半期報告書-第51期(平成29年10月1日-平成30年9月30日)

【提出】
2018/06/29 9:09
【資料】
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【項目】
46項目

業績等の概要

(1) 業績
当中間会計期間における我が国の経済は、輸出関連企業を中心に業績も好調で雇用環境も改善の傾向が継続しており、デフレ脱却に向けて緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、世界経済においては、北朝鮮問題やIS弱体化に伴う中東問題の混迷化に加え米国新政権の動向など、経済への悪影響が懸念されるなか先行きが不透明な状況が続いております。
また、当社の属するゴルフ業界においては、ゴルフ愛好者の高齢化や若年者のゴルフ離れ、個人消費の低迷によるプレー回数の減少に加え、同業他社との低価格競争による客単価の低下など、依然として厳しい経営環境にあります。
このような経営環境の中、当社は営業活動の強化による大口コンペの誘致、道後温泉を中心としたホテルとのパッケージ販売の強化、ネット予約業者との提携によるビジター顧客の抱え込み、平日にお得な食事付プランを実施するとともにインターネットによる予約受付を実施するなど、より一層の入場者確保に向けて取り組んで参りました。また、設備面におきましては、増加するセルフプレーヤーの利便性向上のため、グリーン周りのカート道路バイパス工事を実施するなど積極的に実施して参りました。財政面では、前事業年度に引き続き経費削減の施策を継続して実施し、収支改善に努めて参りました。
このような営業努力の成果により、入場者数は昨年10月の2度にわたる台風襲来等の影響があったにもかかわらず前中間会計期間に比し2,236名増加の17,980名となり、営業収益においても入場者数の大幅な増加により197,721千円と前中間会計期間に比し20,361千円(11.4%)の増収となりました。営業損益においては、入場者増加により営業収益が増加したものの販売費及び一般管理費を中心とした経費増加の影響により5,541千円(133.0%)増益の9,705千円の利益となり、経常損益でも同様に5,591千円(89.5%)増益の11,835千円の利益となりました。また、最終的な中間純損益においては、前中間会計期間に比し3,686千円(96.1%)増益の7,522千円の利益を計上することができました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間会計期間末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比し、1,970千円(6.7%)増加し、31,002千円となりました。
当中間会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、25,190千円と前中間会計期間に比し、5,268千円増加しました。
これは主に、税引前中間純利益額が増加したことと法人税等の還付があった為であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、△25,855千円と前中間会計期間に比し、45,185千円減少しました。
これは主に、定期性預金の預入による支出が増加した為であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2,634千円と前中間会計期間に比し、39,738千円増加しました。
これは主に、当中間会計期間において金融機関から新規借入を実施した為であります。