①財政状態及び経営成績の状況
当社の60期における我が国の当社を取り巻く環境は、平成から令和という御代代わりが行われ10月22日には即位礼正殿の儀に190を超える国からの来賓を迎えるという国を挙げての慶事もありましたが、国内の実体経済を見てみますればまだまだ厳しい状況が続いております。11月20日に安倍首相の在任期間が通算2,887日に達し憲政史上最長の政権を継続し、政治的には一強体制を維持し安定した政権運営を続けておりますが、経済に目を転じますと主に貿易面における米中関係の悪化などから企業の業績は厳しさが増し、実質賃金の上昇も穏やかで景気の大幅な好転は望めないのが実状であります。しかしながら令和初の年末の株価は、好転の兆しが見えた米中貿易摩擦により若干ながら不安が後退し、23,000円台まで回復しました。また、来年開催される東京オリンピック・パラリンピックの開催等もあり国民の中に明るい期待感が広がっていることも事実であります。世界に目を向けますと孤立主義・保護主義を掲げる米国のトランプ政権は来年選挙の年を迎え、その結果によって日米の関係は大きな方向転換の可能性もあり、中東情勢の益々の不安定化、韓国の反日親北朝鮮という政権の在り方による東アジアの先行きに対する不安感の増大、また、年末に明るみに出た中国武漢発の新型コロナウイルスの世界に対する影響等、先行きは大変不透明であります。また、私共中小企業を取り巻く環境は依然として厳しく、政府が要求している主に大企業における賃金上昇についても実現の具体的な動きは鈍く、消費性向の上昇も期待しにくい状況であります。このような厳しい経済状況のなか、当社は社員の努力が結果に結びつき入場者は21年ぶりに年間入場者45,000名を超え、引き続き施設・設備の老朽化に伴う再投資の実施等を行いながらも、60期決算において、売上高は前期の372,936千円から383,881千円と10,945千円増加しました。売上原価は前期の354,085千円から343,210千円と10,875千円減少しましたが、一般管理費は前期の42,079千円から47,494千円と5,415千円増加した結果、営業損失は16,405千円の改善となりました。営業外損益は前期とほぼ同水準であり、経常損失は前期の19,852千円から3,265千円と損失が16,586千円改善しました。特別損益においても前期とほぼ同水準であり、当期純損失は前期の16,173千円から915千円と損失が15,257千円改善しました。財政状態については、積極的な設備投資を実施しておりますが、過去の設備投資による減価償却の影響や資金流出により、資産合計は21,586千円減少しております。
②キャッシュ・フローの状況
2020/03/26 10:18