有価証券報告書-第51期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)
(1)オリックスグループの対処すべき課題
① 会社の経営の基本方針
オリックスグループは以下の企業理念および経営方針を定めています。
[企業理念]
・オリックスグループは、たえず市場の要請を先取りし、先進的・国際的な金融サービス事業を通じて、新しい価値と環境の創造を目指し、社会に貢献してまいります。
[経営方針]
・オリックスグループは、お客様の多様な要請に対し、たえず質の高いサービスを提供し、強い信頼関係の
確立を目指します。
・オリックスグループは、連結経営により、すべての経営資源を結集し、経営基盤の強化と持続的な成長を
目指します。
・オリックスグループは、人材の育成と役職員の自己研鑽による資質の向上を通じ、働く喜びと誇りを共感
できる風土の醸成を目指します。
・オリックスグループは、この経営方針の実践を通じて、中長期的な株主価値の増大を目指します。
② 目標とする経営指標
オリックスグループは持続的な成長に向けて、収益力の観点から当社株主に帰属する当期純利益を、資本効率の観点からROE(株主資本・当社株主に帰属する当期純利益率)を、資産効率の観点からROA(総資本・当社株主に帰属する当期純利益率)を経営指標としています。手数料ビジネスなどの収益機会の拡大によって資本効率を高めるとともに、事業機会を捉えた優良な資産拡大によって資産効率の向上に努めることで、ROE10%程度の安定的な実現を目指します。
上記の経営指標の過去3年間の推移は以下のとおりです。
③ 中長期的な会社の経営戦略
オリックスグループは、市場環境の変化に機敏かつ柔軟に対応しながら経営を行うことが重要であると考えています。オリックスグループの事業は、法人金融サービス事業部門、メンテナンスリース事業部門、不動産事業部門、事業投資事業部門、リテール事業部門、海外事業部門という6つのセグメントで代表される多様な事業で構成されており、分散されたポートフォリオをもつことでグループ全体のリスクコントロールを行っています。同時に国内外の広い事業基盤や顧客基盤から得られる情報をグループ全体で共有し、様々な視点から収益機会を獲得できるようにしています。
資金調達面においては、金融機関借入、各種市場からの社債発行およびオリックス銀行における預金調達を主たる調達手段として、多様な調達源からの長期資金を高い水準で保つことで安定的な財務基盤を維持しています。
事業ポートフォリオの分散による事業展開を軸としながら、引き続き中期的な経営戦略である“「金融+サービス」の加速化”、“アジア等新興国の成長を取り込む”を推進していきます。また、“中長期的な成長に向けた新機軸の確立”を掲げ、環境の変化に応じた新たな事業機会への挑戦を目指していきます。
・“「金融+サービス」の加速化”:金融危機に伴う金融事業環境の構造的変化を経て、金融事業はより付加価値の高いサービスを提供することで収益性を高めていくことが求められています。オリックスグループは、既にメンテナンスリース事業や不動産運営事業、航空機リース事業、資産運用事業などのサービスを提供していますが、今後もこれまでに培った顧客基盤や知見、専門性を活かし、新しい分野への展開ならびにもう一歩進んだサービスの提供を進めていきます。
・“アジア等新興国の成長を取り込む”:アジア新興国では、中国は高成長から安定成長への政策転換中ではあるものの、その他の新興国では、先進国経済の復調もあり、高い成長力に注目した投資は拡大していくと見られます。オリックスグループでは、アジアをはじめとする新興国各国に築いてきた現地法人やローカルパートナーとのネットワークやこれまでの投資実績を活かしながら事業を拡大し、これらの地域の成長を取り込んでいきます。
・“中長期的な成長に向けた新機軸の確立”:事業環境やお客様のニーズは常に変化しており、既存事業についても、ビジネスモデルを変化させることで新たな収益機会の獲得が可能になると考えます。また同時に、事業部門を越えたグループ全体のコワークなどを通じて、将来の成長を支える新機軸を打ち立て、お客様や社会にとって価値のある商品やサービスを提供していきます。
各セグメントの事業内容および事業戦略は以下のとおりです。
④ 経営戦略を支える企業体質の進化
オリックスグループは、経営環境に柔軟かつ迅速に適応していく企業体質を、常に維持し進化させていくことが重要だと考えています。上記の事業戦略の実行に際して、以下の3つの打ち手に取り組んでいきます。
・「リスクマネジメントの更なる高度化」:中期的経営戦略の推進において、経営環境の変化や個別事業の特性をとらえた網羅性と透明性のあるリスクのモニタリングとコントロールを行います。また、財務の健全性も引き続き維持してまいります。
・「社会性と経済性を同時に満たす取引の積み重ね」:お客様にとって価値のある商品やサービスを提供し、オリックスグループの収益を向上させるとともに、コンプライアンスや環境への配慮など社会性も意識した取引を積み重ねてまいります。
・「価値ある職場づくり」:国籍・年齢・性別・職歴・学歴・雇用形態などの異なるすべての社員が働きがい、生きがいを感じられる職場づくりを進めることで、グローバルな組織としての力を一層高めることに注力してまいります。
(2)財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、当連結会計年度末時点では、会社の経営を支配できる議決権を保有する株主の取り扱いについての基本的な対処方法は定めていません。また、当連結会計年度末時点では、買収防衛策は導入していません。
なお、本事項については、法令変更や環境変化を踏まえ、今後とも慎重に検討を進め、必要があれば対処致します。
① 会社の経営の基本方針
オリックスグループは以下の企業理念および経営方針を定めています。
[企業理念]
・オリックスグループは、たえず市場の要請を先取りし、先進的・国際的な金融サービス事業を通じて、新しい価値と環境の創造を目指し、社会に貢献してまいります。
[経営方針]
・オリックスグループは、お客様の多様な要請に対し、たえず質の高いサービスを提供し、強い信頼関係の
確立を目指します。
・オリックスグループは、連結経営により、すべての経営資源を結集し、経営基盤の強化と持続的な成長を
目指します。
・オリックスグループは、人材の育成と役職員の自己研鑽による資質の向上を通じ、働く喜びと誇りを共感
できる風土の醸成を目指します。
・オリックスグループは、この経営方針の実践を通じて、中長期的な株主価値の増大を目指します。
② 目標とする経営指標
オリックスグループは持続的な成長に向けて、収益力の観点から当社株主に帰属する当期純利益を、資本効率の観点からROE(株主資本・当社株主に帰属する当期純利益率)を、資産効率の観点からROA(総資本・当社株主に帰属する当期純利益率)を経営指標としています。手数料ビジネスなどの収益機会の拡大によって資本効率を高めるとともに、事業機会を捉えた優良な資産拡大によって資産効率の向上に努めることで、ROE10%程度の安定的な実現を目指します。
上記の経営指標の過去3年間の推移は以下のとおりです。
| 平成24年3月期 | 平成25年3月期 | 平成26年3月期 | |
| 当社株主に帰属する当期純利益(百万円) | 83,509 | 111,909 | 186,794 |
| ROE(%) | 6.2 | 7.4 | 10.5 |
| ROA(%) | 0.99 | 1.33 | 2.13 |
③ 中長期的な会社の経営戦略
オリックスグループは、市場環境の変化に機敏かつ柔軟に対応しながら経営を行うことが重要であると考えています。オリックスグループの事業は、法人金融サービス事業部門、メンテナンスリース事業部門、不動産事業部門、事業投資事業部門、リテール事業部門、海外事業部門という6つのセグメントで代表される多様な事業で構成されており、分散されたポートフォリオをもつことでグループ全体のリスクコントロールを行っています。同時に国内外の広い事業基盤や顧客基盤から得られる情報をグループ全体で共有し、様々な視点から収益機会を獲得できるようにしています。
資金調達面においては、金融機関借入、各種市場からの社債発行およびオリックス銀行における預金調達を主たる調達手段として、多様な調達源からの長期資金を高い水準で保つことで安定的な財務基盤を維持しています。
事業ポートフォリオの分散による事業展開を軸としながら、引き続き中期的な経営戦略である“「金融+サービス」の加速化”、“アジア等新興国の成長を取り込む”を推進していきます。また、“中長期的な成長に向けた新機軸の確立”を掲げ、環境の変化に応じた新たな事業機会への挑戦を目指していきます。
・“「金融+サービス」の加速化”:金融危機に伴う金融事業環境の構造的変化を経て、金融事業はより付加価値の高いサービスを提供することで収益性を高めていくことが求められています。オリックスグループは、既にメンテナンスリース事業や不動産運営事業、航空機リース事業、資産運用事業などのサービスを提供していますが、今後もこれまでに培った顧客基盤や知見、専門性を活かし、新しい分野への展開ならびにもう一歩進んだサービスの提供を進めていきます。
・“アジア等新興国の成長を取り込む”:アジア新興国では、中国は高成長から安定成長への政策転換中ではあるものの、その他の新興国では、先進国経済の復調もあり、高い成長力に注目した投資は拡大していくと見られます。オリックスグループでは、アジアをはじめとする新興国各国に築いてきた現地法人やローカルパートナーとのネットワークやこれまでの投資実績を活かしながら事業を拡大し、これらの地域の成長を取り込んでいきます。
・“中長期的な成長に向けた新機軸の確立”:事業環境やお客様のニーズは常に変化しており、既存事業についても、ビジネスモデルを変化させることで新たな収益機会の獲得が可能になると考えます。また同時に、事業部門を越えたグループ全体のコワークなどを通じて、将来の成長を支える新機軸を打ち立て、お客様や社会にとって価値のある商品やサービスを提供していきます。
各セグメントの事業内容および事業戦略は以下のとおりです。
| 事業部門 (セグメント)の種類 | 事業内容 | 事業戦略 |
| 法人金融サービス 事業部門 | 融資事業、リース事業、 各種手数料ビジネス | ・グループ内の連携強化による顧客基盤の拡充 ・小口優良資産の積み上げ ・環境エネルギー関連ニーズ等の取り込みによる手数料拡大 |
| メンテナンスリース 事業部門 | 自動車リース事業、レンタカー事業、 カーシェアリング事業、測定機器・情報関連機器等の レンタル事業およびリース事業 | ・グループ横断的な営業活動の継続 ・高付加価値サービスの拡大 ・更なるシェア拡大と新規マーケットの開拓 |
| 不動産事業部門 | 不動産開発・賃貸・ファイナンス事業、 施設運営事業、不動産投資法人(REIT)の資産運用・管理事業、不動産投資顧問業 | ・良好な環境を捉えた資産の入れ替え、共同投資の推進 ・運営事業の強化 ・アセットマネジメント業務の強化による手数料ビジネスの拡大 |
| 事業投資事業部門 | 環境エネルギー関連事業、 プリンシパル・インベストメント事業、サービサー(債権回収)事業 | ・環境エネルギー分野への投資、事業運営の推進 ・サービサーの高い専門性を活用した収益機会の追求および再生事業の強化 ・国内外における事業投資の拡大 |
| リテール事業部門 | 生命保険事業、銀行事業および カードローン事業 | ・生命保険事業における、特徴ある新商品の開発と販売チャネルの拡大 ・オリックス銀行とオリックス・クレジットの一体運営によるカードローン事業の拡大 |
| 海外事業部門 | リース事業、融資事業、債券投資事業、投資銀行事業、アセットマネジメント事業、船舶・航空機関連事業 | ・米州における、高い専門性に基づく 「金融+サービス」の継続的な強化 ・アジアを中心にしたリース事業および新規投資の拡大 ・船舶・航空機事業における優良な資産の積 み上げ ・ロベコの運用資産拡大 |
④ 経営戦略を支える企業体質の進化
オリックスグループは、経営環境に柔軟かつ迅速に適応していく企業体質を、常に維持し進化させていくことが重要だと考えています。上記の事業戦略の実行に際して、以下の3つの打ち手に取り組んでいきます。
・「リスクマネジメントの更なる高度化」:中期的経営戦略の推進において、経営環境の変化や個別事業の特性をとらえた網羅性と透明性のあるリスクのモニタリングとコントロールを行います。また、財務の健全性も引き続き維持してまいります。
・「社会性と経済性を同時に満たす取引の積み重ね」:お客様にとって価値のある商品やサービスを提供し、オリックスグループの収益を向上させるとともに、コンプライアンスや環境への配慮など社会性も意識した取引を積み重ねてまいります。
・「価値ある職場づくり」:国籍・年齢・性別・職歴・学歴・雇用形態などの異なるすべての社員が働きがい、生きがいを感じられる職場づくりを進めることで、グローバルな組織としての力を一層高めることに注力してまいります。
(2)財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当社は、当連結会計年度末時点では、会社の経営を支配できる議決権を保有する株主の取り扱いについての基本的な対処方法は定めていません。また、当連結会計年度末時点では、買収防衛策は導入していません。
なお、本事項については、法令変更や環境変化を踏まえ、今後とも慎重に検討を進め、必要があれば対処致します。