半期報告書-第58期(平成26年1月1日-平成26年12月31日)

【提出】
2014/09/30 14:00
【資料】
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【項目】
51項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、本半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
1 提出会社の代表者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する分析・検討内容
(1) 経営成績の分析
入場者が対前年同期比421名減少し、ゴルフ営業部門の収入は対前年同期比27千円減少いたしました。また、食堂売店喫茶売上も対前年同期比416千円減少し、9,522千円となりました。会費部門収入は、休会会員の掘起し等により対前年同期比555千円増加となり、その他部門は34千円減少となっております。この結果、営業収入全体では、対前年同期比77千円増加の150,394千円となりました。営業原価及び一般管理費の費用合計は、経費削減による売上原価の減少等により対前年同期比7,294千円減少の139,782千円となりました。諸経費の減少等により、営業利益10,612千円、中間純利益6,817千円となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産の部)
流動資産は43,126千円(前事業年度末比2,365千円減)となりました。減少の主な要因は、未収入金1,412千円減少等によるものであります。
固定資産は477,484千円(前事業年度末比313千円増)となりました。増加の主な要因は、保険積立金352千円増加等によるものであります。
(負債の部)
負債は、1,397,197千円(前事業年度末比8,869千円減)となりました。減少の主な要因は、未払費用2,090千円、未払消費税等2,728千円増加及び長期借入金17,346千円減少等によるものであります。
(純資産の部)
純資産の部合計は、△876,586千円(前事業年度末比6,817千円増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当社の資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローは、22,116千円(対前年同期比11,477千円増加)となりました。これは税引前中間純利益7,168千円、減価償却費3,343千円及び退職給付引当金の増加2,768千円等によるものであります。
また、投資活動によるキャッシュ・フローは、△352千円(対前年同期比33千円増加)となりました。これは保険積立金の積立による支出352千円によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは△20,947千円(対前年同期比3,605千円減少)となりました。これは長期借入金の返済による支出17,346千円等によるものであります。
これにより現金及び現金同等物の当中間期末残高は対前年同期比1,105千円減少し、27,789千円となりました。
2 事業等のリスクに記載した重要事象等についての分析・検討内容及び当該重要事象等を解消し、又は改善するための対応策
当社は、返済期限の到来した借入金の大部分について返済期限の再延長を行っていましたが、平成23年3月に策定した「再生計画」により、借入金の一部を20年後に返済する劣後債とし、残りを平成23年10月より20年間分割返済する契約を締結しております。また、当中間会計期間において営業利益を計上し、中間純利益となりましたが、過年度の減損損失等により債務超過に陥っております。このように、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。当社は、当該事象または状況を解消すべく、平成23年3月から公益財団法人日本生産性本部によるコンサルティングと高知県中小企業再生支援協議会、各金融機関により、「再生計画書」に基づく再生計画をスタートさせました。
なお、当中間会計期間の入場者は対前年同期比421名減少となりました。主要客層の高齢化が顕著に表れ、プレー回数の減少に繋がっています。また、より安くという要望が増加し、セルフプレーを選択する傾向が強く出ており、売上高の確保が難しくなっております。このような厳しい経営環境が続くものと予想されますが、この対策として一層の経費削減は勿論、営業収入確保のため次のような施策を継続、実行して参ります。
①立地性を活かしたゴルフ&ビアの強化。
②営業力を強化しコンペ獲得や集客増を図る。
③シニア・レディースデーの充実と活性化。
④企画の周知をより早く行う。
⑤特別料金等を織り交ぜてメリハリのある営業活動を行う。