有価証券報告書-第66期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
① 前期比分析
売上高につきましては、シルバー事業、病院関連事業、病院清掃を中心とした清掃事業が好調に推移した一方、ホテル・旅館の稼働率低下に伴い、寝具・リネンサプライ事業及びリネンサプライ事業者向けのクリーニング設備製造事業が大きく減収となったほか、患者の受診控えや医療機関の外来診療縮小、緊急事態宣言下における飲食店等に対する休業要請などを背景に、調剤薬局事業やリースキン事業が減収となるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響により前年同期比減収となりました。
利益面につきましては、好調に推移したシルバー事業、病院関連事業、病院清掃事業の利益貢献に加え、コスト低減に努めたものの、減収となった事業の利益減等により、営業利益が前年同期比減益となりました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績については、売上高118,009百万円(前年同期比2,799百万円減、2.3%減)、営業利益7,294百万円(前年同期比613百万円減、7.8%減)、経常利益8,050百万円(前年同期比131百万円減、1.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5,481百万円(前年同期比226百万円増、4.3%増)となりました。
[セグメント別状況]
(単位:百万円)
(注) 調整額は、主に事業セグメントに帰属しない一般管理費及びセグメント間取引消去であります。
a.健康生活サービス
新型コロナウイルス感染拡大に伴いホテル・旅館の稼働率が低下したことによる寝具・リネンサプライ事業及びクリーニング設備製造事業への影響等により、当連結会計年度は、前年同期比減収減益となりました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を特に大きく受けた上半期は、売上・利益ともに前年同期を下回ったものの、年間を通して好調に推移したシルバー事業の介護用品レンタルや、病院関連事業の戦略商品である「入院セット」「ネクサージ」の貢献により、下半期は売上・利益ともに前年同期を上回りました。
(参考:主な指標等)
・病院関連事業
入院セット売上高の推移 ネクサージ売上高の推移

・シルバー事業
介護用品直販レンタル売上の推移

※出所:厚生労働省「介護給付費等実態統計」
b.調剤サービス
当期7店舗の出店及び2店舗の閉店により、138店舗の事業展開となりました。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、長期処方が増加したことにより処方箋単価は上昇したものの、患者の受診控えや医療機関の外来診療縮小等により処方箋枚数が減少し、前年同期比減収となりました。利益面につきましては、技術料売上の減少に伴い利益が減少したものの、売上原価及び販管費の低減に努めた結果、前年同期比増益となりました。
(参考:主な指標等)
処方せん枚数、単価の推移

調剤基本料の内訳及び
後発医薬品調剤体制加算による売上高 在宅調剤売上高 地域支援体制加算の算定店舗数

c.環境サービス
感染症対策需要により病院清掃を中心に清掃事業が好調に推移し、リースキン事業においても衛生関連商品の売上が伸長しました。しかしながら、リースキン事業の取引先である飲食店等の業況悪化の影響は大きく、前年同期比減収となりました。利益面につきましては、売上原価及び販管費の低減に努めたものの、売上減少に伴う利益減等により、前年同期を僅かに下回りました。
(参考:主な指標等)
清掃事業の売上推移

② 数値目標(計画)比分析
当連結会計年度につきましては、売上高121,381百万円、営業利益6,275百万円を数値目標として掲げ、その達成に向けて取り組んでまいりました。
売上高につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により各セグメント計画未達となり、計画比3,371百万円減(2.8%減)の118,009百万円となりました。
営業利益につきましては、好調に推移したシルバー事業、病院関連事業、病院清掃を中心とした清掃事業の利益貢献に加え、全社においてコスト低減に努めた結果、計画比1,018百万円増(16.2%増)の7,294百万円となりました。
[セグメント別状況]
(単位:百万円)
(注) 調整額は、主に事業セグメントに帰属しない一般管理費及びセグメント間取引消去であります。
a.健康生活サービス
病院関連事業、シルバー事業が好調に推移したものの、寝具・リネンサプライ事業及びクリーニング設備製造事業への新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、計画比減収となりました。利益面につきましては、病院関連事業、シルバー事業の計画比増収に伴う利益増に加え、販管費の低減に努めた結果、計画比増益となりました。
b.調剤サービス
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、長期処方が増加したことにより処方箋単価は上昇したものの、患者の受診控えや医療機関の外来診療縮小等により処方箋枚数が減少し、計画比減収となりました。利益面につきましては、売上計画未達による利益の減少はあるものの、売上原価及び販管費の低減に努めた結果、計画比増益となりました。
c.環境サービス
病院清掃を中心とした清掃事業が好調に推移し、太陽光事業についても計画比増収となったものの、リースキン事業の取引先である飲食店等の業況悪化の影響は大きく、計画比減収となりました。利益面につきましては、清掃事業、太陽光事業の計画比増収に伴う利益増に加え、売上原価の削減、販管費の低減に努めた結果、計画比増益となりました。
(2) 財政状態の状況
① 資産
当連結会計年度末の総資産合計は、前連結会計年度末の97,031百万円から5,149百万円増加し、102,180百万円となりました。これは、有価証券が291百万円、建物及び構築物が488百万円減少したものの、現金及び預金が2,945 百万円、投資有価証券が1,632百万円、差入保証金(投資その他の資産「その他」)が568百万円増加したことが主 な要因となっております。
② 負債
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末の28,210百万円から91百万円増加し、28,302百万円となりました。これは、未払金が323百万円、短期借入金が170百万円減少したものの、退職給付に係る負債が194百万円、 支払手形及び買掛金が191百万円、繰延税金負債が154百万円増加したことが主な要因となっております。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末の68,821百万円から5,057百万円増加し、73,878百万円となりました。これは、配当金の支払いによる減少が1,068百万円、自己株式の取得による減少が176百万円あったも のの、親会社株主に帰属する当期純利益5,481百万円の計上、その他有価証券評価差額金が790百万円増加したことが主な要因となっております。
この結果、自己資本比率は71.8%(前連結会計年度末比1.4%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,066百万円(9.6%)増加し、当連結会計年度末には34,987百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動により得られた資金は、9,229百万円(前年同期比946百万円増、11.4%増)となりました。
この主な要因は、税金等調整前当期純利益7,944百万円、減価償却費3,553百万円、退職給付に係る負債の増加129百万円、仕入債務の増加215百万円による資金増加要因が、たな卸資産の増加285百万円、法人税等の支払2,640百万円による資金減少要因を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動により支出した資金は、4,195百万円(前年同期比685百万円増、19.5%増)となりました。
この主な要因は、有形固定資産の取得2,687百万円、無形固定資産の取得591百万円、投資有価証券の取得726百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動により支出した資金は、1,974百万円(前年同期比948百万円減、32.5%減)となりました。
この主な要因は、長期借入金の返済570百万円、自己株式の取得176百万円、配当金の支払1,068百万円によるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性について
① 資本の財源
当社グループは、当連結会計年度末において3,876百万円の有利子負債残高があります。財政基盤の強化については収益力及び資産効率の向上によることを基本としております。
② 資金の流動性管理
当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の31,920百万円に比べて3,066百万円増加し、当連結会計年度末には34,987百万円となりました。
資金の流動性については、事業規模に応じた現金及び現金同等物の適正額を維持することとしております。また、グループ内の資金効率を高めるため、余資は当社に集中し、不足するグループ会社に配分する制度を運用しております。
なお、キャッシュ・フローの関連数値は以下のとおりであります。
(5) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されており、連結財務諸表の作成にあたっては、連結決算日における資産・負債及び当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える事項について、過去の実績や現在の状況に応じ合理的と考えられるさまざまな要因に基づき見積りを行ったうえで、継続して評価を行っております。ただし、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事業への影響は「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループにおいて影響が見込まれるものの、ワクチン接種等により今後緩やかに回復していくと仮定を置き、当連結会計年度末時点で入手可能な情報に基づき、会計上の見積りを行っております。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
① 前期比分析
売上高につきましては、シルバー事業、病院関連事業、病院清掃を中心とした清掃事業が好調に推移した一方、ホテル・旅館の稼働率低下に伴い、寝具・リネンサプライ事業及びリネンサプライ事業者向けのクリーニング設備製造事業が大きく減収となったほか、患者の受診控えや医療機関の外来診療縮小、緊急事態宣言下における飲食店等に対する休業要請などを背景に、調剤薬局事業やリースキン事業が減収となるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響により前年同期比減収となりました。
利益面につきましては、好調に推移したシルバー事業、病院関連事業、病院清掃事業の利益貢献に加え、コスト低減に努めたものの、減収となった事業の利益減等により、営業利益が前年同期比減益となりました。
以上の結果、当連結会計年度の経営成績については、売上高118,009百万円(前年同期比2,799百万円減、2.3%減)、営業利益7,294百万円(前年同期比613百万円減、7.8%減)、経常利益8,050百万円(前年同期比131百万円減、1.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益5,481百万円(前年同期比226百万円増、4.3%増)となりました。
[セグメント別状況]
(単位:百万円)
| 2020年3月期 | 2021年3月期 | 増減額 | 増減率 | ||
| 売上高 | 120,809 | 118,009 | △2,799 | △2.3% | |
| 健康生活サービス | 61,953 | 60,631 | △1,321 | △2.1% | |
| 調剤サービス | 45,053 | 44,098 | △954 | △2.1% | |
| 環境サービス | 13,596 | 13,072 | △523 | △3.9% | |
| その他 | 206 | 206 | 0 | 0.1% | |
| 営業利益 | 7,908 | 7,294 | △613 | △7.8% | |
| 健康生活サービス | 6,074 | 5,403 | △671 | △11.1% | |
| 調剤サービス | 2,917 | 3,006 | 88 | 3.0% | |
| 環境サービス | 967 | 944 | △23 | △2.4% | |
| その他 | 29 | 31 | 2 | 7.9% | |
| 調整額(注) | △2,081 | △2,091 | △10 | - | |
(注) 調整額は、主に事業セグメントに帰属しない一般管理費及びセグメント間取引消去であります。
a.健康生活サービス
新型コロナウイルス感染拡大に伴いホテル・旅館の稼働率が低下したことによる寝具・リネンサプライ事業及びクリーニング設備製造事業への影響等により、当連結会計年度は、前年同期比減収減益となりました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を特に大きく受けた上半期は、売上・利益ともに前年同期を下回ったものの、年間を通して好調に推移したシルバー事業の介護用品レンタルや、病院関連事業の戦略商品である「入院セット」「ネクサージ」の貢献により、下半期は売上・利益ともに前年同期を上回りました。
| 売上高 | 60,631百万円 | (前年同期比 1,321百万円減、 | 2.1%減) |
| 営業利益 | 5,403百万円 | (前年同期比 671百万円減、 | 11.1%減) |
(参考:主な指標等)
・病院関連事業
入院セット売上高の推移 ネクサージ売上高の推移

・シルバー事業
介護用品直販レンタル売上の推移

※出所:厚生労働省「介護給付費等実態統計」
b.調剤サービス
当期7店舗の出店及び2店舗の閉店により、138店舗の事業展開となりました。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、長期処方が増加したことにより処方箋単価は上昇したものの、患者の受診控えや医療機関の外来診療縮小等により処方箋枚数が減少し、前年同期比減収となりました。利益面につきましては、技術料売上の減少に伴い利益が減少したものの、売上原価及び販管費の低減に努めた結果、前年同期比増益となりました。
| 売上高 | 44,098百万円 | (前年同期比 954百万円減、 | 2.1%減) |
| 営業利益 | 3,006百万円 | (前年同期比 88百万円増、 | 3.0%増) |
(参考:主な指標等)
処方せん枚数、単価の推移

調剤基本料の内訳及び
後発医薬品調剤体制加算による売上高 在宅調剤売上高 地域支援体制加算の算定店舗数

c.環境サービス
感染症対策需要により病院清掃を中心に清掃事業が好調に推移し、リースキン事業においても衛生関連商品の売上が伸長しました。しかしながら、リースキン事業の取引先である飲食店等の業況悪化の影響は大きく、前年同期比減収となりました。利益面につきましては、売上原価及び販管費の低減に努めたものの、売上減少に伴う利益減等により、前年同期を僅かに下回りました。
| 売上高 | 13,072百万円 | (前年同期比 523百万円減、 | 3.9%減) |
| 営業利益 | 944百万円 | (前年同期比 23百万円減、 | 2.4%減) |
(参考:主な指標等)
清掃事業の売上推移

② 数値目標(計画)比分析
当連結会計年度につきましては、売上高121,381百万円、営業利益6,275百万円を数値目標として掲げ、その達成に向けて取り組んでまいりました。
売上高につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により各セグメント計画未達となり、計画比3,371百万円減(2.8%減)の118,009百万円となりました。
営業利益につきましては、好調に推移したシルバー事業、病院関連事業、病院清掃を中心とした清掃事業の利益貢献に加え、全社においてコスト低減に努めた結果、計画比1,018百万円増(16.2%増)の7,294百万円となりました。
[セグメント別状況]
(単位:百万円)
| 2021年3月期 | 増減額 | 増減率 | |||
| 計画 | 実績 | ||||
| 売上高 | 121,381 | 118,009 | △3,371 | △2.8% | |
| 健康生活サービス | 61,658 | 60,631 | △1,026 | △1.7% | |
| 調剤サービス | 45,996 | 44,098 | △1,897 | △4.1% | |
| 環境サービス | 13,538 | 13,072 | △466 | △3.4% | |
| その他 | 187 | 206 | 19 | 10.4% | |
| 営業利益 | 6,275 | 7,294 | 1,018 | 16.2% | |
| 健康生活サービス | 5,177 | 5,403 | 225 | 4.4% | |
| 調剤サービス | 2,612 | 3,006 | 394 | 15.1% | |
| 環境サービス | 779 | 944 | 165 | 21.2% | |
| その他 | 8 | 31 | 22 | 264.7% | |
| 調整額(注) | △2,302 | △2,091 | 210 | - | |
(注) 調整額は、主に事業セグメントに帰属しない一般管理費及びセグメント間取引消去であります。
a.健康生活サービス
病院関連事業、シルバー事業が好調に推移したものの、寝具・リネンサプライ事業及びクリーニング設備製造事業への新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、計画比減収となりました。利益面につきましては、病院関連事業、シルバー事業の計画比増収に伴う利益増に加え、販管費の低減に努めた結果、計画比増益となりました。
| 売上高 | 60,631百万円 | (計画比 1,026百万円減、 | 1.7%減) |
| 営業利益 | 5,403百万円 | (計画比 225百万円増、 | 4.4%増) |
b.調剤サービス
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、長期処方が増加したことにより処方箋単価は上昇したものの、患者の受診控えや医療機関の外来診療縮小等により処方箋枚数が減少し、計画比減収となりました。利益面につきましては、売上計画未達による利益の減少はあるものの、売上原価及び販管費の低減に努めた結果、計画比増益となりました。
| 売上高 | 44,098百万円 | (計画比 1,897百万円減、 | 4.1%減) |
| 営業利益 | 3,006百万円 | (計画比 394百万円増、 | 15.1%増) |
c.環境サービス
病院清掃を中心とした清掃事業が好調に推移し、太陽光事業についても計画比増収となったものの、リースキン事業の取引先である飲食店等の業況悪化の影響は大きく、計画比減収となりました。利益面につきましては、清掃事業、太陽光事業の計画比増収に伴う利益増に加え、売上原価の削減、販管費の低減に努めた結果、計画比増益となりました。
| 売上高 | 13,072百万円 | (計画比 466百万円減、 | 3.4%減) |
| 営業利益 | 944百万円 | (計画比 165百万円増、 | 21.2%増) |
(2) 財政状態の状況
① 資産
当連結会計年度末の総資産合計は、前連結会計年度末の97,031百万円から5,149百万円増加し、102,180百万円となりました。これは、有価証券が291百万円、建物及び構築物が488百万円減少したものの、現金及び預金が2,945 百万円、投資有価証券が1,632百万円、差入保証金(投資その他の資産「その他」)が568百万円増加したことが主 な要因となっております。
② 負債
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末の28,210百万円から91百万円増加し、28,302百万円となりました。これは、未払金が323百万円、短期借入金が170百万円減少したものの、退職給付に係る負債が194百万円、 支払手形及び買掛金が191百万円、繰延税金負債が154百万円増加したことが主な要因となっております。
③ 純資産
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末の68,821百万円から5,057百万円増加し、73,878百万円となりました。これは、配当金の支払いによる減少が1,068百万円、自己株式の取得による減少が176百万円あったも のの、親会社株主に帰属する当期純利益5,481百万円の計上、その他有価証券評価差額金が790百万円増加したことが主な要因となっております。
この結果、自己資本比率は71.8%(前連結会計年度末比1.4%増)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,066百万円(9.6%)増加し、当連結会計年度末には34,987百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動により得られた資金は、9,229百万円(前年同期比946百万円増、11.4%増)となりました。
この主な要因は、税金等調整前当期純利益7,944百万円、減価償却費3,553百万円、退職給付に係る負債の増加129百万円、仕入債務の増加215百万円による資金増加要因が、たな卸資産の増加285百万円、法人税等の支払2,640百万円による資金減少要因を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動により支出した資金は、4,195百万円(前年同期比685百万円増、19.5%増)となりました。
この主な要因は、有形固定資産の取得2,687百万円、無形固定資産の取得591百万円、投資有価証券の取得726百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動により支出した資金は、1,974百万円(前年同期比948百万円減、32.5%減)となりました。
この主な要因は、長期借入金の返済570百万円、自己株式の取得176百万円、配当金の支払1,068百万円によるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性について
① 資本の財源
当社グループは、当連結会計年度末において3,876百万円の有利子負債残高があります。財政基盤の強化については収益力及び資産効率の向上によることを基本としております。
② 資金の流動性管理
当社グループの現金及び現金同等物は、前連結会計年度末の31,920百万円に比べて3,066百万円増加し、当連結会計年度末には34,987百万円となりました。
資金の流動性については、事業規模に応じた現金及び現金同等物の適正額を維持することとしております。また、グループ内の資金効率を高めるため、余資は当社に集中し、不足するグループ会社に配分する制度を運用しております。
なお、キャッシュ・フローの関連数値は以下のとおりであります。
| 2019年3月期末 | 2020年3月期末 | 2021年3月期末 | |
| 現金及び現金同等物(百万円) | 30,069 | 31,920 | 34,987 |
| 有利子負債(百万円) | 4,763 | 4,176 | 3,876 |
| 自己資本比率(%) | 68.7 | 70.5 | 71.8 |
(5) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されており、連結財務諸表の作成にあたっては、連結決算日における資産・負債及び当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える事項について、過去の実績や現在の状況に応じ合理的と考えられるさまざまな要因に基づき見積りを行ったうえで、継続して評価を行っております。ただし、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う事業への影響は「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、当社グループにおいて影響が見込まれるものの、ワクチン接種等により今後緩やかに回復していくと仮定を置き、当連結会計年度末時点で入手可能な情報に基づき、会計上の見積りを行っております。