1,341名、合計で5,332名(前年同期比26.2%減)となった。
営業成績については、上記でも述べた影響により、業務収入は278,299千円(前年同期比19.5%減)、食堂売店売上も70,764千円(前年同期比19.6%減)といずれも減収となった。また、年会費については、129,344千円(前年同期比0.5%減)となり、売上高は合計で478,408千円(前年同期比15.1%減)となった。
売上原価については、業務費は笹井コースのクラブハウス建替えに伴う備品購入などにより、539,470千円(前年同期比12.9%増)、食堂売店費も同様の理由により、112,996千円(前年同期比22.6%増)となり、売上原価は合計で652,467千円(前年同期比14.5%増)となった。また、販売費及び一般管理費は、狭山市との相互帰属による付替道路工事を寄付金として計上したことなどにより、128,219千円(前年同期比31.7%増)となった。
以上の結果、営業損失は302,278千円(前年同期比192.0%増)となった。営業外収益は、新規入会者の減少により入会登録料が減収となったため、71,664千円(前年同期比43.1%減)となり、経常損失は230,731千円(前年同期は21,644千円の経常利益)となった。
特別損失として、笹井コースのファン移設などに伴うコース改造関連費24,105千円、笹井コース改造工事に伴う余剰土搬出などの解体撤去費39,128千円の他、笹井コース既存駐車場等の減損損失14,694千円などを計上し、税引前中間純損失は321,772千円(前年同期比3.9%増)となった。法人税等を差し引いた結果、中間純損失は321,997千円(前年同期比3.8%増)となった。
(2) キャッシュ・フロー
当中間会計期間末において、現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べ159,278千円増加し、399,294千円(前事業年度末比66.4%増)となった。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、営業活動の結果使用した資金は214,164千円(前年同期は238,578千円の獲得)であった。これは主に税引前中間純損失を321,772千円計上したことによるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、投資活動の結果得られた資金は326,042千円(前年同期は298,470千円の使用)であった。これは主に有価証券の償還や定期預金の払戻によるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間会計期間において、財務活動の結果得られた資金は47,400千円(前年同期比45.7%減)であった。これは主に会員預り金の増加によるものである。