2019年から2021年からの3ヵ年の中期目標は「化:時代が求めている企業へ化ける」であり、社会や時代に適した企業に進化していかなければ、生き残れないと考えております。その第一歩である2019年は「化けたと結果を出す一年目」をスローガンとして、これまでに我々が作り出してきた企業群、すなわち、各種施設の企画・設計から建築・内装・設備等の施工、設備機器メンテナンスやビル管理まで総合的に請け負うという、他に見ないこのユニークなスタイルを当社グループ全26社で確立し、新たなるステージ(目標)に到達できるよう、いかなる環境下においても真摯に邁進してまいります。
本年度は、第1四半期において顧客が事業展開や設備投資に対してやや慎重になっていたことと、当社単体で現在工事進行中の大型案件の第1期工事の引渡し時期が第4四半期に変更されたこと、加えて、当社連結子会社においても請負先のゼネコン各社の工程進捗の遅れによる工期変更により、当第2四半期にて売上計上予定であった物件の引渡しが下期に繰延べとなったことなどから、当第2四半期連結累計期間の売上高は2019年2月14日に公表した期初予想を下回りました。また、これまで積極的に行ってまいりました人材採用・人材育成の効果が顕在化し、当第2四半期連結累計期間の売上総利益率は過去最高水準を達成しましたが、売上高減少分の売上総利益を補うまでには至らず、その他、営業外費用としてシンジケートローン手数料86百万円を計上したこともあり、当第2四半期連結累計期間の営業利益及び経常利益も期初予想を下回りました。なお、特別利益として、保有株式の一部売却による投資有価証券売却益517百万円を計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純利益が発生し、期初予想を上回りました。
通期の業績につきましては、本年度の売上傾向は下期偏重型であることに加え、前述のとおり、工期が当初より伸びている案件について下期での完工が予定されていること、またロスを削減し、売上総利益率を高める社内体制が整いつつあることなどから、時期のずれはあっても見込みどおり進捗していると判断しており、期初業績予想は修正しておりません。以上の結果、当第2四半期連結累計期間は、売上高159億8千3百万円(前年同四半期比20.4%減)、営業損失4千8百万円(前年同四半期は営業利益5億1百万円)、経常損失9千8百万円(前年同四半期は経常利益4億9千5百万円)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億9千1百万円(前年同四半期比32.2%減)となりました。
2019/08/09 10:31